中国旅行記
**上海編**
★★★★★ 上海旅行記 ★★★★★ 1999.5.1〜5.4
【1】5/1(土) 夜の上海へ!
☆いきなりハプニング!
空港までは順調に到着。続いてJTBカウンターで受付をすると
「大変申し訳ございませんが、本日御出発のMU524便が遅れて
おりまして定刻13:50分が16:00となりました。」との説明。
中国の航空会社はよく遅れることがあるときいてはいたものの・・
これは思いもよらないことでした。。
でも、おわびとして航空会社(中国東方航空)より空港内で使える
1,000円分の食事券が出てそれで昼食になったのでそれはそれで
よかったと思います。
でもとても時間が空いてしまったので空港内を歩きまわっていたら
展望台を発見。空港にこんな所があるとは今まで気がつかなかった
もののそこはやはり出発待ちの人たちが本読んだり寝ていたりそれぞれ
の時間を過ごしていました。
☆上海の夜景は素晴らしい
2時間遅れで出発して、上海に到着した時は薄暗くガイドに会って外に
出る時はもう真っ暗に!しかし外に出た瞬間にカラフルなネオンに圧倒
されました。(ここは香港かと錯覚してしまいそうでした)
そしてホテルへのバスの中からずっと夜の上海の街を眺めてただ感心。
その光景はまさに「東洋の魔都」と言われている上海のものでした。
そして度肝を抜かれたのは浦東(ほとう)新区を通った時に見た
TV塔。これは「東方明珠塔」といい、バスに乗っている観光客全員が
「あれは何?!すごい!」と話して強烈に目に焼きついたようです。
そして20時半すぎにホテルに着いて、部屋に荷物を置いてすぐに
「外灘(バンド)」へ。
(外灘とは、ここに来なければ上海に来た意味がないと言われる程
有名な場所で租界時代に建てられた欧米様式の荘厳な建物と
対岸にはテレビ塔や貿易センターがずらりとならぶ現代上海を
象徴する場所)
まだ着いたばかりで地理が不明なもののとにかく地図見ながら
歩き、15分くらい歩くとついに外灘に到着!そこはすごい
人で歩くこともままならないくらいの混みよう(中国も5/1〜3が
休日)で、みんな写真撮ったりしていました。自分も中国人に混じって
デジカメで夜景撮りました(笑)。
それにしてもほんとうに外灘の夜景はきれいで夢の世界のようでした。
【2】5/2(日) 蘇州へ
☆歴史ある蘇州へ
2日目は「蘇州日帰り観光」というオプショナルツアーに参加しました。
(蘇州は上海の隣の街で、運河が各所にある水の都。東洋のベニスとも
言われるほど美しい街。また歴史も紀元前514年からと上海とは
対称的な中国古来の街です。)
上海から約1時間半バスで移動。しばらく走ると高層ビル群が途切れて
田園風景が続きました。
まず最初に「寒山寺」へ。ここは「除夜の鐘」発祥の地として有名な
場所。日本の静岡にも「寒山寺」があるそうで(そのあたりは松っちゃん
に問い合わせてみましょう(笑))そこはここから鐘を持っていった寺
だそうです。
ガイトさんが言うにはこの寺は大晦日には日本人であふれかえるそうで
「その日だけは日本人優先、中国人は遠慮します」とのこと。
そして次に行ったのは、蘇州の四大名園の1つである「留園」。
すごくきれいな庭園で中でも見ものは「太湖石」と呼ばれる穴のあいた
庭石。これが自然のものとはとうてい信じ難いのですが、自然のもの
だそうです。
そのあと刺繍とシルクのお店へ。蘇州の刺繍は世界でも有名でなんでも
江沢民国家首席が他国を訪問する際にはよくおみやげとして持っていく
そうです。(証拠写真も見ました)
そして運河のほとりのお店でお昼となりました。
この旅行初めての中華料理でしたがとてもおいしかったです。
午後は蘇州の四大名園の中で最も有名な「拙政園」へ。
ここの庭園のテーマは水なのでとにかく池や堀が多く、まさに風光明美。
とっても美しかったです。ここでは写真もたくさん撮りました。
次は「刺繍研究所」へ。ここも前の店もみんな国営で国をあげて力を入れ
ている産業なので出来も見事だと思います。
そして刺繍している工場もひととおり見学させてもらいましたかが、
すごく大変そうでした・・・。それこそ手作業で「これ1枚1人で半年かかり
ます・・・」「これは4人で2年かかりました。」なんてのが大多数です。
こんな手をかけて作っているのを見るとほんとにこの値段でいいのか?
