韓国旅行記

  ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記1 ☆☆☆☆★ 2009.1.9〜1.12

  *** ソウル編−1 ***

 【序章】
  今回韓国を旅行先に選んだのは、このところの円高と燃油サーチャージ
  の引き下げなどで海外へ出かけるにはリーズナブルになったことや、
  その地理的な好条件(行き帰りが短時間で済む)もあり、最も身近な
  隣国である韓国で海外の風を感じようかと考えたからであります。

  ※大韓民国のあらまし
   人口約4300万人の朝鮮半島の北緯38度以南に広がる国家で、大統領
   のもと民主共和制を敷いている。
   また中国の影響を受けつつも独自の文化圏を築いており、特に公用語
   であるハングルはその効率性や利便性から見て現在において最も完成度の
   高い言語と言われている。
   ただし北朝鮮とはいまだ休戦のままであり暫定の国境である軍事境界線
   の南北には非武装地帯であるDMZが広がっている。

 【1】出発準備

  約7年ぶりに海外へ出かけるということで、今回パスポートを取り直す
  ことになるが、旅が決まったのが12月も半ばすぎということで日程的
  にぎりぎり・・・それでもパスポートの発給というのは官公庁の仕事の中では
  スピーディーに行われる部類のようで、出発2日前には無事取得完了!
  ちなみにしばらく前からICチップが搭載されたそうで、こちらには
  パスポートの情報が入っているとのこと。
  (やはり偽造防止か?!)

 【2】前泊

  今回は、実質2泊3日のツアーだがソウルへの往路が朝一の便、復路が
  最終便というこで成田にて前泊・後泊となり、そこまで含めると4泊5日!
  ということでリフレッシュ度もよりアップ(^_^)
  
  また今回は「限られたお金をいかに有効に使うかを基とした旅」を目指して、
  往路の新幹線は自由席。京成上野から京成成田はスカイライナーでない普通
  の特急といった具合に節約できるところはしっかり締めることに・・・。
  
  そんなことで、京成上野からは各駅で青砥まで・・・そこから普通の快特で
  京成成田まで移動し前泊は「コンフォートホテル成田」へ。

  「コンフォートホテル成田」は、その名の通り大変快適!立地が京成成田駅
  から見えるところなので抜群。さらには朝食としていろいろなおにぎり、パン
  、レトルトのスープなども揃っていて申し分なく前泊の宿としては満点とい
  うところ。 

 【3】出国

  翌朝、京成成田駅より成田空港へ。
  今回搭乗するのはコリアンエアー(大韓航空)のため第一ターミナルへ。
  電車から降りて空港に入るためのパスポートの確認と手荷物検査を受け
  無事ターミナル内へ到着。

  ここでNEXにて空港入りした友人と合流し3階の出発ロビーへと
  移動。無事大韓航空のカウンターで手荷物を預け搭乗券を受け取り
  いざ出国!

  なお今回はEチケットのため、航空券が発行されないのだがどうやら名前だけ
  でチェックインOKらしい。このあたりはエコなのかなぁというところ。

  まずはお決まりの保安検査、そして出国審査へと進みパスポートに「出国」の
  印をもらい無事出国!

  免税店の横を通り搭乗口へ。それにしてもこの免税店の香水の香りは「海外
  だねぇ!」を連想させるものではないか?!

  8時50分。程なく搭乗開始となり、コリアンエアー706便へ無事搭乗!
  
 【4】快適な空の旅

  今回コリアンエアーを選んだのはまずそのリーズナブルさに引かれた訳
  であるが、せっかく韓国へ行くのだから飛行機に乗ったところから韓国気分
  で・・・という目論見もままあったと言えるかも。

  さて9時20分出発で、わずか2時間半の旅程の中でやるべきことはあまた
  ある・・・。
  ということで旅先での移動計画の打ち合わせなどあっという間のひととき。

  そして一大イベントは「機内食」。
  久しく国際線に乗る機会がなかったのでなにやらえらく嬉しい。
  ビーフと朝鮮風ライス、パン、フルーツゼリーなどだが希望すればビールも
  貰えるということでコリアンエアーのサービスは良いなぁというところ。

  ちなみに機体はB747−400。B777も良いがやはり元祖ジャンボ
  である747に愛着があるのは自分だけではないのでは?!

  そんなこんなで機内食を食べ終わって間もなくの定刻12時に韓国の仁川国際
  空港へ到着!
    
 【5】リムジンバスでホテルへ

  無事着陸後、仁川国際空港内へ移動しまずは入国審査。こちらは会話は
  なくパスポートの確認だけで無事入国!

  預け入れ荷物を受け取ってまずは両替へ。3万円をレート1360.00で両替し
  408,000ウォンを手にする。

  そしてリムジンバスカウンターへ。
  
  ここで韓国滞在中に宿泊するホテルまでのバスチケットを9000ウォンで
  購入。その後「車あるよ〜乗っていきませんか?」といった客引きの手を
  振りほどきつつバスストップA5へ。

  【写真KE09-01:仁川国際空港・リムジンバス乗り場】

  12時45分・・・ほどなくバスが到着し乗車して一路ソウルへ。

  車窓から眺める景色を見て「これが韓国なのかぁ。」と感慨深いものあり。
  高層ビルあり、建設中の道路あり・・・モニュメントあり・・・いずれにしても
  じつに日本に酷似した都市だなぁというところ。

  そしてバスに乗ること1時間15分で江南地区・清潭(チョンダン)にある
  リベラホテルに到着。

 【6】ホテルにて

  リベラホテルは最近★★★から★★★★にアップグレードされたようだが、
  リーズナブルな宿泊料金のわりにきめ細かなサービスと高級感が好評で
  外国人には人気があるのだそう・・・。
  かくゆう自分もホテル選びの際に安くてサービスが良くてと高級感がある
  ところは・・・と思っていたところ「ここならばいいなぁ!」とほとんど迷わず
  決めた程!

