北海道旅行記 道央2004
☆☆☆☆☆ 北海道旅行記・道央1 ☆☆☆☆★ 2004.3.5〜6
*** 北海道スキー編 ***
【序章】
1999年3月に初めて北海道にスキーをしに行ってから、毎年
のように「今年こそは北海道!」
と思いつづけて今年ようやくその念願がかなうことになりました。
時の経つのは早いもので5年の歳月が流れていました。
さて、今回は5年前に訪れたニセコに加えて札幌国際。そして
小樽散策も加えた冬の北海道満喫ツアーを計画してみました。
【序章】
旅行当日の週の月曜日から何しろ天気が気になること気になること。
予報では週末の北海道の天気は「くもり時々雪」という感じだったので
「吹雪にならなければ御の字・・・」という気持ちでいたものの
いざ朝鮮半島から「低気圧」が日本に接近してきて急速に発達します
などと言われるとひたすら「来るな!!」と祈り続ける心境。
(結果的にこの低気圧は北陸地方に停滞してくれて難を逃れた)
【1】いざ冬の北海道へ
スキーと板はスキー宅急便にて既にスキー場に送ってあるため
ウェアだけを持って空港へ。それでも冬場の旅行だけに荷物は多い・・・。
いつものように東京→浜松町→モノレールと乗り継いで羽田空港に
到着!
あとは無事12時発のANA63便にて一路北海道へと出発!
約1時間15分の空の旅は快適・・・。今回の機材はB747SRで
B747−400に比べるとやや小さく2階席がスーパーシートに
なっているのが特徴。
最近はツアー申し込み後にインターネットを通して座席を自由に
移動することができ、自分は翼前方の18Kへと移動させておいた
のでそこに座る。(なんとなく後より前の方が好きである)
ほどなくドリンクサービスが始まるとコーヒーの香りがただよって
きたので自分もコーヒーをいただく。
そしてしばらくうとうとしてふと外を見ると下界は一面の銀世界♪
「おおっ北国に来たな〜。」と感動する。
そして定刻通り13時15分に新千歳空港に到着。
飛行機を降りると同時にヒヤッとした空気を感じ「さすが北海道!」
と感心しつつもわくわくしてくる。
まずはANAスカイホリデーカウンターにて旅程表を見せて
スキーバスの集合場所と出発時間、そして事前に申し込んでおいた
小樽MAP&クーポンを受け取る。
スキーバス出発までしばらく時間があったので近くのモスバーガー
にて一番軽いと思われるハンバーガーセットを食べて昼食とする。
そして集合場所として指定された噴水の近くにてしばらく待ち
14時30分に「札幌国際スキー場行き」のバスに無事乗車して
見送りのスカイホリデースタッフに深々と頭をさげられて恐縮しつつも
出発。
なおANAスカイホリデーは北都交通(http://www.hokto.co.jp/)
と提携しているらしく5年前と同じように北都交通のバスを利用
バスに同乗しているスカイホリデースタッフより到着時間の案内等の
説明があり、スキー場で降りる人とその先の定山渓温泉まで行く
人の二通りに別れることが判明。
そのあとはしばらく休息タイム。バスは空港より道央自動車道
を通ってそのまま札樽自動車道を走り朝里ICより山道へ。
【2】夢に見た札幌国際のゲレンデ
走ること約20分ほどで札幌国際スキー場※に到着!
スキー場で降りる自分と他数人が下車して他の人たちは定山渓温泉
へと去ってゆく。
※札幌国際スキー場
北海道内でも降雪量が多いスキー場。千歳空港から100分。
札幌から60分とアクセスも良い。
この日の積雪量はなんと350cm!
ページ→ http://www.sapporo-kokusai.co.jp/
時刻は16時10分!ナイター時間ではあるが16時30分
までゴンドラは動いているのでうまくいけば1回くらいは
乗れるかも?!と期待しつつまずはスキーセンターへ。
送っておいた板とブーツを受け取り更衣室にて装着!