と思ってしまいました。
蘇州最後は、蘇州で最も有名な「虎丘(こきゅう)」。
ここはなんといっても961年に建てられた斜塔が有名。もちろん最初から
傾いていたわけではなく400年前から傾いたとのことです。
(今は補強工事したので傾きは止まっているとのこと)
これで蘇州はお・し・ま・いです。
あとはガイドさんに「ありがとうございました!」とあいさつして
ホテルまで送ってもらいました。→すごく日本語がうまいガイドさんで
顔も日本人っぽかったです(笑)。
☆上海雑技団
そして今日2つめのオプショナルツアーは「上海雑技団鑑賞」。
これは要はサーカスなのですが、「雑技」ということで演技は多種多用。
「すご〜い!」と感心する技ものから、「おもしろい!」という
コントまで、ほんと内容の濃い2時間でした。この上海雑技団は
観光ツアーでは定番になっているほど有名でした。
【3】5/3(月) 思いつくまま上海市内観光!
5/3は、オプショナルも入れない完全フリーでした。ということで
思いつくままに上海市内観光。まずホテル内のJTBデスクで情報を
仕入れて後はガイドブックを片手にホテルを後にしました。
☆浦東(ほとう)新区へ(東方明珠塔に登頂成功!)
まずはホテルの前からタクシーに乗って上海の中心街の対岸(外灘から
見える対岸)に位置する浦東新区へ。ここには、上海に着いたばかり
に強烈に印象に残った「東方明珠塔」があり、もちろんここに来た目的は
このTV塔に登るためでした。
入り口でチケットを買って、高さ263Mの展望台までいっきに上がった
のですがなんかスターウォーズかなんかSFに出てきそうな内部のつくり
に最先端の技術を駆使して作ったTV塔を感じました。
(東京タワーの2まわりも大きい→東京タワーの333Mに対して
東方明珠塔は468M)
そしてその展望台からは上海市内が一望に見渡せるばかりでなく遠く蘇州
も見えそうでした。しかし曇っていたので遠くはあまり見えなくて残念だった
のですが、それでも雰囲気は十分でした。
☆豫園(よえん)へ
東方明珠塔前からタクシーを拾って今度は豫園へ。
東方明珠塔が新上海の象徴なら豫園は、伝統的な上海の象徴です。
豫園の門を入ると、そこはすごい人!庭園のまわりは商店街になっており
すごい人・人・人!中華街の雰囲気に似ていました。
庭園は庭園でおちついた感じでゆっくりと見れました。
☆昼の外灘(バンド)へ
豫園から上海の街なみを楽しみつつ歩いて今度は昼の外灘へ。
夜とは違った外灘の風景が楽しめました。
写真を撮ったりする家族ずれ、欄干で語り合うカップル、1人でもの思いに
ふける人など皆それぞれ時間を楽しんでいるみたいでした。
(朝は太極拳をする人がいるそうですが、残念ながら見れませんでした)
☆人民広場と上海博物館
このあとさすがに歩き疲れたのでいったんホテルに戻って休憩をとりました。
そして今度はホテルから南京路(上海で最も輝かしい繁華街)を歩いて
人民広場へ。広大な敷地に新緑が映えてとてもきれいでした。
そして敷地内にある「上海博物館」へ。ここは96年にオープンしたばかり
で貴重な青銅器・陶磁器・彫刻・古銭・印鑑・絵画・書物などが多数展示
されている中国でも有数の博物館で見る者を飽きさせない素晴らしい
博物館でした。
☆一般食堂へ入って現地の雰囲気で夕食
博物館からホテルに戻るため歩き始めるとポツポツと雨が降り始め、
ホテルに着く頃には本降りに。
しばらくホテルの部屋で休んでから夕食へ行くことにしました。
またホテル内のJTBデスクで「安くておいしくて近い食堂教えて下さい!」
と頼むとデスクの人が「もうすぐ仕事終わるからそれから案内してあげま
しょう。」と好意で案内してくれることに。
そして案内してもらった店はホテルのすぐ近くの「水餃子」のお店。
入ってデスクの人に注文だけしてもらいあとは1人で現地の雰囲気を
楽しみつつ夕食をとりました。
夕食で食べたのは・・「カニ風味の水餃子」「ニラ風味の水餃子」
「海草の中華風サラダ」「焼き豚の切り身」に上海ビール1本。
どれもけっこう量があって一人で食べるにはちょっと多めでありましたが
これだけ食べて飲んで30元(日本のお金で約500円くらい)なので
とても安くておいしかったと思います。
残さずゆっくり食べて、帰りぎわにガイドブック見ながら中国語で
「おいしかった。ありがとう。」と店員に言ってみたら、日本語で
「ありがと。さよなら。」と返されて思わず一本取られた・・・
という感じでしたが、うれしかったです。
【4】5/4(火) 帰国
せっかく地理もわかったし、雰囲気にもなれた所なのにもう帰る日になって
しまいとても残念でしたが帰らないわけにもいかないので帰国の途につくこと
に。
朝6:30分ホテル出発でかなり早かったのですが、無事ガイドが迎えにきて
今度は無事定刻通り9:20分の便で上海を出発しました。
帰りの飛行機では隣が中国人で、またガイドブック見ながら中国語で話すと
相手は日本語で「今回上海ニハ遊ビニ来タノデスカ?」と・・・。
またしても!ということで。今回言葉の面では中国人に上手をとられっ
ぱなしで恥ずかしい限りです。
(もっと勉強して次はちゃんとしゃべれるようになりたいですね!)