  【写真KE09-02:リベラホテル外観】

  ということで、まずはチェックインし部屋(711号室)に荷物を置き
  まずはロビーのコンシェルジュで現地ツアーの予約をお願いする。

  韓国はもちろん全世界で有名な公演であるNANTA(ナンタ)のナイト
  ツアーと、北朝鮮との国境地帯である非武装地帯(DMZ)と第3トンネル
  の半日ツアーを申し込んでもらう。

  以後、このコンシェルジュの方にはロビーで会う都度「いかがでしたか?
  楽しかったですか?」などと声をかけていただき異国の地での人の暖かさ
  を感じることができ「旅はいいなぁ」と改めて感じる次第。

  そしていざソウルの観光へと出発! コンシェルジュの方に最寄の地下鉄駅を
  教えてもらい7号線「清潭」13番入り口へと向かう。

 【7】ソウル地下鉄

  ソウルの地下鉄は、1号線・2号線・3号線・4号線・5号線・6号線
  7号線・8号線・盆唐線・9号線(建設中)があり、まさにソウルの街を
  縦横くまなくアクセスできるようになっている。
  またすべてが同一切符で行き来できるので、東京のようにメトロと都営で
  別切符・・・みたいな混乱もなく外人にもやさしい乗り物と言える。

  そういえば帰国後に気が付いたことだが、韓国にも日本のえきから時刻表
  のような乗り換え案内があるらしい・・・IT先進国の韓国だから当然とは
  言えるが、路線図と睨めっこしながら地下鉄で移動するのはやはり日本人
  だな・・・と現地の人たちからは見られていたのかも。

  それはさておき、まずはソウル地下鉄初体験・・・。記念すべき初の駅は7号線
  の「清潭」。ここでまずは自販機で1100ウォンで切符を買い改札へと
  進む。

  そして方向は起点である「温水(once)」を目印にホームへ降りる。

  以後環状線である2号線を除き、この起点の駅名を目印にどちらの方向へ
  向かう電車かを判別することとなる。

  あと路線によって異なるが、開閉式の自動扉が設置されている駅では未来都市
  ですなぁ!という雰囲気。
  その他内装にディズニーシーのような岩盤の装飾を施した駅もあったりして
  地下鉄めぐりでも1日楽しめそうな勢いあり!

  まずは清潭より7号線で乗換駅の高速バスターミナルまで乗り、ここで
  3号線へと乗り換え。電車はいったん地上へ出て鉄橋で漢江を渡り、再び
  地下を進み鍾路3街駅に到着。

  7番出口から地上へと向かう・・・。

 【8】宗廟(チョンミョ)と昌慶宮(チャンギョングン)

  出口から歩いて5分ほどで、世界遺産の宗廟(チョンミョ)に到着!
  入場料1000ウォンを払って中に入る。

  スリッパを履いて建物の中の宝物を見学したりして奥の正殿へと進む。
  
  【写真KE09-03:宗廟(チョンミョ)正殿】

  あまりにも長い建物のため写真に収まりきれない・・・ということで角から
  斜めに撮ってなんとか解決!

  あとは妙に気になる屋根の上の装飾物・・・。著名な建物にはだいたい
  あるようなのだが?!

  【写真KE09-04:著名な建築物の屋根の上には必ずある装飾像】

  そして、正殿から永寧殿を抜けて次の昌慶宮へと移動。

  こちらはどちらかというと市民の憩いの場所らしく遊んでいる子供たち
  にも会う。

  感触として宗廟方面から入ると裏口から入るようなかっこうになるらしく
  最後に明政殿に到着!

  このあたりでだいぶ太陽が地平線に近づいて来てしまったため、先を
  急ぐことに・・・。

  【写真KE09-05:昌慶宮(チャンギョングン)・明政殿】

  昌慶宮・弘化門から外に出て今度は街並みを楽しみつつ別ルートで
  鍾路3街駅へと向かう。

  歩くこと20分ほどで駅に到着!

 【9】明洞(ミョンドン)

  地下鉄3号線・鍾路3街駅から水西(Suseo)方向に2駅進んだ
  忠武路駅から4号線に乗り換えて1駅で明洞(Myeongdong)に到着!
  
  そういえば観光客がソウルに来て一番最初に覚える地名が「明洞
  (ミョンドン)」であるとかないとか・・・そのくらいメジャーな
  場所だけに街にも活気がある感じで人通りも多い。

  まずは腹ごしらえということで、まずは韓国伝統料理である
  ピビムパプを食べに「古宮」へ。

  【写真KE09-06:古宮・明洞(ミョンドン)店】

  ピビムパプとは牛ダシで炊いたお米に、ナツメ、松の実など30種類
  もの具を盛った丼でスプーンでかきまぜて食べるもの。(激旨)

  またピビムパプを頼むと、もれなく前菜も付いてくるのが韓国流。
  これにはなにやらかなりお得な気分に!

  これだけ食べてしめて11,000ウォンという安さにも感服♪

  【写真KE09-07:伝統の味「ピビムパプ」】

  食事を終えて明洞の街で散策&ショッピング。まさに韓国の流行の
  最先端がここにはあるのだろうな・・・と考えつつも聴こえてくるのは
  日本語が多い?!

  【写真KE09-08:賑わいを見せる明洞の街】  

  18時をすぎあたりが暗くなってきて、明洞を後にして今度は
  明洞駅から逆ルートで、5号線→3号線→7号線をハシゴして清潭駅に
  到着!