そしてエスカレーターでゲレンデへと出るフロアに出て
屋外のチケット売り場でナイター券(1500円)を買って
ゴンドラ乗り場へ!時刻は16時25分でギリギリセーフ。
ゴンドラの中で荒くなった呼吸を静めつつ「ついに来た
のだな・・・。」としばし感慨にふける。
思えば札幌国際を知ったのはいつだったか・・・新聞のスキー場
情報欄で飛びぬけて雪の量が多いスキー場がありそれが
札幌国際で「いつか行きたいな。」と思って10年!
夢にはいろいろなものがあるが10年越しの夢はそう多くは
なくその分だけ感動も大きい感じ。
とにかくゴンドラはもう乗れないので貴重な一本をじっくりと
味わいながら滑ってみる。
やはり北海道!雪質が軽くて板が空を飛んでいるような感じで
アイスバーンなどというものはカケラも存在しないよう。
そして後はナイターコースであるメルヘン第一リフト(1300m)
でのループとなるが滑走感のあまりの気持ち良さに酔いそうになる。
気温はマイナス7℃とやや寒いが北海道の寒さを見越して完全装備を
しているのでOK!
途中雪が降り出してきたが、それも折込済み。素晴らしいことに
ゲレンデはほとんど貸切状態でとにかく夢中で滑り続ける。
18時40分。雪がかなり激しくなってきたところで体力も尽きて
きたので終了!
【写真HO01:札幌国際スキー場】
満足のうちに撤収して19時15分再びナイタースキーバスに乗って
本日の宿へと向う。
途中定山渓温泉にて降車する人もいるため経由しながらの札幌市街
へと向かってゆくと懐かしい景色が見れたような気がして心温まる。
(5年前に一度見た景色がなんとなく脳裏から蘇ったよう)
【3】最新鋭のくつろぎホテルにて・・・
20時半すぎにバスは本日泊まる宿「アートホテルズ札幌※」に到着!
※アートホテルズ札幌
札幌中心街中島公園にほど近いところにあり、地上26階建ての
やすらぎを生む天然温泉付きシティホテル。バリアフリーを考慮した、
「ハートビル法」国内認定第1号ホテル。
ページ→ http://www.arthotels.co.jp/frame10.html
まずスキー板を専用の保管室へ入れ、チェックイン!カード型の
ルームキーを渡されフロント係の人に部屋まで案内してもらう。
部屋に入るとひと休みzzz。そして早速天然温泉へ行くことにする。
エレベーターで3Fへ。カウンターで部屋番号を告げロッカー
キーをもらい中に入る。
そして1日の疲れを癒す。さすがに天然温泉と銘打つだけあって
かすかに硫黄臭がしてまたいい感じ。
そして温泉の後は、裸足のままスパラウンジに上がれるように
なっているので、せっかくなので利用することにする。
スパラウンジでは、食事はもちろんのことマッサージサービス
もある。
あと自動のマッサージ機がたくさん設置されていてテレビを
見ながらくつろぐこともできまさに至れり尽せり・・・。
そしてここで夕食!風呂あがりで明日早いこともあるので
ざるそばをいただく。ホテルの中の食事だと高いことが多い
がここはそうではなくどのメニューもけっこう安いため
気軽に利用できるのがまた魅力と言える。
スパラウンジで空腹を満たした後は部屋に戻り就寝。
北海道1日目が無事終了となる。
【4】ニセコへ
北海道第2日目は念願の「ニセコ全山への再訪!」である。
パンとカフェオレで早めにバイキングの朝食を切り上げて
ニセコ行きスキーバス出発場所の「札幌パークホテル」へと向う。
ちなみに札幌パークホテルはアートホテルズ札幌から
徒歩5分ほどで公園をはさんだ向かい側にある感じ。
7時25分、無事スキーバスに乗り込み出発。途中他のホテル
(札幌全日空ホテルなど)をまわりつついざニセコへ!
