ニュージーランド旅行記
☆☆☆☆☆ ニュージーランド旅行記1 ☆☆☆☆★ 2001.1.1〜2
【序章】
さて、今回ニュージーランドを旅行先に選んだのは未だ見ぬ南半球への憧れと
北半球と季節が逆であり今が夏であること。
そして、地球の箱庭と呼ばれる小さな国土に大きなスケールの大自然という魅力 にかられてのものでした。
※ニュージーランドのあらまし
人口約380万人の英国系の独立国であり、日本とはプラス3時間の時差が
ある。また、1年を通して気温の差が少ない西岸海洋性気候であり、南緯45度 近辺の高緯度であるにもかかわらず1年を通して過ごしやすい気候が特徴。
§§§ クライストチャーチ編 §§§
【1】今は夏の南半球へ
正月ムード漂う中午後3時発の新幹線で出発し、上野にて京成線に乗り換え。
お決まりのコストパフォーマンスに優れた京成線特急(運賃千円)にて
空港へ向かいました。
→ケチなようでも節約するところはします・・・(爆)
そして18時すぎに空港に到着。そのままルックJTBのオセアニア
カウンターに行き受付をすませ無事航空券をゲットしました。
そして航空券を「AIR NEW ZEALAND」のカウンターに持っていきチェックイン
し搭乗券をもらいました。
銀行でニュージーランドドルを1万円ほど両替して、出国ゲートへ。
今回の年末年始は昨年の2000年問題の反動でかなりの出国者がいる
ということで、出国ゲートは長い行列。
とはいえ、意外と行列の進みは早いので、そんなに待たずに出国審査が
終わりコンコースへ。
そしてしばらく待機した後、搭乗手続きを行い20時55分、
予定通りクライストチャーチ行きのAIR NEW ZEALAND NZ090便は
新東京国際空港を出発しました。
ニュージーランド南島にあるクライストチャーチまでの飛行時間は約11時間。
航路は日本より南下しグァムのわきをとおり、赤道通過。そのまま
オーストラリアの横をかすめるルート。
この11時間のうち、機内食は2回。まず離陸してすぐに夕食
(ビーフまたはチキンの選択)で、ワインはニュージーランドワイン。
そして緑茶or紅茶orコーヒーのサービス。
なおこのNZ090便は、日本航空との共同運航便で別にJL090という
便名もついており機体はAIR NEW ZEALANDだが、乗務員には日本人スタッフ
が全体の半分。機内アナウンスも英語と日本語の両方ということでなかなか
行き届いたサービスがグットでした。
機体はジャンボの747−400。AIR NEW ZEALANDの最高級機体(パンフに
書いてあった・・・)。
夕食後、機内泊のお時間ということで機内の電気が消え就寝。
約数時間は真っ暗。そして次は朝食。オムレツとフィッシュの選択。
それにしても機内食が配られる前にアナウンスで「オムレツまたはフィッシュ」
と説明してもらえるのでこれはナイスでした。
朝食後しばらくして、機体は無事にニュージーランド・クライストチャーチ
国際空港に12時10分頃定刻通り到着したのでした。
【2】庭園の街「クライストチャーチ」
※クライストチャーチのあらまし
ニュージーランドで3番目に大きな街であり、南島では最大の都市。
人口は約34万人で、イギリスからの入植者が住みついて始まった街
なので、イギリス以外で最もイギリスらしいと言われている。
「庭園の町」とも呼ばれており大変美しい町並みに溶け込むように
庭園や公園があり1年を通して緑の絶えない町である。
また南島の玄関口として、経済の中心としての役割を担っている。
無事着陸した航空機よりニュージーランド・クライストチャーチ空港に
降り立つと、気候はとてもさわやかで「夏のニュージーランド」が
さっそく感じられました。
天気も良く「おおっ!ついに来た!ニュージーランド!」との思いが
湧き上がってきました。
そして入国審査も無事通り抜け預け入れ荷物をターンテーブルより
取って空港出口へ。
さっそく、ルックJTB係員の出迎えを受けしばらく待機。
ツアーメンバーがすべて集まってからバスへ移動するため建物から
外に一歩出ると強烈な太陽光線。
まさに夏の日差しを感じた瞬間に、肌が焼けるような感触。
さっそくサングラスと日焼け止めで防御しました。
というのもニュージーランドは南極に近いため日本の5〜7倍の
紫外線がふりそそいでおり、帽子・サングラス・日焼け止めは
欠かせない三種の神器とガイドブックの注意事項にもしっかりと
書いてあったのでした。
その後は、ホテルへチェックインする前にクライストチャーチの
市内観光へ出発しました。
【3】クライストチャーチ市内観光
車窓よりエイボン河畔、追憶の橋、旧カンタベリー大学校舎、
カンタベリー大学構内を見つつ、まず向かったのは郊外にある
「モナベール※」
※モナベール
5.5万uもの広大な敷地を有する邸宅で、敷地内にエイヴォン川が
流れる。バラ園を始めとする美しい庭園が広がる。
【写真 Christchurch1,2,3,4 モナベール庭園】
ここでは、入口より裏門まで徒歩の散策。しばしクライストチャーチの
最もイギリスらしい部分を楽しみました。
次に向かったのは「大聖堂広場※」
※大聖堂広場
クライストチャーチの中心に立つイギリス国教会の大聖堂のまわりに
広がる広場で市民の憩いの場。バスターミナル、トラム(路面電車)
の停留所があり観光の拠点でもある。
【写真 Christchurch5 トラム】
【写真 Christchurch6 大聖堂広場】
ここで、記念写真などを撮ってからしばし散策。おみやげ屋さんなども
この近辺にありました。
そして、16時頃ホテルに到着。
ロビーにて待っていたガイドさんからクライストチャーチ滞在中の日程の
説明を受けて部屋へ。
今回クライストチャーチで泊まったホテルは「エイボンリバーセントラ」
で町の中心部から少し離れた場所でその名の通りエイヴォン川のほとり
にある閑静でとてもやすらげるホテル。
ちょっと不思議なのは一人なのにトリプルルーム。ベットが3つあり
結局真中を使うことにしました。(笑)
→これはラッキー?!