そして3時間のフライトの後無事成田に到着しました。
【5】まとめ
今回の上海3泊4日の旅はとてもよかったです。まだまだ見切れない
ところはありましたが、それでも「ここに行きたい!」というところは全部
見れました。
後は、普通のツアー(2日目オプショナルでの蘇州1日観光と上海雑技団)の
おもしろさと個人旅行(3日目は完全フリーで単独行動)のおもしろさを
同時に味わえたということでまさに一石二鳥(ちょっと違いますか?)。
でも正直な所単独行動は不安でした(ちょっと怪しい中国人に声をかけられ
たが逃げました)が、無事過ごすことができまずまずであったと思います。
**北京編**
★★★★★ 北京旅行記 ★★★★★ 1999.8.12〜8.16
【1】8/12(木) またまたハプニング!
新幹線と、今回は気分を変えてJRのNEX(成田EXPRESS)で空港第2ビルへ。
☆なんと出発便が変更に!
また5月の時のように、まったく同じJTBのカウンターで受け付け
をしたところ、「お客様の乗る予定の大連乗継ぎ北京行きCA952便は、
お席がない状態ですので、北京直行便のCA926便に変更して
いただきます。」ということで、なんとラッキーなことに直行便で
行けることに♪
→直行便だと時間にして2時間早く北京に着けるのです!(喜)
☆機内食がおいしい♪
17時発のCA926(中国国際航空)は予定通り出発し、間もなく
機内食が配られ楽しい食事の時間。
機内食は、ビーフと寿司があり寿司は巻きずしとソバの日本風。
ビーフは、牛肉のデミソース煮のようなものとポテトなど。
やはりここは!ということでビーフを選択し食すると、これがおいしく
て「中国の食事はうまい!!」と思いましたが・・、裏を見ると
「生産元:成田市・・」
という訳で日本の食べ物のおいしさを改めて実感した
という教訓でした。(笑)
☆北京へ
約3時間半のフライトの後、19時30分(現地時間GMT+800、日本-100)
に現地へ到着。入国審査も問題なく終わりロビーへ行くと、たくさん
出迎えの人たちが。これはどこの空港でも同じ光景ですが、いつも
ながら「ああ!ついに来たなー」と実感できる瞬間。
ここでJTBの現地ガイドに会って、ホテルへ。
☆長い長いホテルまでの道のり(ここでついにハプニング!)
しかし、自分の泊まる予定の「新僑飯店(民族系)★★★」までが
遠い遠い・・。
渋滞にはまってしまい行けども行けども到着せず・・・・。
ガイトさんが携帯電話でいろいろ連絡をとりあっていると思ったら、
なんと「水道管が破裂して、通行止めになったのでホテルまでかなり時間が
かかります。寝ていてもいいですよ。」だって・・・・。
目と鼻の先にホテルがあるのにすっごく回り道をしたりして
空港からホテルまで3時間もかかり、ホテルに到着したのが22時半・・・。
結局直行便で得した時間は帳消しになってしまったものの、ここは
北京という街がその分たくさん見れたということでよしと
としておきますか。(さっそく疲れてしまった・・・・)
☆歴史あるホテル
今回お世話になる「新僑飯店」は租界時代からある民族系のホテルで
最近改装したとのことでロビーはすごくきれい。そしてA棟(新館)と
B棟(本館)に分かれており、自分が泊まるのは従来からある本館の方。
実際に滞在してみた感想としては、係員は会うたびに「ニイハオ!」と
声をかけてくれるし、いつもポットに熱いお湯と飲み水はあるし
浴室はいつも熱いお湯がたくさん出るしシーツは清潔だし、部屋が
ちょっと古いことを除けばとても快適でした。
あと、一番良いはホテルのすぐ前に地下鉄の駅があることでとにかく
これは便利。
いつでもすぐ地下鉄に乗って好きな所へ行かれる通行の便の良さは
私にとっては★★★★★級の魅力でした。
そんなこんなで第1日目は、おわりです。
【2】8/13(金) 八達嶺万里の長城と明の十三陵
☆オプショナルツアー
前回の上海旅行でも1日はオプショナルツアーを入れてとても
楽しめたので、北京でも1日は入れることにしました。
今回入れたツアーは「八達嶺万里の長城と明の十三陵」
なぜか北京のオプショナルツアーは泊まっているホテル
まで迎えに来てくれずに、すべて長富宮飯店(ニューオータニ)
から出発とのことで、まず昨日ガイドさんから教わったとおりに
地下鉄に乗って集合場所へ。
ほんとうに着いたばかりで右も左もわからず、とりあえず
2元で切符を買いホームに降りて「北京駅方面」の地下鉄に
乗り長富宮飯店のある「建国門」駅へ。教えられた東北口より
地上に出たはいいが、???どっちにいけばいいのだー!