バスの中でスカイホリデースタッフから道中のタイムスケジュール
等の説明がありしばし休息タイム。
途中中山峠にて休憩。ちょうどこの時雲が晴れて運の良いことに
羊蹄山(蝦夷富士)とニセコアンヌプリ(ニセコ全山)を
見ることができる。
【写真HO02:羊蹄山とニセコアンヌプリ】
バスを出発してから同乗しているニセコひらふのスカイホリデースタッフ
より本日のゲレンデの状況の説明がなされそれによると今日は良くも
悪くもないとのこと。ただそれだけに天候が安定しているかもしれず
滑るにはちょうど良いとのこと。
また「ここしばらく天気が悪くて見えなかった羊蹄山か久しぶりに
見えましたから皆さんは運が良いですよ。」と言われ一時は低気圧の
接近で吹雪も覚悟していただけにとにかくうれしい感じ。
そしてその後ニセコ全山※を大まかに滑る時間とルートをスタッフの人に
確認しアドバイスをもらう。
それによると全部のコースを滑るには1日ではとても無理で、全部の
スキー場を1本ずつすべるのは2時間あれば良いとのことで今回は
後者を選択することにする。
※ニセコ全山
ニセコアンヌプリ山を中心とする斜面に3つのスキー場がある。
左からニセコアンヌプリスキー場、真中にニセコ東山スキー場
右にニセコひらふスキー場。これら3つのスキー場は山頂にて
つながっていて行き来できるようになっている。
ニセコひらふ → http://niseko-tokyu.co.jp/
ニセコ東山 → http://www.princehotels.co.jp/ski/niseko/
ニセコアンヌプリ → http://www.niseko.ne.jp/annupuri/
そうこうしているうちに10時40分頃ついにニセコひらふスキー場に
到着!
【5】ニセコ全山制覇
高原スキーセンターにて用意をしていざゲレンデへ!
まずANAスーパークーポンで事前に買っておいたリフト引き換え券
をリフト券と交換し粋なホルダーも買ってはさみこむ。
そしてゲレンデに出ると・・・「懐かしい〜。」いままでいろんなゲレンデ
を歩いてきているもののこんなにも懐かしさを感じたところは初めてかも。
ということでまずは、高原ゴンドラリフト(1878m)に乗って中腹
までいっきにあがる。降りたところもまた懐かしい風景。
【写真HO03:ニセコひらふスキー場中腹】
そして第6高速フード付トリプル(1186m)に乗り継いでさらに上へ。
山頂が見えるところまできて、いよいよ山頂へ続く
アルペン第4リフト(722m)に乗る。
これがまた赤い支柱が真っ白な雪に映えていてなんとも美しい感じで
神社の鳥居を思わせる。
山頂に着くと、急速に霧が出てきて視界が悪くなりちょっと焦るものの
ほどなく回復。山の天気は変わりやすいというのはこういうことかなと
思いつつ前回来た時は山頂付近で視界が悪くて遭難の危険を感じながら
滑ったな〜とまたまた懐かしさを感じつついっきにニセコアンヌプリの
ゲレンデへと向う。
さすがに頂上から一番下まで滑ると長いこと長いこと・・・足がくたびれて
しまうので休み休みの滑走となる。
ようやくニセコアンヌプリスキー場の山麓へと到着した頃にはへとへと。
(それでもニセコアンヌプリ制覇♪)
【写真HO04:ニセコアンヌプリスキー場アンヌプリゴンドラリフト乗り場】
そこからアンヌプリゴンドラ(2274m)に乗り込んでまた上がる!
そしてゴンドラの中ですごい人に出会う。その人は74歳のスキーヤーで
今日は札幌から単身乗り込んできたのだそう。
そういえば70歳のプロスキーヤーとして有名な三浦雄一郎氏も老いて
ますますさかんなことで有名だが現実に目の前でそのような人物を見ると
人間年老いてもやれるものなんだなと勇気づけられる。
そしてゴンドラを降りると、そのスキーヤーは若者顔負けのすべりで
降りていってしまい自分は置いてけぼり・・・。あんなふうに年をとりたい
ものだなと感じる。
さて、再び本題に戻りお次はジャンボ第4ペアリフト(605m)へと
乗り継いで再び山頂へ。ここからニセコ東山へと滑りこむ。
ここでちょっと天候が悪くなってきたのでより注意しながらの滑りとなる。
延々と滑りようやく麓に到着した時はまたしてもへとへと。
(それでもニセコ東山制覇♪)
そしてニセコ東山プリンスホテル新館の隣にある
プリンスゴンドラ(2660m)に乗りまた上がる!