【写真 Christchurch7 ホテルの部屋】
その後、再び徒歩で大聖堂広場へ。
地図を見ながら、エイヴォン川のほとりを歩いていきました。
【写真 Christchurch8 エイヴォン川のほとり】
そしてほどなく到着。意外と小さい町であることがわかりました。
半年前にロンドン市内を歩いたことを思うと、少し物足りない感は
ありましたが、クライストチャーチの地理感はつかめました。
そして、再びホテルに戻り少し休んでからナイトツアーへでかけました。
【4】キーウィ見学と夜景ツアー
さて、クライストチャーチ初日とはいえ「せっかく来たのだから・・。」
ということで、本来予定にはなかったナイトツアーにも参加することに
しました。
ナイトツアーといっても・・・ガイドさんがホテルに迎えに来た19時
はまだ明るくて※実感がありませんでした。
※ニュージーランドは高緯度のため夏期は21時すぎまで日が沈まない
また、サマータイム制(夏期だけ時間を1時間進める制度)を採用して
いるためさらに日が長く感じられる
このナイトツアーはトーヤマツアーズ(現地法人)主催のもので今回は
9名が参加。ワゴン車に白人系のキーウィ(現地ではニュージーランド人
のことをキーウィと呼ぶ)の方が1人で運転手とガイドをつとめる
こじんまりとしたツアー。
でもこのガイドさんの話がおもしろくて、終始ゆかいなツアーでした。
まず最初に夜間動物園へ行き、夕食。バイキングで生カキ、ムール貝
などの海産物からビーフ、ラム、チキンなどの肉類、各種野菜、
スープ、ケーキ、お茶類などいろいろ。
また、肉類コーナーでは切り分けてくれる人がいてなかなかたくさん
切ってくれないので「many! many!」と言ってねばってみたりしました。
あと生カキは「あたったらどうしよう〜」と迷ったものの思い切って
食べてみることに。結局は鮮度が良かったようで大丈夫だったのですが
とてもおいしかったです。
あとは、水。
たかが水といってもニュージーランドの水はサザンアルプスの雪どけ水
なのでとってもおいしいのです。
水道から出る水もまったく同じで、今回旅行期間中を通して生水を
いただきました。
(これがニュージーランドが水資源に大変恵まれているという
よい例証と言えます)
と、そうこうしているうちにやっと薄暗くなってきて食事が終了。
その後、すぐ隣の夜間動物園へ出発しました。
夜間動物園ではさまざまな動物(鳥・魚など)がいましたが、最後に
ニュージーランドの国鳥であるキーウィを見ることができました。
キーウィは夜行性のためキーウィのいる建物だけ真っ暗になっていて
見にくかったものの、嘴の長いキーウィを発見した時は感動でした。
夜間動物園を後にして向かったのはカシミアの丘。
ここでクライストチャーチの夜景を楽しみました。
人口34万人の町ということであまり期待はしていなかったのですが
見てびっくり!すごいきれいな夜景でした。
ガイドさんいわく「百万ドルマイナス12.5%※の夜景」
【写真 Christchurch9 クライストチャーチの夜景】
※ニュージーランドの消費税が12.5%であるのを皮肉ったらしい・・・
とニュージーランド初日から大変充実した時間を過ごすことができました。
§§§ クライストチャーチ編 完 §§§
§§§ トランツアルパイン編 へ続く §§§
☆☆☆☆☆ ニュージーランド旅行記2 ☆☆☆★★ 2001.1.3
§§§ トランツアルパイン編 §§§
【1】トランツアルパイン号
ニュージーランド第2日目は、クライストチャーチからカンタベリー
平野を抜けて、アーサーズ・パス国立公園までをトランツアルパイン号※
に乗車したり、ワイマカリリ渓谷でのジェットボート体験と牧場見学
などニュージーランドらしい風景やアクティビティーを楽しんだ1日。
なお、本日の観光はパシフィック・ツアーウェイズ社主催による
「トランツアルパインツアー」というオプショナルツアー。
→クライストチャーチ発では一番人気のツアーらしい・・・
※トランツアルパイン号
ニュージーランド南島を横断する長距離鉄道。クライストチャーチと
グレイマウスを約4時間半で結び1日1往復する。途中、アーサーズ
・パス国立公園を通過するため、その車窓の景色は大変美しいと
言われている。
午前7時30分。ホテルを出発し一路郊外へ。クライストチャーチの町を
出るとあとは一本道。左右に牧場や農場が広がる風景が延々と続く