  13番出口から地上に出てリベラホテルへと戻る。

 【10】NANTA(ナンタ)

  【写真KE09-09:NANTA:劇場入り口】 
  【写真KE09-10:NANTA:劇場内】 
  19時20分、先ほど申し込んだNANTAの江南公演へと出かける。
  
  日本語ガイドの金さんがホテルまで迎えにきてくれ初めてのガイドさん
  によるツアーの始まり!

  (今回、ソウルシティーツアー社を通じてのナンタ鑑賞であるが送迎と
  チケットの予約・購入まで含めて65,000ウォンということで、チケットが
  50,000ウォンであることを考えると手間賃としてはまずまず)
   
  車中にていろいろな世間話やら韓国の交通事情やらホテルのある江南エリア
  の高級キャバレーの話やら現地ガイドでなければわからないようなホットな
  情報も聴けて大感謝。

  また金さんは日本でパチンコを打って大勝者リストに名を連ねたこともある
  そうで、いろいろな意味で日本について研究熱心なのかも?!

  ※NANTA(ナンタ)とは
   セリフがなくリズムやビートのみで構成され、韓国伝統音楽のサムノリのリ
   ズムを巧みに取り入れたいわばミュージカルパフォーマンス。
   またセリフがなくてもストーリー展開がわかるように工夫されているので、
   韓国語がわからなくても楽しめる万国共通のショーと言え、今までに日本は
   もちろん世界各国で公演されて人気を博し、本場韓国でもなかなかチケット
   が取れないのだとか。

  今回はウリム芸術シアター(江南NANTA専用劇場)(287名収容)にての鑑賞
  となるが、チケットの争奪戦は江北NANTA劇場の方が高いのだとか・・・という
  ことで江南地区に宿を取ったのは幸運に感謝!

  ★基本の舞台は結婚式場の厨房。
   4人のシェフ(男3人、女1人)と支配人が1時間で披露宴のフルコース料
   理を作り上げるというストーリーですが、リピーターを飽きさせないように
   少しづつ変化しているとのこと。
   今回は料理をしたことがない新人が入ってきてハチャメチャなことに・・・と
   いうような感じのストーリー。

   ステージはとにかくビートを見聞かせるコーナー。そして笑いを見せる
   コーナーと大きく2つに分かれていたようですが、観客をも巻き込んだ盛り
   上がりぶりが大変素晴らしい!
   ビートを聞かせるコーナーでは、厨房が舞台だけに調理道具を楽器に変えて
   のパフォーマンスや野菜を四方八方に飛ばしてのダイナミックな包丁さばき
   や水を入れた太鼓を叩く豪快な乱打が見事也・・・。
   そして笑いを見せるコーナーでは、観客をも巻き込んで笑わずにはいられな
   いパフォーマンスの数々を楽しませてもらい大満足!

   ガイドブックによればNANTAは全世界で27ヶ国・212ヶ所の都市で
   400万人が鑑賞したという実績があり、韓国を訪れた日本人が最も多く観
   る公演だとのこと。

   こうして約2時間の公演を終了して、外で待っていた金さんにホテルへ
   送ってもらう。

   偶然か必然かはわからないが、なんと明日の第3トンネルとDMZツアーも
   金さんの担当だそうで連日にお世話になることに決定!

   後でわかったことだが、第3トンネルのツアーはKIS−KOREAという
   旅行会社に頼んだが、どうやらソウルシティーツアー社と提携している
   らしく金さんによれば「どちらも同じです。」とのこと。

 【11】ソウルの夜

  無事ホテルに戻り就寝!
  こうしてソウル第一日目はほぼ目一杯に予定をこなしてとても充実した1日
  となる。

   ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記2 ☆☆☆☆★ へ続く

 

☆☆☆☆☆ 韓国旅行記2 ☆☆☆★★ 2009.1.9〜1.12

  *** DMZ編 ***

 【1】非武装地帯(DMZ)とは

  韓国旅行2日目の前半は、「第3トンネル&DMZ(非武装地帯)ツアー」に
  参加し、いわば歴史を学ぶひとときとなる・・・。

  さて、まずDMZとは大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国を隔てる軍事境界線
  の南北に広がる非武装地帯のことで詳細は下記参照のこと。

  ※軍事境界線
   朝鮮半島における軍事境界線(Military Demarcation Line(略称:MDL)
   は、陸上において大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国との実効支配地域を
   分割する場所のことである。
   あくまで実効支配地域の「境界線」であり、「国境線」ではない。これは、
   両国が主張する領土が、朝鮮半島全域および島嶼部とするもので互いに一致
   (重複)していることと、後述の休戦状態とが関係している。

   朝鮮戦争の休戦ラインであり、1953年7月27日の休戦協定により発効した。
   軍事境界線の周囲には、南北に幅2kmずつ(計4km)の非武装中立地帯
   (DMZ:Demilitarized Zone)が設定されている。また、韓国においては
   北緯38度線付近にあることから38線と呼ばれることが多く、日本においても
   38度線と言及されることがある。

  ※軍事境界線が38度線より蛇行している訳
   朝鮮戦争以前は、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の境界は、ソ連とアメ
   リカの分割占領線である北緯38度線ちょうどに設定されていた。しかし、
   朝鮮戦争が膠着状態のまま休戦に至ったため、西海岸では北朝鮮が38度線の
   南に食い込み、東海岸では韓国が北に食い込む形の線となった。その結果、
   朝鮮戦争以前は大半の地域が南側であった開城と、黄海道の海岸線付近は北
   側となった。一方、江原道中部(束草市など)は北側から南側に属すること
   となった。