とさっそく迷ってしまいました。
とりあえず3分ほど駅のまわりを歩いていたら道路の向かい側に
長富宮飯店を発見し安堵。「ふぅ!よかったー!」ということで、
まずは集合場所へ無事到着となりました。
ここで一緒にツアーに参加する人たちと合流してガイトさん
とバスに乗り込み、一路郊外へ。
八達嶺高速を走っていくと、程なく都市が消えて山に。
やがて、バスは七宝焼に似た中国の焼き物工場へ到着しました。
☆景泰藍(七宝焼に似た焼き物)工場見学
おやおやこれは。オプショナルコース定番の土産物屋
&見学コースではないか・・・ということでまずは
工場を見学、ここでは銅で作った本体に、銅線を溶接して
模様を作り、うわ薬を塗って焼くところまで見せて
もらえ、そこを出ると目を見張るばかりの絢爛豪華な
壺がたくさん!!
大きいものは数万元(数十万円)もして、「うっかり割ったら
大変だー」ということで近づかないようにしました。(笑)
そんなことで無事、見学を終えて工場を出発!
☆明の十三陵(定陵)
景泰藍の工場を出発して、山のふもとへ向かうこと約15分。
明の13人の皇帝が眠る陵墓へ。
さすがに王家の谷とまではいかずとも、やはりさすがに
皇帝の陵墓だけあってなかなか立派。
その中でも今回は神宗万暦帝(在位1572〜1620)の陵を見学。
規模は一番大きいくらいですかな・・。
ユニークなのは地下宮殿で、感想は・・「涼しい〜!」
そして思ったより殺風景・・。副葬品が何もないし、
なんだか寂しい感じでした。
あとこのあたりは桃畑が大々的に広がっていて、露店でも白桃
・黄桃よりどりみどり。
「食べたいなー・・・」と思っていたら、ガイドさんが皆の分を
買ってきてくれて「これ私からのみなさんへのお土産です。」
という訳で、1人1個づつ桃をもらえていい気分でした。
☆日本人向け中華料理
昼食は「明の十三陵」から「万里の長城」へ向かう途中の
フレンドリーショップという所で。ここでは1階で景泰藍の壺
やシルク製品が売られる一方で2階が食堂というつくり。
ここではガイドさんが「日本人向けの中華料理です。でも
せっかく中国へ来たのだから中国の強いお酒、これサービス
です。飲んでみて下さい。」という訳で、ドリンク剤くらい
のビンに入っている無色透明のお酒が配られました。
これがまた!すごい味というかアルコールそのもの!といった感じで
ためしに舐めてみたら口の中が灼けてしまう程。
そのあとしばらく口の中がヒリヒリした状態になりました。(泣)
もちろんその後飲むなどという恐ろしいことは・・
自重しました。(笑)
肝心の料理の方は、薄味で辛くなくて確かに日本人向け。
後日食べる中国の料理のこと思うとほんとうに薄味でした。
あとは、デザートにさっきガイトさんからもらった桃を食べることに。
店員さんに頼んで皮を剥いてもらったら、丸ごと〜(笑)
普通食べやすいように切るよなー!!って思っていたら
隣にいた北京駐在の日本人が「中国では切る習慣が
ないし、まして皮も剥かないからねえ・・。」と教えて
くれ、皮を剥いてくれたことすら奇跡だったのか・・と思った次第です。
でも桃は甘くてみずみずしくて最高でした♪
☆ついに万里の長城へ
フレンドリーショップを出てしばらくバスは峠道へ。
わきにはロシアへ通じる鉄道があったりして、景色を
楽しみつつの移動。
そしてしばらくすると山の尾根に何かある!
とついに夢にまで見た「万里の長城」を発見!
そして程なくバスが参道の入り口に到着して、そこから徒歩
で「万里の長城」へ。
ガイドさんいわく「この八達嶺万里の長城は最も有名な長城です。
左が男坂、右が女坂で、登りきると男性は美男子に、女性は美人になると
言われています。勾配は男坂の方がきつく、女坂は比較的緩やかで
登りやすいです。」
との説明に、う〜ん、どっちに登ろう。と迷ってしまいました。
しかし結局「せっかくだから・・。」ということで男坂に挑戦して
みることにしました。
ちょうど先ほど食事の時に隣に座って仲良くなった自分と同じ
くらいの年の人と一緒に登ることにしたのですが、さすがに男坂はきつい!