カンタベリー平野が見え感動。まさに太平原という感じ。
【写真:TRANZALPINE1→カンタベリー平野】
行く手に山が見え始め平野もそろそろ終わりというところで、バスは駅に到着。
このスプリング・フィールド駅からトランツ・アルパイン号に乗車して
一路アーサーズ・パス国立公園へ。
車窓から見える景色は、まさに高原列車らしくスケールの大きな山や谷、
おそろしく高い鉄橋もありまさに山岳鉄道といった感じ。
【写真:TRANZALPINE2→トランツアルパイン号車窓より、車両先頭部分が見える】
そして、走ること約1時間半。トランツアルパイン号は途中駅である
アーサーズ・パス駅に到着。ここで下車し再びバスへ。
【写真:TRANZALPINE3→アーサーズパス駅にて。トランツアルパイン号先頭部】
【2】アーサーズ・パス国立公園
そして、バスでアーサー峠へ。途中デヴィルズ・パンチボール滝などを車窓
から見学し見晴台へ。
ここから、頂上が白く雪化粧したマウント・ローレストンが大変美しく
見え、「うーむ。」と感嘆。
【写真:TRANZALPINE4→見晴台よりマウント・ローレストンを臨む】
その後、昼食はシャレーレストランにて鹿肉※のパイつつみ焼き。
鹿肉とパイとのハーモニーがよくあっていてナイス。
デザートまでついてご機嫌なランチだったでした。
※鹿肉(ヴェニソン)
低カロリーで高タンパクというヘルシーな肉。近年は需要が増加しており
ニュージーランドにおいても羊に変えて、鹿を飼育する牧場が増えている。
食事後、バスは再びアーサーズ・パス国立公園内を走り始め、
車窓から見える景色は遠方にはサザンアルプスが、時には湖がきらきらと
輝き、その中に山々が折り重なるという、360度パノラマに大感動!
【写真:TRANZALPINE5,6→アーサーズ・パス国立公園】
【3】ワイマカリリ渓谷でジェットボート体験
アーサーズ・パス国立公園を後にして、しばらく走ると次なる目的地
「ワイマカリリ渓谷」に到着。
ここでは、ジェットボート※体験!
※ジェットボート
水上をジェット推進で進むボートで水深がかなり浅くても進めるのが
特徴。さらにスピードも時速100キロ出る大変スリリングな
アクティビティの1つ。
【写真:TRANZALPINE7→ジェットボート】
まず、救命具を着てボートに乗り込むと運転手が合図の説明。
手をまわしたら360度回転などいくつかの合図の確認。
そして乗っている人数をチェックしてスタート。
ジェットボートはワイマカリリ渓谷を高速で上流へ進み
風切るスピード感は最高!
そして、わざと岸ぎりぎりを走行したりしてスリルもたくさん。
極めつけは360度回転!
運転手が指をくるくる回すと、ジェットボートが360度回転。
しっかりとつかまっていないと振り落とされそうに・・・。
またユーモアもたっぷりで、回転したあと運転手が乗っている人数を
再チェック(落ちた人がいないかどうか)→ややわざとらしく(笑)。
そんな感じで約20分楽しんでジェットボート体験が終了。
【4】ディーンズ牧場にてアフタヌーンティー
ワイマカリリ渓谷を後にして、次に向かったのがディーンズ牧場。
ここで、ディーンズさんの家のテラスにてアフタヌーンティー※。
ティーをいただきながらしばし農場の生活を体験。
※アフタヌーンティー
英国の文化を強く受けるニュージーランドではアフタヌーンティーは
一般的な習慣。
その後、牧場の方へ移動し牧羊犬※と羊の毛刈りショーを見学。
かしこい牧羊犬の羊をまとめる様には敬服。
※牧羊犬
牧場では何千頭もいる羊を犬が統率している。牧羊犬には、2種類
のタイプがあり吠えて羊を追い立てる犬と、吠えずに動き回って
羊を追い立てる犬。この2匹がペアで羊をまとめるのである。
【写真:TRANZALPINE8→羊と牧羊犬】
その後、毛刈り小屋へ移動して羊の毛刈りショーを見学。
これが見事であっという間に、完了。なんでもベテランの毛刈り職人は
1日に何百頭もの毛を刈るそう。
なおこの毛刈りは職業としてあり、牧場主が毛刈りを行う都度、職人を
呼び毛刈りを行っているとのこと。
ただ毛を刈られた羊は寒そうだった・・・。
その後、再びバスにてクライストチャーチへ。到着は18時30分
くらい。
【写真:TRANZALPINE9→羊の毛刈りショー】
【5】サーモンのディナー