  ※非武装地帯(DMZ)
   軍事境界線の南北には、韓国・北朝鮮双方の領土へ幅2km(合計4km)の非武
   装中立地帯 (DMZ:DeMilitarized Zone) が設定されている。非武装中立地
   帯と民間人統制地帯を隔てている「限界線」は、南北双方が休戦協定違反を
   理由に軍事境界線側に押し出したため、2007年現在ではDMZの幅が300mまで
   狭まった所もあり、幅が4kmのままの所は珍しい状況にある。極僅かの地域
   を除いて、一面に地雷が敷設されている。そのため人の寄り付かない場所と
   なったことから、渡り鳥が翼を休める野鳥の楽園と化している。韓国軍と
   朝鮮人民軍がスパイや工作員の侵入を定期的に監視しているが、地雷原を
   渡る亡命者も年間数人はいるという。両軍の間で銃撃戦が発生することも
   数多く、1960年代から1980年代にかけては、ほぼ毎年死傷者を出してきた。
   休戦協定の第1条第10項の規定によって「民政と救済のための警備要員」を
   南北双方が1,000名ずつまで、非武装中立地帯内に立ち入れることになって
   いる。このため両軍とも監視哨所を建てたり、潜伏斥候を入れたりしている。

 【2】DMZへ

  朝7時20分。日の出間近い時間にホテルに日本語ガイドの金さんが迎えに
  やってきていざ出発!
  今日はイギリス人とアメリカ人が大半で日本人は我々2名だけとのことで
  バス内は英語ガイドがかなり幅を効かせる状態に・・・そんな訳で金さんが
  「後でガイドしますよ。」と耳うち。

  【写真KE09-11:日が昇ってきた】

  バスは郊外に向かって1時間半ほど走って9時すぎにDMZ近くの臨津閣公園
  に到着。
  ちょっとした高台に登ると、そこから鉄条網を隔ててDMZ!
  ということで写真を撮ったりするが、とにかく寒い・・・。
  
  この時期の韓国は当然川は凍っている訳だが、どうやら日本ほど最高気温が
  上がらないらしい。
  (よい例証としてソウルの街のど真ん中に屋外スケートリンクがある・・・)

  【写真KE09-12:臨津閣公園よりDMZ】
  【写真KE09-13:臨津閣公園にて平和の鐘】

  ひととおり説明が終ってから売店兼食堂へ。
  ここで金さんが「朝食はまだですか?よろしければ一緒に海苔巻食べませんか。
  私はいつもここで食べてますよ。」ということで、お薦めの海苔巻を食べるこ
  とにする。

  スープも付いて2000ウォンというリーズナブルさもさることながら、
  美味美味♪ 韓国は海苔が名産というけれど、それを惜しげもなく使った
  海苔巻を食べれて幸せなひとときとなる。

  【写真KE09-14:海苔巻】

  9時40分、DMZに入るための専用バスに乗り換えていざ出発!

  走ること数分で統一大橋に到着。ここで韓国軍の軍人さんがバスに乗り込んで
  きてバスの中でパスポートの確認。怪しい人物はいないということで無事
  DMZ内へと進む。

  また数分走って「第3トンネル」に到着!

 【3】第3トンネル

 ※第3トンネル
  1972年に亡命してきた北朝鮮のある人物によってもたらされた
  「北朝鮮が南侵トンネルを掘っている。」という情報によって韓国軍が
  血眼になって探した結果、1978年に発見された最大規模のトンネルで
  幅2m、高さ2m、長さ1,635mにも及んでいて、ソウルまで52km
  という距離にある大トンネル。

  ここで、金さんが「健康状態は大丈夫ですか?ここはけっこう大変なので
  私は行きません・・・。」とのことで、カメラ(撮影禁止)などの荷物をロッ
  カーに預けてトンネル内部へと侵入。

  トンネルへと続く下りの接続路はきれいな外壁だったがトンネルの入り口に着く
   と、岩盤のむき出したトンネルで黄色いヘルメットを装着してさらに進む。

  途中いろいろな案内があったりして最奥に着くとしっかりと施錠されていて
  小さな四角い窓からわずかに奥が見えるだけ。この分厚い壁はもう1層ある
  とのことで、韓国に侵攻しようとした北朝鮮軍の執念のようなものを感じる。

  ちなみに天井が低いためヘルメットは本当に必需品。腰をかがめて歩いても
  時折ゴチゴチとヘルメットが岩盤に当たる音がする・・・。

  そしてUターンして地上に出るのはしんどいが、無事生還!

  そういえばトンネルに来るにはトロッコで楽に来られる青いヘルメットの
  人たちもいるようだったが、たぶん別料金なのだろう。

  第3トンネルを出てから、併設されている「DMZ映像館・展示館」へ。
  ここで金さんからガイドしてもらいつつ歴史についても説明を受ける。

  説明によると、しばらく前までは韓国と北朝鮮の関係は良好で韓国の企業が
  北朝鮮に工場を作って行き来していたが、ここ最近また関係が悪くなり今では
  行き来が途絶えてしまい、運び込んだ機械も無駄になってしまったとのこと
  ・・・。また韓国人の7割が統一を臨んでいない事実もあり、さらにこのDMZ
  が観光の大きな柱として貴重な存在であることなど現地の人の立場からの
  生の声が聞け大変勉強となる。

  と金さんがだいぶ熱く語ってくれたため出発時間を超過!
  最もガイドさんを置いて出発することはないと思われるので、我々は安堵
  しつつも同乗するイギリス・アメリカの方々にひたすら恐縮。