途中でバテました。(苦)
勾配もダテじゃなく、絶壁みたいなところもあってイメージとはだいぶ
違い過酷な所でした。
でもなんだか自分が万里の長城を登っているという事実が夢のような
感じでした。
ところで万里の長城は西洋人、東洋人問わず世界中の人たちが
来ていたのですが、けっこうもの思いにふけったり、腰をおちつけて
本を読んだりしている人のなんと多いことか・・・。
私も今度来る時はじっくり時間をかけて万里の長城を楽しんでみたい
なあと思いました。
(やはりツアーはパッと見てパッと移動するのでなんか勿体無いです)
☆北京ダックと京劇・雑技・古典音楽
「万里の長城」の後は、もう1つのオプショナルツアーでディナーショー
を見ました。
JTBのツアーでは有名な「天橋楽」というもの。
もっとも「天橋楽」は劇場の名前で、ディナーショーの内容は
日本の曲を中国の伝統楽器(胡弓とか)で演奏したり、京劇や雑技を
見ながら、北京ダックを食べる!という贅沢極まりないものでした。
まず、北京ダックは・・おいしかった!と申し上げておきましょう。
ダックすなわち鶏肉ですので、そのあたりは御想像におまかせしますが
ちゃんととパイの皮みたいな生地にネギと胡瓜とダックをはさんでてタレ
をつけて食べる正しい(と思われる)食べ方をしました。
あとは、演奏は「いい音出してるなー!」と思いました。胡弓の音なんか
なんとも中国らしくてよかったです。やはり東洋の楽器もいいものだな
と感じたところでした。
京劇はちょっとはずれたタンバリンみたいな「カンカン!」という音
とともに役者が豪華な衣装を着て剣技をやったりしますが、派手な衣装
と立ち回りが良かったです。(惚)
でもカンカンという不協和音はやめて欲しかったです。
(音感がくるいそう・・(笑))
そして雑議技なかなかのもの。上海雑技団もここまででしょう!・・という
レベルでした。
そのあと、1日お世話になったガイドさんにお礼を言ってホテルへ。
(帰りはちゃんと新僑飯店まで送ってくれました)
ちょっと・・・時々理解できない日本語を話すことがあるガイドさん
だったけど(文法が過去形になったりする→これから案内しました等)」
桃ももらえたし、とても一生懸命やってくれたから大満足でした。
☆寝る前に絵ハガキを書きました
ホテルの売店で絵はがきを仕入れて、書きました。書いて翌日その売店で
切手を買ったら「ポストに投函しておきます!」みたいな感じでそのまま
預けましたが、ちゃんと届いたようなのでよかったと思います。
【3】8/14(土) 天安門と故宮、そして北京内城縦断!
☆毛首席紀念堂
泊まっている新僑飯店の前にある地下鉄「崇文門」駅から、いざ
北京の街へ!
わずか1駅乗って降りたのは「前門」駅。
ここはあの天安門広場・故宮最寄りの駅で、まずは歩いて
天安門広場へ。
ここが「天安門広場か!」ということで、その広さには
圧倒されてしまいました。
その中になにやら長い行列ができていて、何かと思ったら
この行列は「毛首席紀念堂」へ入場するためのものと判明。
自分も怖いもの見たさでその列に加わってみました。
「毛首席紀念堂」は、毛沢東の遺体が安置されている神聖な
場所で、荷物持込み不可ということでカメラ等は預かり所に預けないとだめで、
預かり料4元もとられた次第です。
そして列に並ぶこと15分。(列を乱すと公安が怒鳴り散らす
ので、いつもはやりたい放題の中国人たちも行儀よくならんでいた)
毛沢東の遺体と対面・・・といきたいところでしたが対面は許されず
横を通るだけ、立ち止まると公安から「早くいけ!」という感じで
追い立てられてしまうので、歩きながらの見学。
ミイラではなくて完全体で遺体がガラスケースの中に安置されて
いたからちょっとこれにはびっくりしました。
そして、紀念堂を出ると「毛沢東グッツ」がたくさん!
箸、ペン、メダル、ペンダント、写真盾、等。
やはり、中国人にとっては建国の父ということで崇拝されて
いるのがよくわかりました。
☆天安門広場と人民英雄記念碑
毛首席紀念堂の裏側には、人民英雄記念碑が立っていてこれは
新中国成立のために戦い殉死した人々を追悼する慰霊碑。
とにかくこの天安門広場には今の中国を象徴するものが
たくさんあって、とにかく圧倒されっぱなしでした。
☆天安門
天安門は天安門広場の北端に道路をはさんだ対岸に立つ明・清時代
の皇城の正門で、今は中華人民共和国のシンボル。(いちおう説明まで)
その壁に「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」と
書かれていて中心に毛沢東の写真が飾られているのは
あまりにも有名だと思います。
でも実際に見るとまたすごい迫力で「これが天安門か!!!!!」
としばし感慨に浸りました。
またこの天安門の楼閣にも登ることができて、気分は毛沢東という
ところでした。(笑)
☆故宮博物院
ちょうどこのころから北京ではめずらしい雨が降りだして
小雨の中の見学となってしまったのですが、いよいよ故宮へ。
しかし、ここでトラブル発生。なんと発券所に入場料を払ってもお金を
返されてしまい「入れないよ〜!」ってことに。(泣)
けっこう外国人はそれではまったらしく、うろうろしている
状態でしたが、やはり入り口を見るとちゃーんと券を持っている
外国人もいるので、とこから来たのだ?と観察していたら本物の発券所が
判明しました。
なんだか、狭くて目立たない路地の袋小路みたいなところで
「ちょっと〜!なんかいかがわしい券じゃないんだから、
何もこんなところで売らなくたってー!」と思いました。(笑)
そしてどうにか無事故宮へ入って、ガイドブック見ながら
これは「○○殿」だな。って感じで解説を読みつつ歩きました。
とにかく広くて、ほんとうに真っすぐ縦断して終わり・・・という
感じで横道にそれる暇がないくらい広大でした。
☆景山公園
故宮の北口から出ると、その対岸には景山公園の入り口が
あり、そのまま公園内へ。(入場料3元・ふだんはもっと安い?!)