【写真HO05:プリンスゴンドラよりニセコ東山プリンスホテル新館】
ゴンドラを降りてからニセコひらふスキー場への連絡通路を歩いて
ニセコ全山のうち最大の規模を誇るニセコひらふスキー場に到着!
あとは天候が悪化して山頂付近のリフトが止まってもバスが迎えにくる
ところまで戻れるので安心して最後の制覇にとりかかることにする。
まずはニセコひらふの中央にある高原エリアを斜めに滑りおりて
センターヒュッテに到着。
【写真HO06:ニセコセンターフュッテ付近】
そこからリフトを乗りついでニセコひらふスキー場の中で一番右端の
エリアにある花園エリアへ。ここはコースの中に立ち木があったりする
独特な雰囲気を持つエリアだが、縦に細長いゲレンデが巨大な林間
コースを滑っているという錯覚をおこす。一度滑ったら忘れられない
ゲレンデと言える。
そんな中、とにかく一番下まで行くとやはりへとへと。
(それでもニセコひらふ花園エリア制覇♪)
一番下から、第1スクワッド(1627m)→第2スクワッド(743m)
→第3スクワッド(1102m)と乗り継いで中腹までいっきに戻る。
さらに天候が安定してきたので、そのまま山頂へ行く第7リフト
(526m)に乗ってしまう。これが今はめずらしいシングルリフト!
背もたれが低いので怖い感じだが乗るときは意外に乗りやすい感じ。
第7リフトに乗っていてふと思えたのが「ここから先は遭難の危険が
あるので立ち入り禁止」という柵。天候が安定していて視界が良い今だと
なんのことはない気がするが、天候が悪化して視界が極端に悪くなると
遭難するんだろうなと感じる。
【写真HO07:頂上より第7リフト】
大自然の脅威を肌で感じつつ再び頂上に到着して、ここから今度は
ニセコひらふの左端に位置するアルペンエリアへと滑りこんでゆく。
アルペンエリアは谷が多い印象で、すり鉢状のゲレンデに下りてゆく
感じ。ここもへとへとになりつつ一番下まで滑りおりる・・・
(それでもニセコひらふアルペンエリア制覇♪)
すぐさまセンターフォーリフト(1719m)にて中腹へと戻る。
これがまた谷からの吹きさらしで寒いこと・・・。
体にもだいぶ疲労が蓄積してきたので、ここで最後に残された
ニセコひらふ高原エリアをゆっくりと滑りおりる。
(それでもニセコひらふ高原エリア制覇♪)
ここで疲労が限界に達したので少し休憩することにする。
考えてみれば朝パンとコーヒーだけで昼も食べずに滑り
続けているのだから是非もなし・・・というところか。
ホテルニセコスコット内で、イスに座り休息。ついでに売店を
のぞいたらいま話題のウニキティを発見しゲット(^_^)
30分ほど休んだらかなり疲れが取れたため、最後の滑りへと出発!
第1リフト(582m)→第2スクワッドリフト(1139m)→
第6フード付トリプルリフト(1186m)と乗り継いで
中腹へ。ここからゆっくりと高原エリアを滑り降りて無事終了!
(これにてニセコ全山制覇を達成♪)
ニセコ高原スキーセンター内にてゆっくり板とブーツをかたづけて
一休み!ニセコ制覇の余韻にひたる。
そして16時30分。迎えに来たスキーバスに乗って札幌市内
への帰路につく。
【写真HO008:ニセコひらふ第一駐車場にて】
途中ルスツリゾートに寄ったりしてまた定山渓温泉を通って
19時すぎにホテルに到着!
【6】札幌で札幌ビール
ホテルにて板とブーツを自宅に送る手配をしてから部屋に戻り
浴衣に着替えて温泉へと直行!