  【写真KE09-15:DMZ映像館・展示館】
  【写真KE09-16:第3トンネル入り口】

 【4】ドラ山展望台

  第3トンネルを後にして走ること数分で「ドラ山展望台」に到着。
  
  ここは、北朝鮮を最も間近に見られる、南側最北端の展望台ということで
  ついに肉眼で北朝鮮を見られる瞬間を迎える。

  目を凝らして見ると、韓国の旗と北朝鮮の旗を掲げた鉄塔がそれぞれあって
  ここでにらみ合いという状況が見て取れる。
  残念ながら、黄色の線が引いてあって、その先に入っての撮影は不可なので
  写真はなし・・・。ひとまずは最大望遠にて北朝鮮をファインダーに収める。
  (もちろん韓国軍による見張りあり)
  
  普段は有料の望遠鏡などまず見ない自分だが、この時とばかりに1回500
  ウォンの望遠鏡を使ってしばし楽しむことに・・・。
   
  そして、韓国軍の軍人さんと記念撮影! これはサービスとのこと。

  ここでも金さんの生々しい経験談が飛び出し「私もこのDMZ警備の部隊
  にいたんですよ。夜になると毎日のように北朝鮮から大音量で北朝鮮こそ
  理想の国家だ。韓国の民主主義など幻にすぎない。という主旨のことが
  流れてきて、ついに洗脳されて北へ行った同僚もいました。」とのこと。

  ペンは剣よりも強しと言うけれど、言葉って怖いな・・・と思う瞬間となる。

  【写真KE09-17:ドラ山展望台より北朝鮮を臨む・・・】
  【写真KE09-18:ドラ山 韓国軍第一方面隊基地】

 【5】ドラ山駅

  展望台を後にして走ること数分で、「トラ山駅」に到着。

  ※ドラ山(都羅山)駅
   ドラ山駅は2002年2月に完成した京義線の南側の最北端駅。しかし、普通の
   列車は臨津閣駅までしか行かず、この駅に来る列車は1日4本のみ。
   臨津閣駅でパスポートチェックを受けて、切符は往復で購入しないと
   来られない最果ての駅。しかし統一が成った暁にはこの駅が始まりの駅
   となることを願って作られた。

  駅の外にはこの駅を作るにあたって寄付をした個人や企業の名前が載った
  ボードがあり、駅の中は最新鋭の設備があちこちに散見される。

  米国ブッシュ大統領が訪れた時の写真もあり、観光駅としての性格が強い
  ようである。
  
  ちょうど帰りしな列車が来たが、これを見れたのは運が良かったのだろう。

  【写真KE09-19:ドラ山駅】
  【写真KE09-20:ドラ山駅内部】

 【6】ソウルへ

  DMZでの観光を終えて、一路ソウルへと向かう。
  ソウルに入ってからアメジスト工場へと立ち寄る。

  ※アメジスト
   アメシストは紫色の水晶で主に装飾用に使われる。
   2月の誕生石で石言葉は「誠実・心の平和・高貴」。

  いろいろなアクセサリーなどが散見されるが、いずれも高価。
  折からの世界的不況によりイギリス・アメリカ人たちの財布の紐もかたい
  ようで店の人たちも大変そうな感じ。我々も日本語バイヤーにあれこれ
  勧められるも触手動かず・・・。もっと富裕層の日本人だったら協力して
  あげられるのに・・・。

  金さんも「興味がないようでしたら外に出ていいですよ。」ということで
  バスに戻ってまたまたあれこれと現地ネタを提供してもらうことに・・・。

  アメジスト工場を出てから少し走って南大門近くの停留所にてツアーは終了!

  縁あって昨夜からお世話になった金さんから、「韓国に滞在中何かあったら
  連絡下さい。中には観光客を騙す悪い人たちもいますから気をつけて下さい
  ね。」との暖かい言葉をいただく。

  一人歩きもいいけれど、ガイドさんとのふれあいも海外旅行の醍醐味の一つ
  と考えると人に恵まれたなぁというところ。

             ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記3 ☆☆★★★ に続く

 

   ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記3 ☆☆★★★ 2009.1.9〜1.12

  *** ソウル編−2 ***

 【1】南大門(ナンデモン)

  韓国旅行2日目の後半は、街歩き!まずは「南大門」へ。

  南大門といえば、2008年2月に火事により焼失した崇礼門が記憶に新しい
  が、現在は250億ウォンをかけて鋭意再建中とのこと。

  【写真KE09-21:南大門(崇礼門)鋭意修復中】

  実際に訪れて見ると崇礼門は、青い目隠しで覆われておりその姿を見る
  ことはできず・・・。ということで、これは次回の訪問の楽しみにするとして
  南大門市場へと入る。

  【写真KE09-22:南大門(ナンデムン)市場入り口】 
  【写真KE09-23:にぎわう南大門市場】

  しばらく散策するが、信州人である自分は寒さには十分耐性があると思って
  いたものの、やはり大陸系の寒さは違うらしくここらでだいぶ寒さが応えて
  来る。

  そこへ登場したのが「ノリのり天国」。
  日本人向けの店として有名な店で、日本語が堪能なスタッフを選んで常駐
  させているのだとか・・・。まずは店の外で「のりおいしいですよ〜どうぞ
  味見して下さい!」と言われるとつい手が・・・

  「お・い・し・い!!」

  勧められるままいろいろなタイプのノリを味見させてもらい、「お土産
  買うならここしかない!」と確信して店内へ。

  暖かな店内でゆず茶を御馳走になり体が温まったところでゆっくりと吟味。
  こってり系とあっさり系のノリを流暢な日本語で説明する店員さんに
  のせられてだいぶノリを買い込む。またゆず茶と美味すぎるふりかけも
  購入。

  さらにおまけのノリとチャック付の袋まで付けてもらい至れり尽せり・・・。

  【写真KE09-24:日本でも有名なノリのり天国】

  ノリのり天国を後にして、屋台で500ウォンのおでんをつまみつつ
  次なる目的地南山へと移動。

 【2】Nソウルタワー

  南大門市場より歩くこと30分ほどで南山ケーブルカー乗り場に到着。
  ここで往復のチケットを買い搭乗。

  【写真KE09-25:南山トンネル付近(凍てつく寒さ)】 

  雰囲気的に言うと函館山のケーブルカーに良く似た感じか?!