階段を登って展望台へ上がると北京市内が一望できるいい
眺めでした。
ちょっと一息ついてさらに北側の参道を降りると
なにやら学校へ迷い込んでしまったみたいで、思わぬ
ところで中国の庶民の生活をかいま見た感じがしました。
そして、そのまま出てあとはかねてからの計画通り
そのまま北上して、地下鉄の「鼓桜大街」駅を目指して
歩い始めましたが、思ったより長くちょっと疲れました。
ただ鼓楼や鐘楼も見れたしまずまずでした。
そしてなによりも「前門」から北京内城を縦断したということが
大きな満足でした。
(変わったことに達成感を感じるのかも・・・笑)
☆雍和宮
地下鉄で「鼓桜大街」駅から、「雍和宮」駅まで移動して
今度は北京最大のチベット寺院(ラマ教)である「雍和宮」へ。
ここは故宮とは違って寺院なので終始線香の匂いがたちこめて、
街頭にも線香を売る人がたくさんいました。
(その線香は日本のものと違っていて棒くらいある太いものでした)
☆夕食
ちょっと歩きすぎたせいか疲れたので、いったんホテルに戻って
仮眠。そのあと起きてホテルの近くの食堂で夕食を。
とりあえず、会話集見ながら「メニューを持ってきて下さい。」
「あれと同じものを下さい。」とかいろいろ中国語でしゃべり
つつ出てきたメニューは・・・・
前菜 キャベツの酢漬け
メイン 牛肉とピーマンのニンニク炒め
ライス
飲み物 コーラ、青島ビール(中ジョッキ)
という訳で、熱々のメイン料理はおいしい!けれどもやっぱり
すごく油がきいていてニンニクも強烈!で、ビールは日本
のものと違ってアルコール度が3%と低いので酔いにくくて
いいけど淡泊な味でした。(バドに近いかもしれません)
そしていろいろやって帰りぎわ、隣の席の人が「あなた
日本から来たのですか?私北京のガイドやってますよ。
安いですがどうですか?」と声をかけられてしまいましたが、
やっぱり自分の力でまわりたかったので、断ることにしました。
それにしても、こういった私設ガイドもたくさんいるということが
近年の中国の国際化を感じられるところでした。
【4】 8/15(日) 天壇公園と北京動物園、そして夜の天安門広場
☆天壇公園
ここは、明清時代に皇帝が天に五穀豊穣を祈った祭壇がある公園。
それゆえに名前も「天壇」というわかりやすい名前です。
まず泊まっている新僑飯店から徒歩で、約15分。東門より天壇へ。
しばらく公園内を歩くと、「祈念殿」の屋根が見えてきて、その
大きさに「おおーすごい!」と感動。
さらに驚くべきことは、釘を1本も使っていない建築法とのこと。
そしてそのまま祈念殿をぐるっとまわって、そのまま丹陛橋という
広大な参詣道(石造り)を歩いて、皇穹宇という祈念殿を少し
小さくしたような建物へ。ここは皇帝が天に祈る時、先祖の位牌を
置いた場所とのことですが、それだけのためだけにはちょっと
豪華すぎました。(笑)
そして、次は圜丘。ここは建物ではなく、石造りの三層の壇。
皇帝が直接祈る場所で、毎年冬至の日にここでその年に起きた
重要な出来事を天帝に報告するという場所。(寒そう・・・)
それにしても、中国の皇帝が古来より「天子」と呼ばれている
訳が「なるほど〜!」とよくわかった次第です。
☆北京自然博物館
天壇公園の西天門から天橋南大街へ。ここは13日の夜訪れた
天橋楽劇場の程近く。(ようやく地理感がつかめた)
そのまま、北上して次の目的地「北京自然博物館」へ。
北京自然博物館は、中国最初の自然科学博物館で、
その見ものは、人類学コーナー「人体真奇妙」の人体や
胎児の発達の説明に本物の人体標本(ホルマリン漬)を
展示していること。
このような展示は欧米や日本には例がないので、是非
見たいと思って訪れたという訳です。
実際に見た感想としては・・、人体はもちろんのこと動物
や植物もみんなホルマリン漬の本物の標本が展示されて
いて、なんだかちょっと不気味・・・。
でもとても貴重なものを見れた!という気がしました。
見せる博物館というより、あくまでも展示する博物館という
趣の強いある種大学の資料室のような場所でした。
後は、「日本人の由来」なんてのもあってなんだか懐かしい
気分でした。
☆中国歴史博物館
自然博物館を後にして、繁華街を通り抜けるとそこは
前門。再び天安門広場にやって来ました。
そして昨日見れなかった歴史博物館へ。
やはり中国4千年の歴史というくらいなので、どうしてもおさえて
おきたい場所として行ってみました。
あいにくと工事中でしたが、博物館そのものはやっていて
見ることができ、中国の最初の王朝である「夏」より