疲れて冷え切った体をあたためる。
そしてまたスパラウンジへ行って今日はちょっと豪華に海鮮丼
にビールおつまみセットを頼む。
ビールはもちろん札幌生ビール。札幌に来て飲まないで帰る訳
にはいかない!というところ。
海鮮丼もおいしくてまさに北海道は食べ物がおいしい!という
のを象徴しているかのよう。
食後、ホテルの最上階である25Fに行って廊下の窓から夜景
を撮影!テレビ塔がとてもきれい。
【写真HO009:札幌の夜景】
【写真HO010:テレビ塔】
あとは部屋に戻りzzz。疲れていたせいか大変良く眠ることが
できる。
*** 北海道旅行記・道央2 に続く ***
☆☆☆☆☆ 北海道旅行記・道央2 ☆☆☆☆★ 2004.3.7
*** 小樽編 ***
【1】朝風呂と和食の朝食
温泉付ホテルの特権を生かして、起床後朝風呂へ行きすっきりと目覚める。
ここアートホテルズ札幌では、朝食が「バイキング」「和食」「洋食」と
選べるようになっており昨日は「バイキング」だったので今日は
和食を選ぶことにする。
朝食会場の郷土料理「川甚」に入ると、上品な感じの純和風の雰囲気にて
良い感じ。
料理もおいしくご飯と味噌汁はおかわり自由。サービスも行き届いていて
個人的にはバイキングよりこっちの方がいいかなというところ。
さて、ここはお昼に小樽でおいしいお寿司をいただくためにおかわりせず
にこぢそうさまm(__)m
部屋に戻り、荷物をまとめてチェックアウト。2日間お世話になった
アートホテルズ札幌を後にする。
思いのほか快適なホテルなので次回札幌に来訪した時も利用したいところ。
【写真HO11:アートホテルズ札幌】
【2】浪漫の街・小樽へ
さて北海道旅行・道央の3日目は、ANAスカイホリデーの「ホワイト小樽号」
を利用して浪漫の街・小樽の取材を敢行!
昨日と同じように札幌パークホテルまで歩いて、黄色いスカイホリデーバス
に乗り(もちろん中身は北都交通バス)札幌市街の各ホテルをまわりつつ
一路小樽へ。
このホワイト小樽号は通常のスキーバスと違いちゃんとしたガイドさんが
乗っていて、行き先々でいろいろな話があるので乗っていて勉強になって
楽しい。
まず勉強の一つ・・・札幌と小樽を結ぶ「札樽自動車道」について。
そもそもこの「札樽」って何て読むの??というところでまず勉強。
正解は「さっそん」で、自分などはずっと昔から「さつたる」だと
ばかり思っていたので「ええっ?!」と天地がひっくりかえるような
衝撃を受ける。
そして話はやがて小樽の歴史へと進み、小樽の発祥についてなどを詳しく
きき、その後は小樽の見所をハイライトで紹介してもらう。
そのアドバイスを参考に自分なりにバスの中で取材計画をねることにする。
★取材計画
小樽運河→小樽駅方面→日銀旧小樽支店→堺町界隈
10時ちょっとすぎに無事小樽に到着し、まずは小樽運河へと向う。
周辺には人力車や露店が出ていたりしてなるほど名だたる観光スポット
だな〜と感心。
【写真HO12:小樽運河】
小樽運河を歩いて、今度は小樽駅方面へと移動。国道5号線につきあたる
ところまで歩いて歩道橋の上から小樽駅を見渡す。
つい半年前に最果ての稚内駅を見て最果て感を実感したところだが、小樽駅
はけっこうにぎやかで同じ港町でもこちらは垢抜けた感じかなというところ。
なお駅舎は昭和9年建築の歴史的建造物で構内には噂の裕次郎ホームがある。
【写真HO13:小樽駅】
そしてUターンして今度は日本銀行旧小樽支店の見学をする。
今は金融資料館だが、ここで一億円の重さを体験!一億円は両手で
持ち上がる重さだが普段手にする量を考えるとまさに雲の上の重さと言えよう。
【写真HO14:日本銀行旧小樽支店・金融資料館】
資料館を後にして訪れたのは小樽のメイン観光スポットとも言うべき堺町界隈。
ガラスで有名な「北一硝子」にオルゴールの「小樽オルゴール堂」にかまぼこ
の「かま栄」にコーヒーの「銀の鐘」と有名どころがここに集中しているため
取材の最終目的地にして最大の場所と言える。
じつは今回の小樽観光にあたってオプションで購入しているものがある。
それは「ANAスカイホリデーオリジナル小樽MAP&クーポン」。
これは1500円で購入できるものだが、ABCの3つのクーポンとサービス
クーポンがついていて、いくつかの指定されたお店で食事や体験、喫茶や
おみやげと1500円以上の価値を持つ大変お得なクーポン。
Aクーポン → ランチまたは体験
Bクーポン → コーヒーブレーク
Cクーポン → ちょっぴりプレゼント(おやつまたはおみやげ)
そんな訳でこれをフル活用できるのがここ堺町界隈である。
まずは、お昼!Aクーポンで入れる14種類のお店からおすし屋さんの
「多喜二」を選択。
お店に入りAクーポンを渡すと店主が早速Aクーポン寿司セットをにぎって
くれ、できあがったお皿を見てびっくり!