  ケーブルカーに乗るとあっという間に南山の頂上(262m)に到着!

  ここでNソウルタワーのチケット(7000ウォン)を買い、いざ
  エレベーターへ。
  エレベーターの表示は262Mからどんどん上がってゆくもので、
  これはちょっと趣があっておもしろい。

  そしていよいよ展望台へ到着。

  【写真KE09-25:Nソウルタワー】

  360度の大パノラマに感動!
  昨日歩いた宗廟付近もくっきりわかり「ソウルの街ってこんなふうに
  なっているだなぁ。」としみじみ・・・。

  【写真KE09-26:Nソウルタワーより明洞方面を臨む】 

  しばらくパノラマを楽しみ、下山。

  タワーの横にはテディベア博物館も併設されているが、広場にテディベア
  でできた塔! これにはびっくり・・・

  【写真KE09-27:テディベアの塔】 

 【3】韓牛独立万歳

  歩きづめでだいぶ腹も空いて来たところで、本日の夕食予定のお店
  「韓牛独立万歳」へと向かう。
  このお店は江南地区にあるため、まずはもよりの地下鉄の駅へ。
  しかし少し迷ってしまい地下街をぐるぐる・・・それでも無事もより駅の
  5号線会賢駅に到着。

  ここから江南方面に6駅乗って到着したのは「銅雀(Dongjak)」駅。
  ここはそれまでの賑やかな市場とは違い閑静な住宅街らしく団地が
  延々と続く感じ。

  そんな中地図を片手に歩き、16時半には「韓牛独立万歳」に到着!

  ここは2008年5月にオープンしたばかりの韓牛のみを専門に扱うお店で
  食肉の流通会社を経営する30代の若きオーナーが、独自の流通経路
  で最上級の肉を安く提供できるのだそう。

  メニューも日本語のものがありGOOD。
  まずはガイドブックに載っていたハヌトゥンシム(ロース)と味噌チゲ
  をオーダー。その後カルビも追加。贅沢な晩餐となる。

  肉の味はもちろんおいしいのであるが、味噌チゲは超激辛!
  見かけはそれほど赤い訳ではないのたが、なんでだろう・・・と首をかしげる
  始末・・・。結局は食べきったものの、いやはや・・・辛さに対する耐性が
  つきそうである。

  【写真KE09-29:韓牛独立万歳の味噌チゲ(今ツアー中最激辛!)】 

 【4】夜の徒歩

  韓牛独立万歳に入った時はまだ明るかったが、1時間して店を出ると
  あたりは真っ暗・・・そんな訳で地図を片手に元の地下鉄駅に戻らずに
  いっきに7号線の高速バスターミナル駅を目指すことに・・・。
  
  だいぶ歩いてもなかなか駅に着かず駅かなと思うと地下街入り口で
  がっくり・・・を繰り返してついに駅を発見!

  考えてみるとソウルは地下街が発達している。地下は暖かいから
  暖房費も節約できるのだろう・・・。

  地下を移動してしばらく歩くと見慣れた7号線の乗り場へ到着。
  この3号線と7号線の乗り換えポイントはいままで何回か通り
  だいぶ見慣れた光景。そして甘い匂い・・・気になるところ。

  こうして地下鉄でホテルのある清潭駅に到着!

  18時40分、無事ホテルに到着! 店を出たのが17時40分だから
  けっこう歩いたものだ・・・としみじみ。

 【5】東大門(トンデムン)

  しばらくホテルで休憩した後、今度は眠らない街「東大門」へ。
  7号線・清潭駅より、北上し建大入口で2号線に乗り換え、
  東大門運動場にて下車。

  煌びやかなネオンが眠らない街の象徴か・・・。さらにはライブ
  ステージで盛り上がる若者たち。活気がみなぎる街。
  沈滞ムードの日本もこのパワーにあやかりたいものだとしみじみ。

  【写真KE09-30:眠らない街、東大門(トンデムン)】 

  ここでいくつかのファッションビルをハシゴ。
  まわってみて思ったのは、意外と同じ服が売られてること。
  また原色系が流行か?!という感じもあり、自分の好みと合致する
  服をゲット!
  
  じつはもう少しゆっくり見たいのだが、少し見ると店員に話し掛け
  られてしまいいきなり値段の交渉に入ってしまう雰囲気があり
  どこもチョイ見しかできない・・・例えばアオキあたりでシャツを
  色や材質、デザインなどをよくよく吟味して買うのとは
  だいぶ様相が違っているよう。

  またたいていの場合価格が表示されていないため、日本人と見るや
  かなりふっかけることもあるよう。値切ってゆくと最初の提示価格
  の半額にまで下がることもあるらしい。

  このあたり表示価格でものを買うのがあたりまえの消費生活を
  送っていると味わえない醍醐味があるのかも・・・。

  その後眠らない街を後にして22時半にはホテル着。

  韓国旅行2日目は朝から夜までかなり動き回った充実した1日となる。

             ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記4 ☆★★★★ に続く

 

   ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記4 ☆★★★★ 2009.1.9〜1.12

  *** ソウル編−3 ***

 【1】江南地区

  韓国旅行3日目は、朝鮮王朝発祥の地である景福宮へ。

  まずはリベラホテルのある江南地区清潭を出発!
  