「商(殷)」「西周」「東周」「春秋戦国」「秦」「前漢」
「新」「後漢」「三国」「西晉」「南北朝」「随」「唐」
「五代十国」「宋」「南宋・金」「元」「明」「清」まで
とにかく4千年の歴史をわずかな時間で味わえてとても
雄大な気分でした。中国語がわかればもっと楽しかったと思うのです
が、それはそれわからなくても楽しめてしまうところがまたすごいかも
しれません。(漢字と数字の羅列だから意味はおぼろげにわかる)
☆北京動物園
歴史博物館を後にして地下鉄に乗って「前門」駅より、「西直門」駅
へ。
次なる目的地は「北京動物園」。
「我先に!」という感じの入場券売り場で7元の券を買って入ると
動物園らしい緑の多い園内。
(中国では並んでいても、どんどん横から手が伸びてきて先に
買われてしまうので、こちらも中国流のやり方(隙をねらって
とにかくお金を窓口に投げ入れる)をしないと券が買えないのです
→これは地下鉄でも同じ)
そしてやっぱりここでの見ものはやはり「熊猫(パンダ)」。
残念ながらとても暑かったので、動物たちはグッタリしていたり
檻の奥に入ってしまっていてあまり見れませんでしたが、
、それでもひととおりまわって
(広い!→上野動物園くらいある)最後にパンダ舎へ。
なんとパンダ舎へ入るには別料金でまた3元・・・。(はめられた!)
見たところ、けっこうたくさんいた(6匹は見ました)。
そして、このパンダ舎だけは特別に空調のついた美術館みたいな建物
でおみやげ屋(パンダグッツを売っている)さんも入っていて
ちょっとしたものでした。
やっぱりパンダは本場中国においても貴重なる動物だと知りました。
☆昼食
北京動物園を後にした時14時をまわっていたので、西直門の街で
昼食をとることに。
「吉野屋」とか「ピザハット」とか日本にもあるような店も
ありましたが、やっぱりここは中国風の食堂へ。
というかなんとなく客引きの店員に導かれてしまった感じだった
・・。(笑)
ここでは、メニューをもらって「肉?」「野菜?」「飲み物?」
とかいろいろ問答した末に、出てきたメニューは、
メイン ピーナッツと鶏肉の野菜(ニンジン、胡瓜など)炒め
ライス
飲み物 青島ビール(ビン1本)
になりました。
メインの料理はとてもおいしかったです。鶏肉も柔らかかったし、
ピーナッツとも絶妙に融合していた感じです。
おおよそ、日本の下手に中華料理店よりおいしいと思います。
味付けはやはり中華風で油たっぷりで辛口。ニンニク
も使われていました。
食べ終わった時、唐辛子(真っ赤なの)が皿一面に沈んで
いました・・・(辛!)。
それにしても、こんなのを毎日食べている北京の人たちって
すごいと思いました。
☆北京地下鉄
青島ビールで少し酔ったので、いったんホテルに帰って食休み!
しばらく仮眠して再び出発!
再び地下鉄「崇文門」駅から、「西単」駅へ。
今回の北京旅行では、だいぶ地下鉄を利用して移動していますが、ここらで
ちょっと北京地下鉄の説明をします。
今北京地下鉄は、旧北京内城を一回りする環状線と、それを横断する
1号線があって、環状線と1号線の乗り換えは「復興門」駅にて。
ただし1号線はまだ未完成区間がある状態です。
あとは、線路はすべて標準軌(新幹線と同じ)なので、スピード出す
わりには揺れなくて快適な感じです。
(日本に帰ってきて線路がいやに狭く感じられた・・・笑
→日本の線路は新幹線以外は狭軌)
☆北京最大の本屋さん
そして肝心の西単での目的地は、中国最大の本屋「北京図書大厦」です。
中国最大の本屋のデパートで4階すべて立ち読み自由!で、ここは
好奇心赴くまま各階でしばらく本の虫に。(笑)
そして一番興味があったのは、「中国から見た日本」。
という訳で、歴史や地理関係の本をいろいろと物色したのですが、
思っていたよりも事実を客観的に書いてあるからびっくりしました。
(ただやっぱり台湾問題はちょっと歪曲されていました・・・。)
という訳で記念に、「世界現代史地図集」と「日本地図」を
買いました。
でも「日本地図」はちょっと古くて・・・新幹線(高速鉄路と書いてあった)
なんか、東海道・山陽新幹線しか書いてないし・・・日本人の自分からする
と「これが日本だと思われたらやだな・・・。」って思いました。(悔)
でも台湾にはしっかりと「中華人民共和国」と書かれていた・・・。(笑)
☆夜の天安広場へ
「北京図書大厦」を後にして、いったんホテルに帰って買った本を置いてから
再び地下鉄で夜の天安門広場へ。
ここでの目的は夜景の撮影でしたが、行ってみて「あれれ??