内容は期待した以上のもので、寿司10カンにお吸い物という内容。
さらにパンフになかった高級ネタのウニがあり思わず(^_^)
クーポンにはマグロ、白身、サーモン、イカ、甘エビ、カニ、ホッキ
、ホタテ、トビッコ、イクラと書いてあったが、どうやらホッキ
がウニに化けたようである。
【写真HO15:多喜二】
こうして至福の昼食を小樽の多喜二にて過ごした後堺町界隈の散策
に出発。
ちなみにこの堺町界隈の建物には「小樽市指定歴史的建造物」の
プレートがついている建物が数多くあり、多喜二もその中の1つである。
ちょっと歩くと「北一硝子」を発見!
ページ→ http://www.kitaichiglass.co.jp/index2.html
ちなみにこの界隈にはいくつもの店舗があり、それぞれテーマが違う
のだということ。
【写真HO16:北一硝子アウトレット】
そして歩いてメルヘン交差点に到着!ここは小樽発祥の地だという
ことでまさに小樽で一番輝いている場所というイメージがある。
稚内でもあったように郵便局の出張所販売所が出ていて絵ハガキ
を売っていたのでつい買ってしまう・・・。
さて、ここでちょっとコーヒーブレーク!
銀の鐘1号館に入ることにする。
ここではBクーポン(コーヒーブレーク)を利用!
クーポンでコーヒーとチーズケーキのセットを頼み、ついでに
チョコレートシュークリーム(50円)を食べることにする。
おいしい(^_^) ケーキのほんのりとした甘さとコーヒーの
上品な香りと苦味が絶妙と言える。
コーヒーはおかわり自由(^_^)
まさにコーヒー好きにはたまらないところ。
そして記念にカップとソーサー(皿)をお持ち帰りできるのもGOOD。
ちゃんとカップを洗うところがあり、専用のケースまでもらえる。
店内はとてもおちついた雰囲気で、一人で静かに読書にふける人も
いればお茶しているカップルもいればグループで談笑している人達も
いてなんだかとってもいい感じ。何時間でもいたいような心地よい
空間になっている。
まさに今はやりの癒しの空間なのだろうなというところ。
【写真HO17:銀の鈴1号館】
【写真HO18:コーヒーセット】
【写真HO19:癒しの空間】
癒されたところで銀の鈴を後にし今度は小樽オルゴール堂へ。
ページ → http://www.otaru-orgel.co.jp/top.htm
ここには様々なオルゴールの展示と販売を行っていて店内中
オルゴール一色!ここも見始めるとおもしろくてはまってしまう。
ここでオルゴールのCD「HIT SONGS VOL.V」と
キーホルダーオルゴールをゲット。ちゃんと袋に入れる前に
音色を確認してくれる店員さんに「おおっ素晴らしい!」と
プロの仕事を垣間見る。
さて、外に出て目につくものを発見!それはあの蒸気時計である。
蒸気時計と言えば「カナダバンクーバーのガスタウンの名物」
だったはずだがどうしてここにあるの?!と狐につままれた
感じ。
よくよく見れば、バンクーバーの蒸気時計を作ったレイモンド
サンダース氏の2つめの作品なのだということ。
小樽にきてかくも懐かしき蒸気時計に会えるとは夢にも思わなかった
だけに感激もひとしお。
ちなみにバンクーバーの蒸気時計は↓
http://homepage1.nifty.com/travel2000/CA-VANCOUVER.htm
【写真HO20:蒸気時計】
【写真HO21:蒸気時計と小樽オルゴール堂】
【写真HO22:小樽オルゴール堂のプレート】
【写真HO23:蒸気時計のプレート】
蒸気時計にはバンクーバーと小樽のプレートがついており
はるか彼方のパンクーバーとこの小樽とをつなぐ鍵のような
面持ちである。
さて、いよいよ堺町界隈最後の訪問地はかまぼこの「かま栄」。
ページ → http://www.kamaei.co.jp/
ここはその名の通りかまぼこのお店。
そしてここでCクーポンの登場!