  3日間の滞在で、大陸からの寒気を受ける朝鮮半島は昼間でもあまり気温が
  上がらないことがわかってきたものの寒いものは寒い!ということで、
  ホテルから地下鉄7号線清潭駅への慣れ始めた道を、帽子+マフラー+
  手袋という重装備で出かけるが、途中でビルにできたツララが落ちてきて
  ヒヤリ・・・
  よく見るとツララが落ちる部分は立入り禁止。(くわばらくわばら)
   
  【写真KE09-31:江南地区を代表する街並み】 
  【写真KE09-32:リムジン】 

  歩くこと数分で駅に到着し暖かい地下へと潜る。

  【写真KE09-33:地下鉄7号線「清潭(チョンダン)」駅】

 【2】景福宮(キョンボックン)

  地下鉄7号線を高速バスターミナル駅で3号線に乗り換え大化(Daehwa)
  方向へ。約50分の地下鉄乗車の上、12駅目の景福宮にて降りる。
  
  この駅はなにやら燈篭があったりしていかにも朝鮮王朝が始まった場所
  らしい感じ。

  ※景福宮
  朝鮮王朝を建国した太祖が、ソウルに遷都した翌年の1395年に正宮
  として創建。また1443年にハングル文字の解説書「訓民正音」が
  交付された場所。

  まずは建築物に入る前に、朝鮮の歴史を学ぶため併設されている
  「国立古宮博物館」を見学することにする。

  ここで約1時間朝鮮王朝の秘宝の数々を見て目の保養とする。地下1階
  地上2階のこの博物館は訪れる旅行者の多くを虜にしてきたのだろうな
  としみじみと感じる。

  【写真KE09-34:国立古宮博物館の秘宝】 
  
  頭の中が朝鮮色に染まったところでいざ景福宮本体へ!
  まずは興礼門へ。ここでちょうど守衛の交代式を見ることができラッキー!
  
  【写真KE09-35:景福宮(キョンボックン)の興礼門】

   その後、門をくぐり奥の院へ。
  最大の建築物である「勤政殿」を横目に見つつぐるりと散策。ある意味
  迷路のような作りになっていて、ここを歩くとさながら朝鮮王族の王子
  にでもなったような気分に!

  そして贅沢な気分で景福宮を後にする。

 【3】ランチは韓定食

  いままで1日目からずっと片手に持って地理感から見所までを授けて
  くれたガイドブック「るるぶソウル」によれば、初心者はピビムパプと
  韓定食を食べるとよいとなっていたので、最終日ながら韓定食を食べる
  ためドゥーレへ向かう。

  地下鉄でいくと隣の安国駅なのだが、歩く時間と元気がなかったので
  1駅でも地下鉄で移動!

  そして少し迷ったが、安国駅から歩くこと10分ほどで「ドゥーレ」に到着!

  ドゥーレは韓国の伝統家屋を改造したお店で、これまた日本人御用達のお店
  らしくたまたま同室に居合わせたグループは全部日本人・・・。

  早速コース料理をいただく。いろいろな前菜などを楽しみつつだんだんと
  メインぽい皿になっていく。

  しばらくして納豆汁が登場!

  ところでドゥーレに入ったとたんなにやら異様な匂いがしていたので、
  ちょっと気になっていたのだが・・・その正体は納豆汁であることが判明!
   
  【写真KE09-36:「ドゥーレ」の韓定食ランチ 納豆汁】

  自分などは納豆を原粒のまま食べてしまうほどの通なので、気にならない
  が汁にしたことにより匂いがかなり強烈に・・・ということで食べられない
  人もいるかなぁというところ。

  こうして韓定食を制覇!
  一路ホテルへと戻る。

  途中3号線から7号線への乗り換え駅である高速バスターミナルで、
  ずっと甘い匂いを発していた饅頭を買い食いする。
  こちらの名称はうっかり忘れてしまったが、もみじ饅頭の中に
  ホカホカのカスタードクリームが入っている感じでとにかくおいしい!

 【4】空港へ

  ホテルにて預けていた荷物を受け取り、初日にお世話になったコンシェルジュ
  の方にお礼を言って一路地下鉄清潭駅へ。
  空港への行き方はいろいろあるが、今回はあえて勉強のため地下鉄+A’RE
  Xを選択する。
  コンシェルジュの方がちょっと心配そうな顔をしていたが、初日の浦島太郎
  状態からすればだいぶ成長の跡が見られるので自信を持って空港へと出発する。

  地下鉄7号線清潭から温水(Once)方面に15駅。大林で環状線の2号線に
  乗り換え、3駅めの永登浦区庁駅で5号線に乗り換え、そして11駅目の
  金浦空港(Gimpo Airport)駅に到着!
  
  【写真KE09-38:空港鉄道「A’REX」 金浦空港駅】
  【写真KE09-39:空港鉄道「A’REX」 切符 】  

  ここで2007年3月に開通したばかりの空港鉄道A'REX乗り場へと
  移動し3200ウォンで切符を購入!なんと自販機が日本語対応!
  係員の方が心配して「大丈夫ですか?」と日本語で声をかけてくれた
  が事なきを得る。

  そして16時22分。無事搭乗して空港へ。
  
  17時ちょっとすぎに無事「仁川国際空港」へ到着!

 【5】帰国

  コリアンエアー(大韓航空)のチェックインカウンターを見つけるのに
  少し手間取るがコリアンエアーの係員の方にキオスクチェックインを
  教えられ無事チェックイン!
  本来国際線は出発の2時間前にチェックインしなければならないのだが
  このあたり融通を利かせてもらえて大いに感謝!
  