天安門ってライトアップされていないんだ・・・。」とショック。
という訳で、広場の様子を撮影しただけにとどまりましたが、
夜でも人がたくさんで凧揚げしている親子づれがいたり、慰霊碑に
おまいりしている人がいたりとってもにぎやかな雰囲気でした。
そして上海を思い出させる時計付の建物(旧北京駅)の夜景も撮って
ついでに天安門近くのお店まわったりして、最後の夜を楽しみました。
☆最後の夜
そして22時くらいにホテルに戻って、帰国の準備。
といってもスーツケースに荷物を入れるだけ。それにしてもやはり北京に
慣れたところでもう帰国になってしまって残念でした。
【5】8/16(月) 未明の出発、再び上海。そして帰国
☆未明の出発
帰りの飛行機がCA926便(北京8時30分発)という訳で、いつも
通り(というか上海に続いて2回目だけど)ガイドさんがホテルに迎えに来て出発。
ただ、5時20分というのはいかにも早い!(眠)
まだホテルでも朝食の準備中ということで、ボックスをもらってそこに
パンやハムを詰め込んで出発。
そして、自分の泊まった新僑飯店から、ニューオータニ長富宮飯店、日航京倫飯店
などをまわって北京首都空港へ。
そして7時前に空港へ到着。
ここでガイドさんから90元の空港使用券をもらって空港内へ。
まず、中国国際航空のカウンターで航空券を搭乗券に替えてから出国ゲート
(ここではフリーパス、実際の出国手続きは上海にて)を通って免税店へ。
ひととおり見て、あとはハイジャック防止の安全検査を通って出発ロビーへ。
ここでしばらく待つことになったんだけど、隣にいた初老の日本人夫婦と
懇談。
自分が「地下鉄をメインに使って観光しました。」と言うと
その夫妻は「僕らはタクシーを使って観光したよ。ちょっと高いけど
なにしろ行きたいところの横につけてくれるのは楽だから。あと
僕らの泊まったホテルは地下鉄の駅が遠かったから・・。」
という訳で、自分の泊まった新僑飯店の交通の便の良さが改めて
感じられた訳ですが、旅行申し込んだ時は「一番安いからここに
しよう!」という安易な動機なものの、結果としてはとても
よかったのでラッキー♪でした。
☆上海へ
CA926便は月曜日は上海経由東京行きということで、まずは上海へ。
そんなわけで離陸してしばらくすると、機内食タイム♪
朝食ということで、パンとチーズとデザートとサラダという軽いもの
でしたが、ホテルでもらったパンだけではもたないところだったので
うれしかったです。
また、席が窓際だったので景色も楽しめて一石二鳥。
(北京→上海は華北・華中をつっきる航路です)
そして後は約1時間ほどのフライトで無事上海に到着。
ここで、乗継ぎ(トランジット)ゲートへ。
ただこれがわかりずらくて、空港の係員が「トウキョ!」「トウキョ!」
って言っているんだけどあやうく通り過ぎるところ。
そして、無事出国審査を済ませてまた出発ロビーへ。
ここは5月にも来た見覚えのある空港・・・。なんだか妙になつかしくて
うれしかったです。(いわゆる再訪の楽しみというものですか・(笑))
☆無事帰国!
待つこと約1時間。11時半に上海を出発して一路東京へ。
しばらくするとまたまた機内食タイム♪
今度は昼食ということで、メインにチキンのカレー風味
そしてサラダ・デザートとおいしかったです。
それにしても機内食はあれだけ限られたスペースの中にうまく
入れてあると感じました。
そして約3時間のフライトで東京へ。そういえば九州付近はなんだか
すごく分厚い雲がたくさん!「おやおやこれは。」と思ったけど、
帰国して日本が雨で大変だったときいて得心した次第です。
そして無事新東京国際空港に到着。入国審査、税関を通って空港を
後にしました。
帰りもNEX(成田エクスプレス)にて。
☆北京旅行のまとめ
今回、いちおう5日間北京に滞在して正味3日間取材しましたが
だいぶ中国人の国民性とか、地理とかがわかってきたような気が
しました。
上海の時は初めてだったので、目につかなかったことも今回は余裕が
あったからいろいろわかった気がしました。
例えば中国は車優先の国とは承知していましたが、北京はそれが顕著で
人が横断しようとするのを車がクラクションならして「出るな!」
みたいな感じ・・・。そしてあとは人も負けておらず横断歩道や
人用の地下道があるのに、それを無視してどんどん道路を渡る。
天安門付近は柵があるものの、みんな乗り越えてしまうし道路を
横断しているし・・・。このあたりは日本では考えられないこと
なのかもしれません。
☆上海と北京の違い
上海と北京の違いもいろいろわかりましたが、まず大きいところでは
北京は硬貨がほとんど流通していないということ。同じ1元でも
上海ではほとんど硬貨なのに対して北京は紙幣。
という訳で、今回は一度も硬貨にはお目にかかれなかっです。
そのあたりも北京(政治の中心)と上海(経済の中心)の風土
の違いによるものなのか・・・。というところでした。