さて、18時30分ホテル着で荷物を置いてクライストチャーチの
中心街へ。1日のツアーを終えてなお街に出られるのはとにかく日が
長いためで、日没の21時すぎまでしばしクライストチャーチの街を
散策。
その後、ホテルに戻り21時すぎにホテルのレストランにてディナー
タイム。
せっかくの機会なので新鮮なニュージーランド産のサーモンを食べて
みることに。
出てきたのはサーモンのムニエルで、バジル系の味付け。
同じプレートにハーブやルコラの野菜類もついており、大変おいしい
ディナーに大満足。
こうしてクライストチャーチ2日目にして最後の夜も無事終了しました。
§§§ トランツアルパイン編 完 §§
→§§§ マウント・クック編 §§へつづく
☆☆☆☆☆ ニュージーランド旅行記3 ☆☆★★★ 2001.1.4
§§§ マウント・クック編 §§§
【1】サザンクロスライン
ニュージーランド第3日目は、クライストチャーチより、テカポ湖を経て
サザンアルプス最高峰「マウント・クック」へ、そして夕刻には
クイーンズタウンへ到着するという、総移動距離594キロの南半球でも
有数の景観を誇るルート「サザンクロスライン」をいっきに駆け抜ける
という全行程中で最も華のある日。
朝6時20分にホテルを出発し、一路テカポへ。
今日はバスが2台出て、しかも満席。まさにピーク時まっただなかといった
感じで出発。
農業の町アシュバートンを抜けて少し行ったところにある「ハインズ」の
店で朝食。5ドル※でガイドさんおすすめの「おにぎりセット」を食べました。
※ニュージーランドドル 1ドル=約50円
こんな南の果てで日本食の大御所たるおにぎりを食べるとは感慨深いものが
あれど、セットということで内容は「塩わかめ風おむすび、漬物、みそ汁」
で味付けは関東風、やや塩辛い感じ。
またこのお店にはペットの羊がいて、それがめずらしいことに「しっぽの
ある羊」。じつは、もともと羊にはしっぽがあるもののある理由から
生まれてすぐ切られてしまうそうで、これが本来ある姿とのこと。
【2】コバルトブルーのテカポ湖
ハインズの店を後にして、バスは南島内陸へと進みバーク峠を越えて
「テカポ湖※」に到着。
まず牧羊犬の銅像があり、そこから湖畔へと降りるとそこにはまさに
コバルトブルーの湖が広がり、はるか遠くにサザンアルプスが見える
絶景。そして、しばらく歩くと善き羊飼いの教会※があり、しばし見学。
※テカポ湖
コバルトブルーの神秘的な湖。その秘密は、氷河に含まれる岩石が
湖に溶け込んでいて、それが太陽光に反射するからである
※善き羊飼いの教会
テカポ湖のほとりに一軒だけポツンとある教会。1935年建築で
まさに絵になる建物
【写真:MountCook1→テカポ湖】
【写真:MountCook2→テカポ湖と善き羊飼いの教会】
その後、用水路(用水路もコバルトブルー!)ぞいの堤防道路を通り
貯水湖で休憩。ここから今日初めてマウント・クックを臨む。
ふだんは風の強いこのあたりが、なぜか今日は無風状態。ガイドさんも
「私も3年もいてこんなのは初めてです。」というほど天気にも恵まれて
湖にサザンアルプスが投影されるというまれに見る現象が発生。
ほんとうに運が良かったのだとしみじみと大感動。
【写真:MountCook3→マウントクックを臨む】
【3】マウント・クックへ
そしてその貯水湖からUターンするような感じで一路マウントクック※へ。
正面にマウント・クックがだんだん近づいてくるさまは、大迫力。
言葉ではとても言い表せない神聖なものでした。
※マウント・クック
南島のほぼ真中に位置するニュージーランド最高峰(3754m)の山。
高さこそ富士山とほぼ同じだが、その景観は6000m級のヒマラヤの山々
に匹敵すると言われている。
しばらくその景色を楽しみつつ走ると、マウント・クックのふもとにあるマウ
ント・クック村に到着。ここはホテルとわずかな建物があるだけの小さな村。
このホテル内でランチ。
バイキング形式で、ちょっとめずらしいターキーのハムなどをいただき
外へ。
目もくらむほどの良い天気にマウント・クックがくっきりと見え
しばらくはその絶景にただただ感動するばかり。
しばらく付近を散策して再びホテルのロビーへ。
【写真:MountCook4→マウントクック村より】
【写真:MountCook5→マウントクック望遠】
【4】スキープレーンでタスマン氷河へ着陸!