ここでCクーポンを使うと・・・「スカイホリデーかまぼこパック」
がもらえる(^_^)
中身は3種類のかまぼこの詰め合わせでけっこう食べ応えあり。
かまぼこといっても実際は薩摩揚げに近くてごはんのおかずに
3日は苦労しなくて済むという抜群の味わいをもつかまぼこである。
【写真HO24:かまぼこのかま栄】
こうして堺町界隈での取材を終えて13時50分。再びホワイト小樽号
に乗り込み一路新千歳空港へと向う。
帰りのバスの中ではガイドさんより主に札幌のことについての話が
多く、明治政府より任命されて札幌に初めてやってきた役人の話や
都市の命名にまつわる話などおもしろい話をたくさんきくことが
できまたしても大いなる勉強となる。
【写真HO25:札樽自動車道より初山別山系】
こうして15時に新千歳空港に到着!
【3】新千歳空港にて
あとは空港内のANAFESTAにておみやげ(北海道のお土産は
三方六と決めている)を買ったりして過ごす。
三方六 → http://www.ryugetsu.co.jp/pc/sanporoku.htm
それにしても日曜日の午後ということもありすごい人!
東京へ向う便は最終までほぼ満席状態でキャンセル待ちの列が
できる混みよう。こういうところを見ると、札幌←→羽田線が
航空会社にとって収益を上げるドル箱路線であることがよく
わかる。
予定通り17時30分発のANA72便にて無事出発!
帰りは満席ということもありちょっと窮屈な感じ。
機材はB747−400なので満席で569人乗っているということ。
帰りのドリンクサービスでは期間限定のゆずドリンクをもらい
快適な空の旅をして19時に羽田に無事到着!
あとは、そのままモノレールと新幹線を乗り継いで帰宅。
旅の終焉となる。
【4】旅を終えて
今回の旅行はまず天気に恵まれ、宿に恵まれ、観光に恵まれと
三拍子そろった旅になりました。
まず天気ですが、低気圧の接近にもかかわらず吹雪にならないで
済んだこと。天気が良くても山頂の天気は不安定なニセコで
山頂が比較的おちついた状態であったこと。このあたりを考えると
くもり時々雪という天気に感謝というところです。
あと宿のアートホテルズ札幌は滞在するに大変居心地の良いホテル
と言え、これまで数多くの宿に泊まってきた自分から見ても5本の
指に入るホテルだろうと思いました。特に温泉とそれに連なる
スパラウンジという斬新なシステムは他に類を見ない素晴らしい
ものだと思いました。
そして最後に観光。ホワイト小樽号が大変良かったこと。それと
小樽MAP&クーポン。この2つで小樽を最大限に楽しめたと
思います。実際には10時〜14時という短い時間だったものの
散策+お寿司+コーヒーブレイク+おみやげと短い中にも
喜びあり楽しみあり安らぎありとめりはりのある小樽観光が
できたかなと思います。
まとめとして、今回は二泊三日の時間で1週間分のやすらぎを
得られたかなと思う次第です。
長い間読んでいただきありがとうございました!
*** 北海道旅行記・道央 完 ***
※参考
今回の旅は以下のツアーを利用しました。
ANAスカイホリデー
スヌーピースキー札幌シティホテルステイ3日
札幌国際ナイター
ニセコ全山1日
ホワイト小樽号+小樽MAP&クーポン 計51,300円
旅行記を書棚に戻す