  そして出国ゲートに向かい無事出国のスタンプをもらい免税エリアへ。
  ロッテの免税店で、ゆず茶と生姜茶のティーパックタイプなどを買って
  18時20分。一息ついてから搭乗開始。

  もう帰るのかぁと一抹の寂しさを感じつつ搭乗する。

  【写真KE09-40:さらば韓国・・・・カムサ ハムニダ!】 
  【写真KE09-32:リムジン】

  連休の最終日ということもあって満席らしく機内は混みあうも、快適な
  空の旅。 機内食はチキン!ドリンクも韓国のビールを所望して飲んで
  みるがバドワイザーのようなさわやかな飲み口。

  復路(東へ進む)はジェット気流の関係で往路(西へ進む)よりスピード
  が出るので食べ終わるとすぐに降下開始。定刻通り無事に成田国際空港へ
  と到着となる。

 【6】後泊

  入国審査で旅券に無事「帰国」のハンコを貰って「帰ってきたんだな。」
  と実感。降りる階段のところに「おかえりなさい。」と書いてあるのが
  いかにも日本らしいなというところ。

  さて、今回は前泊に続いて成田でもう1泊!ということで、シャトルバス
  でホテル日航成田へ。

  サービスが良いことで定評のある日航ホテルだが、バスが満杯にもかかわらず
  チェックインは大人数で対応してくれて素早くチェックイン!

  今回、14日前に予約すると格安でエグゼブティブルームに泊まれるという
  プランでの予約なのだが、これがかなりお得!ビジネスホテルより少し奮発
  しただけでこの内容はお勧めであろう。

  また1Fにローソンがあるのでかなり重宝!欲を言えばアルコール類も売って
  いればよいのだろうが、ここでは十分かも。

  またそのローソンで、日航ホテルらしいレアなドリンク飲料「スカイタイム」
  を発見。ゆず味ということで韓国帰りにはもってこいだということで迷わず
  ゲット。

  こうして旅の想い出を振り返りつつ居心地の良いエグゼブティブルームで就寝。

                         韓国旅行記5に続く

 

   ☆☆☆☆☆ 韓国旅行記5 ★★★★★ 2009.1.9〜1.12

  *** 成田編 ***

 【1】ホテル日航成田

  韓国旅行4日目は、ホテル日航成田のエグゼブティプルームにて起床!
  
  それにしてもベットサイズも大きく寝心地が良い部屋だ・・・と感じる。

  そして朝食は1Fのレストランにてバイキング!
  そういえば今回の韓国旅行では食事なしのプランだったので、初めて
  のホテルでの朝食ではないか!ということで、なにやら新鮮。

  和も洋もとりまぜて食べてみるが、なかなかのお味! その中でも
  クロワッサンにコーンスープは特に美味・・・。

  ということで、大満足で朝食終了となる。

  そして今回のプランの特典である最上階のエグゼブティブラウンジの
  利用券を使ってリッチなひとときを過ごす。

  離着陸する旅客機を見ながら飲むコーヒーはちょっと乙なもの。
  
  前泊は旅への期待、後泊は旅への満足感で満たされるこのラウンジは
  いろんな旅客の想いがつまっているのだろうな・・・としばし妄想。

  こうして、ゆっくりとチェックアウト!

 【2】成田山新勝寺

  いままで何回か海外へ行くために成田へ来たが、成田最大の見所である
  成田山を素通りしてしまったため、今回日程的に時間が取れたので
  成田山参拝をすることにする。

  シャトルバスで京成成田駅まで移動し、ここから徒歩で参道を歩き
  一路成田山新勝寺へ。

  【写真KE09-41:京成成田駅】
  【写真KE09-42:成田山の参道】
  
  まだ初詣期間中ということもあり参道は賑わいを見せており、正月気分
  を堪能する。これには二度目のおいしい年始になったなぁというところ。

  成田山に着き、階段を登って参拝! 「ゆく年くる年」で有名なあの
  お堂が目の前に・・・ということで御利益を願って厳かに参拝する。

  【写真KE09-43:いざ参拝へ】
  【写真KE09-44:まだまだ初詣でにぎわう境内】
  【写真KE09-45:広い境内】
  【写真KE09-46:高床式倉庫】
  【写真KE09-47:旅客機とのコラボ】

  こうして韓国旅行の全日程を終了!
  再び京成成田駅に戻り、京成電鉄にて一路上野へと向かう。

  【写真KE09-48:京成成田駅前にオープン予定のアパホテル】

  上野にて同行した友人と再会を願いつつ別れ、新幹線にて郷里へと
  戻り無事旅の終演となる。

 【3】まとめ

  今回、韓国旅行を決めたのは「円高」「海外」「手軽」の3点からだが
  特に真冬のこの時期、大陸からの寒気が吹きつける朝鮮半島へ足を延ばす
  のは若干不安もあったが、行ってきた感想としては寒いものの天気にも
  恵まれ、親切なガイドさんにも恵まれ、ということで韓国の土地と人の
  おかげでずいぶんと充実した旅をすることができたような印象である。

  また7年ぶりの海外ということで、パスポートを取ったり出国手続きやら
  免税店、両替などの異国の風にも触れられてしばらく忘れていた異国情緒
  の楽しさを想い出すことができたようである。

  ということで、帰ってきたばかりではあるがまた海外へと足を延ばして
  みたいな・・・と旅心に駆られる思いを心に抱きつつ旅行記を締めることと
  したい。

                      韓国旅行記  完
   
 【4】旅の決算

  今回の旅は以下のツアーを利用しました。

  楽天トラベル楽パック海外

  コリアンエアー(大韓航空)+リベラホテルソウル3日
      
      航空便往路(東京成田→ソウル仁川)
      リベラホテルソウル(ソウル江南地区清潭)
      航空便復路(ソウル仁川→東京成田)

  楽天トラベル国内宿泊

  ホテル日航成田
  【 Nikko FLAT advance 14 b 】
  朝食付:料金定額&14日前までの予約でオトク
  ◇室数限定EXEツイン :33平米 120cm プラン
     
                 一人当たり 59,278円

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