その後、貴重な自由時間に入れたオプショナルツアー※へ参加するためバスで
マウント・クック空港へ。
※マウントクックスキープレーン社主催の「タスマン氷河遊覧飛行」
空港で、240ドルの参加費を払っていざスキープレーン(セスナ機にスキー
をとりつけためずらしい機体)に搭乗。
プロペラの轟音とともに離陸しあっという間に3000メートル上空へ。
【写真:MountCook6→上空より、サザンアルプス】
サザンアルプスを頭上から見る大迫力に感動するのもつかのま、そのまま
タスマン氷河に着氷。
その瞬間スリルはあるものの雪の上なのでいがいと衝撃は小さくびっくり。
またガイドさんから「あまりスキープレーンから離れるとクレバスに落ちて、
何万年後かに氷漬けで発見されることになる。」
とも脅かされていたので、プレーンの近くで散策。
【写真:MountCook7→タスマン氷河にて】
【写真:MountCook8→タスマン氷河にて、たくさんのスキープレーンがいる】
そして、約15分後ふたたびスキープレーンにのって離陸。
こちらは雪の上で加速して無事成功。また、サザンアルプス上空を飛行して
マウント・クック空港に無事着陸。
【写真:MountCook9→上空よりはるか下方の氷河川】
【5】クイーンズタウンへ
空港には既にクイーンズタウン行きのバスが迎えにきていて、ここで乗り込み
出発。
なお、ここでガイドさんが交代。クライストチャーチからマウント・クック
まで案内してくれたガイドさんは「マウントクック1日観光」に参加した人
たちと一緒にクライストチャーチに帰り、変わってクイーンズタウンから
迎えにきたガイドさんとともに残りの行程(約263キロ)を、行くことに。
それもまたまたバス2台のほぼ満席状態で、クイーンズタウンへ。
車中でクイーンズタウンの案内などがされ、とにかく今は世界中から観光客が
つめかけていて食事する場所もない・・・とのことで、勧められるままに
明日の食事を予約。ちょっと贅沢なディナーといった感じ。
いわゆるミールクーポンというもので45ドルでひととおりのメニューが
セットになったお得なものだそう。
と、そうこうしているうちにクロムウェルに到着。
ここは果物の町ということで、果樹園によってチェリーやドライフルーツを
試食。
とりあえず何か買おうということで、トマトをゲット。1個だったので
40セント(約20円)。
【6】南緯45度の碑
クロムウェルのすぐ近くに南緯45度の碑があり、ここで記念撮影。
ガイドさんとバスの運転手さんとでカメラのシャッターを押して
くれて「思えば遠くにきたものだ・・・・。」といった感じで
しみじみ。
【7】バンジージャンプ発祥の地
クロムウェルからしばらく走ると、クイーンズタウンまであと少しの
ところで、バンジージャンプ発祥の地を見学。
【写真:MountCookB→バンジーブリッジ】
なるほどなかなか高い・・・。(怖)
【8】クイーンズタウンに到着!
バンジーブリッジから少し走ると、美しい湖ワカティプ湖が見えてきて
ついに19時30分にクイーンズタウン※に到着。
※クイーンズタウン
ワカティプ湖のほとりにある人口1万4千人の美しい国際観光都市。
年間を通じて各種アクティビティー(スキー、ジェットボード、バンジー)
の天国である。
バスはそのまま町の中心のおみやげ屋「アオテア」にて解散。
ここからまた各ホテル担当のガイドさんとともにホテルへ。
【9】小粋なホテル
クイーンズタウンで泊まるホテルは「Aライン」というホテルで
クイーンズタウンの中心街から少し離れた高台にあり、ワカティプ湖が
展望できる。△屋根のユニークで小粋なホテルで各客室が独立している。
またまたフロントにて担当のガイドさんが待っていてクイーンズタウンでの
注意事項と日程の説明を受け、チェックイン。
部屋に行くと、またしてもトリプルルーム・・・。今回は窓側のベットを
使うことに・・・・・。(笑)
【10】ビーフステーキのディナー
時間は20時をすぎて21時近く。ということでホテルのレストランにて
食事をすることに。
手ごろなセットメニュー(26ドル)で、クラムチャウダースープ
(これが濃い味でなかなか美味)とビーフステーキプレート(サラダ付)
と紅茶。
食べ終わる頃に日が暮れてきて、部屋に戻ってしばらくして日没。
(21時半頃)
そして、クライストチャーチより約600キロ。朝早くから夜遅くまでの
長い長い道のりを思い出しつつ就寝。
§§§ マウント・クック編 完 §§§
→§§§ ミルフォード・サウンド編 §§§へつづく
☆☆☆☆☆ ニュージーランド旅行記4 ☆★★★★ 2001.1.5
§§§ ミルフォード・サウンド編 §§§
【1】ミルフォード・サウンドへ
ニュージーランド第4日目は、宿泊地クイーンズタウンより世界的に有名な
フィヨルドの景勝地への1日観光。
なお、本日の観光はフィヨルドランドトラベル社主催の「ミルフォード・
サウンド一日観光」というオプショナルツアー。
クイーンズタウン発のツアーでは一番人気だそう。
※ミルフォード・サウンド
氷河が侵食してできたフィヨルドで、全長16キロ。海面にそそり立つ
山々と、流れ込む滝が幻想的な雰囲気を作り出している
ホテルを朝6時45分に迎えに来たタクシーで出発。各ホテルからいろいろ
な国の人たちが乗り込み、まずはフィヨルドランドトラベル社オフィスへ。
そこから日本人は日本人用のバス、英国人は英国人用のバス・・・といった
感じで分乗して出発。
ガイドさんは日系の方で、行く先々でいろいろなことを話してくれ
とても勉強になったかな・・・というところ。
【2】テ・アナウの町へ
クイーンズタウンを出てバスにゆられること約2時間。最初の休憩地
テ・アナウ※に到着。
※テ・アナウ
南島最大のテ・アナウ湖のほとりの町。その名前の由来はマウリ語
で「渦巻く水の洞窟」とのこと。これはテ・アナウに住む土ボタル
の洞窟のことを指している。
ここで、しばらく休憩しテ・アナウ湖畔などを散策。
【写真:MilfordSound1→テ・アナウ湖】
【3】おいしい水の川
テ・アナウを出発後、「ミラー湖畔→湖にさかさまに書かれた標識が
うつるようになっている」などでバスを降りて、観光。
また、途中立ち寄った川では水が冷たすぎてプランクトンもいないという
ことで、飲めるそう。
もともとニュージーランドでは水道水もそのまま飲めるとはいえ
まさに水資源の豊富さをあらためて実感。
【写真:MilfordSound2→おいしい水がたくさんの川】
【4】真っ暗なトンネル
いよいよサザンアルプスを越えるトンネルへ到着。ここはホーマー・トンネル
というが、なんと照明なし・・・・。
【写真:MilfordSound3→ホーマートンネル入口】
ということでバスの中も照明がないので唯一の光は対向車のヘッドライトのみ。
まさに漆黒に近い暗闇の中を進み、出たとたんにあとはいっきに下るのみ。
左右には切り立った岩山とコケ※。途中、クレバスのようなキャズム滝を見学
しつつ山を下るとそこは0メートル地帯。
そして、ほどなくミルフォード・サウンドの船着場に到着。
※ニュージーランドの山々は土がなく木々はコケの層に根をはっている。
そのため、大雨などでコケの層が岩から剥がれ落ちると木もはがれ落ちる
「木すべり」という現象が発生する
【4】ミルフォード・サウンドクルーズ
12時50分。
ミルフォード・サウンドクルーズ船の「ミルフォード・モナク号」に乗り込み
出航。
【写真:MilfordSound4→ミルフォード・モナク号】
昼時ということで、ランチ(完全予約制で前日にメニューを選ぶシステム→
ピクニックランチ、日本食、バイキングが選べる)を受け取り、
席(すべて指定席)へ。
こちらの座席もバスの号車ごとということで、自分の乗っていた5号車の席へ。
ここでたまたま同席した三重から来たという初老の御夫妻と仲良くなり、
その後いろいろと話をすると日程もほぼ一緒であることが判明。
なんでも明日はオークランドに移動して、次の日行くところが「ワイトモや!」
だそうで、それも一緒。
もっとも同じワイトモでもツアーバスは何社もあるので、「もしかしたら
一緒かもしれませんね〜。」とこの時は笑い話に。
その後、窓からのミルフォード・サウンドの神秘的な景色を楽しみつつランチ。
ここでは一番安い11ドルのピクニックランチを選択していたので、同席して
いた人たちの日本食を横目に・・・。(日本食はけっこう豪華)。
ちなみにピクニックランチの内容は、サンドイッチバーガー・ローストレッグ
・チーズ・クラッカーなど。それでもサンドイッチ党(平素は良くサンド
イッチディナーになるので)の自分としては大満足。
食べ終わってからさっそく甲板へ。
【写真:MilfordSound5,6→神秘的なミルフォード・サウンドの山々】
ここで、やや肌寒い風にあたりながら、サウンド内の景色を堪能。
おどろいたのは海上から1694メートルもそびえたつマイターピーク山。
(海上から直接そそり立つ山としては世界一高い)
あまりにも高すぎてまさに「フィヨルドとはこういうものか・・・」と感嘆。
その後、船はタスマン海へ。海上に出るととたんに風が強くなって船が
揺れまっすぐ歩けない程に。
少しタスマン海に出たところで、船はUターンして再びサウンド内へ。
【写真:MilfordSound7→タスマン海を振り返って・・・船尾より】
その後、船は岸辺ぎりぎりのコースをとり、やがてスターリン滝(146m)
の真下へ。まさに水しぶきがかかるくらいのところまで近づいてみんなで
一時船内へ退避することに・・・・。
【写真:MilfordSound8→スターリン滝・・・水しぶきがすごい】
その後、船は港へ向けてクルージング。後ろを振り返れば「ミルフォード・
モナク号」以外のクルーズ船が何隻も後をついてきて、「みんなクルーズを
楽しんでるな〜。」ということに。
【写真:MilfordSound9→岸辺】
【写真:MilfordSoundA→他のクルーズ船】
【写真:MilfordSoundB→甲板の様子】
その後、港に到着。そのままバスに乗り込んで再びクイーンズタウンへの
長い道のり(約300キロ)へ向けて出発。
途中、ミルフォード・サウンド空港に寄り航空機で帰る人たちをおろして
から帰途に。
長い長い道のりで、往路は霧がかかっていて見えなかったサザンアルプス
の峠道が晴れていてすごく雄大な景色に。
【写真:MilfordSoundC→サザンアルプスの一角】
あとは、またテ・アナウの町で休憩をとり夕刻にクイーンズタウンに到着。
【5】ラムのディナー
クイーンズタウンの街中、フィヨルドランドトラベル社のオフィス前でバスを
下車して、昨日バスの中で予約したディナーのレストラン「ベントレーズ」へ。
※じつはすぐ隣のパークロイヤルホテル内にある(なにしろ小さい町のため)
受付でミールクーポンを渡すと、名前を確認され席へ。
(さすがに予約しただけあってワカティプ湖が見える窓側のナイスな席)
そして、さっそくコース料理の選択を行う。こちらは日本語のメニューが
用意されていて、本日チョイスしたコースは、
前菜 本日のスープ
メイン ラム肉のオーブン焼き
デザート 季節の果物とアイスクリーム
締め 紅茶
★本日のスープ
さっそく運ばれてきた本日のスープはクラムチャウダースープ。かなり良く
煮込まれていて濃い口。具がとろけて絶品。
★ラム肉のオーブン焼き
ニュージーランドに来たからにはラムを!ということで、食べてみると
けっこうあっさりとしていて柔らか。特徴は脂身で牛肉・豚肉にはない
不思議な味覚。これが羊のくせというものか・・・・。
★デザート
ミントの葉がのったアイスクリームにラズベリーソースがかかったもの。
季節の果物はメロン。
ミントの葉とともにアイスを食べると、ミントの香りが広がって
なんともさわやかに・・・。
★締め
あっさり、ストレートで。茶葉が良いようで香りもよし。
と、まさに本日のディナーは夢のひととき。
食事のあと、クイーンズタウンのお店を少し散策してからホテルへ。
そして、クイーンズタウン最後の夜が来て就寝。
§§§ ミルフォード・サウンド編 完 §§§
→§§§ クイーンズタウン編 §§§へつづく
☆☆☆☆☆ ニュージーランド旅行記5 ★★★★★ 2001.1.6
§§§ クイーンズタウン編 §§§
【1】クイーンズタウンをはるか下方に臨む
ニュージーランド第5日目は、4泊した南島を離れ空路にて
北島オークランドへの移動日。
ただクイーンズタウン出発が午前11時25分なので、約半日程
クイーンズタウンの街を散策することに。
2日前、クイーンズタウンにやってきてまず最初に目についたのが
「スカイラインゴンドラ※」。
ホテルの部屋からもよく見えて「あれに乗ってみたい!」と思って
いたこともあり、さっそくゴンドラ乗り場へ。
※スカイラインゴンドラ
標高340メートルの麓から790メートルのボブス・ヒルまで
約5分で運行するゴンドラ。平均斜度37度とかなりの急勾配である。
【写真:QUEENSTOWN1→ホテル近辺よりスカイラインゴンドラ】
歩くこと約15分ほどで乗り場に到着。すいているなと思ったら係員まで
いない・・・。ということでしばらく待つと係員がやってきてキップを
買ってから搭乗。
ゴンドラに乗るとみるみる上昇を始めあっという間にクイーンズタウンの
街が小さくなり、ほどなく到着。
【写真:QUEENSTOWN2→ゴンドラより下方】
ゴンドラ駅から外へ出るとまさに絵ハガキのような風景が広がっており
大空にはハングライダーを楽しむ人が舞い、まさにアクティビティ天国
クイーンズタウンを象徴する感じ。
【写真:QUEENSTOWN3→ボブス・ヒルよりの風景→ハングライダー】
【写真:QUEENSTOWN4→ボブス・ヒルよりの風景→ちょっと視点を変えて】
ここでしばし風景を楽しみ、惜しみつつ下界に戻ることに。
途中ゴンドラが3回ほど停止し、少しひやりとしたものの無事到着。
スカイラインゴンドラを後にして、ホテルへ。
【写真:QUEENSTOWN5→スカイラインゴンドラ搭乗口】
【2】クイーンズタウン空港にて
ホテルへ戻り荷物をまとめてチェックアウト。そしてロビーで待機すること
数分でガイドさんが迎えに来て出発。
バスの中でガイドさんが、
「今回みなさんは夏のクイーンズタウンに訪れていかがでしたでしょうか?
またこの街は季節ごとに違った表情を見せてほんとうにきれいなところです。
今度はそう・・秋の紅葉の季節・・4月頃に訪れてみて下さい。
また冬もよいですし、あるいはまた同じ夏でも次の時はまた違ったものが
見えるかと思います。」
との話に、「クイーンズタウンという街の魅力」についてしばし思いをはせて
いつかまたこの街へ来ようとの思いが強まり、また絵ハガキで見た秋の景色が
脳裏に浮かんだというところ。
そうこうしているうちに約15分くらいで空港に到着。
「小さいけれどいちおう国際空港なんですよ。1週間に1回オーストラリア
からの便があるんです。」との言葉通り入国審査に使うらしき台だとかが
空港内に置かれていて、国際線が着く時だけそれ用に空港を設定するそう。
ちなみに規模は搭乗ゲートが1個。おみやげ屋さんが数店、カフェが1店。
という小さいもの。
【写真:QUEENSTOWN6→クイーンズタウン空港】
出発までの時間が少しあるので、ガイドさんとお話タイム。
以下会話形式で。
ガイドさん「旅行先にニュージーランドを選んだのはどうしてですか?」
私 「やはり南半球であり季節が夏であることでしょうか。」
ガイドさん「あ〜、そういう方多いですよ。でも冬も素晴らしいですから
今度は是非冬に来て下さいね〜。」
私 「冬というとスキーがさかんみたいですよね♪」
ガイドさん「そうなんです!冬のニュージーランドはスキーを主体とした
ツアーに変わるんです。去年は7月まで雪がなくってちょっと
大変だったんですけど、8月に入って雪がきていい状態に
なりましたよ。」
私 「このクイーンズタウン近辺にもスキー場がたくさんあるみたい
ですけど・・・。」
ガイドさん「そうですね〜、クイーンズタウン周辺には3つあります。あとは
テ・アナウと、ワナカにもありますよ。」
私 「雪質的にはどんな感じなんでしょうか?」
ガイドさん「ベストシーズンであれば、パウダースノーです。そうですね〜、
去年の8月あたりに来られた方は「スイスよりいいね!」と
おっしゃっていましたけど。」
私 「おお!スイスですか〜。私も一度は行ってみたいと思っているの
ですけど・・・。海外スキーでは去年初めてカナダに行った
ところです。」
ガイドさん「そうですか〜。あっ北海道とか行かれました? 私、北海道の
出身なんですよ。」
私 「北海道は一昨年初めて行ってあまりの雪質の良さに感動しました。
ほんといいですよね。すごく寒いからこそなのでしょうけど。」
ガイドさん「北海道に比べればニュージーランドは暖かいので雪質こそ負けま
すけど、景色はすごいですよ〜。私もオフの時はよく滑りに行き
ますけど。カナダ行かれたんでしたら今度是非ニュージーランド
にもいらして下さいね。」
〜(中略)〜
とこんな感じでいろいろな情報を仕入れて、冬のニュージーランドに訪れる
ことがなにやら既定のものになってしまった感。
搭乗時間となりゲートへ行く時には、
私 「近いうちにまた!今度はスキーしにきますね。」
とガイドさんに宣言してしまったのであった・・・・。
【3】1時間+1時間40分の空の旅
抜けるような青空のもと、クライストチャーチ経由オークランド行の
NZ524便に乗り込みほどなく出発。機体はボーイング737型の通路1
座席3×2タイプ。小型機とはいえジェット機なので快適の空の旅。
クイーンズタウン空港を離陸して、すぐに機内食のサービス。ランチ
ということで軽めとはいえ国内線で機内食が出るとは!と感心。
(味もなかなか良かった)
【写真:QUEENSTOWN7→機内食ランチ】
そして乗ること1時間、ふと見ると機下には雲の層が広がっていて
「クライストチャーチは天気が悪いのかな。」と思っているうちに雲の
層を抜けて空港に着陸。
経由便とはいえ、一度機内から出ないといけないため外へ。
すると、さっそくガイドさんが出迎えに来ていて
「少し遅れていますので、出発時間に注意して下さいね。」とのこと。
またここでもガイドさんとの会話タイムを少々。
以下会話形式
私 「それにしても空港での乗り継ぎだけのために来られるのは
大変ではありませんか?」
ガイドさん「いえいえ、そんなことはありませんよ。そうそうオークランド
は天気大丈夫みたいですよ。」
私 「そうですか。やっぱり天気が一番ですよね。」
ガイドさん「そうですね。ニュージーランドは天気が悪いと魅力が半減です
から。あっ、これオークランドのオプショナルツアー案内です
けど御覧になります?」
私 「ああ、そういえばオークランドではワイトモ・ロトルア観光
を入れてあるのですが、案内ではテープによるガイドとある
のですが、どんな内容なのでしょうか?」
ガイドさん「私もクライストチャーチのガイドなので、わかりませんが
そのあたりはオークランドに着いてからのガイドにお聴きに
なればわかると思いますよ。」
〜以下省略
といったところで、わずかな時間とはいえお世話になったガイドさんに
見送られて再び搭乗。
離陸すると、今度は隣の席にニュージーランド人の老夫妻が乗り込んで
いて、いろいろ気を使ってもらうことに。
離陸後しばらくしてまた機内食ランチ。
そういえばクイーンズタウンのガイドさんから
「お昼時なので機内食が出ますが、皆さんはクイーンズタウン→クライトスト
チャーチ→オークランドと乗り継ぎますので計2回の機内食が出ます。食べら
れる方はよいですが、無理はしないで下さいね。」
と言われたのを思い出し、「おおっ!でもここは・・・2回食べないと♪」と
欲張って2回目のランチ。
今度はさっきと違うサンドイッチとぶ厚いチョコレート菓子。
とりあえず全部食べようと、チョコレート菓子に手をつけると隣の老夫妻
から自分たちのチョコレート菓子を差し出して「どうぞ。」とのこと。
2回目の食事ということもあり、もう食べられなかったもののせっかくの
好意ということで頂戴し、持って帰ることに。
(→後に1個はおみやげとして。1個は自分で食べた・・・・)
やがて機体は南島を離れ北島へ入り、16時頃オークランド空港に着陸!
§§§ クイーンズタウン編 完 §§§
→§§§ オークランド編 §§§へつづく
☆☆☆☆★ ニュージーランド旅行記6 ★★★★★ 2001.1.6
§§§ オークランド編 §§§
【1】ニュージーランドで初めて夏を感じたオークランド
オークランド空港に到着後、少し歩くとさっそくガイドさんの出迎えを受けて
「手荷物をターンテーブルから持ってきて下さい。」
ということで、まずは手荷物をゲット。
ニュージーランド国内の各都市からの到着便も重なってターンテーブルまわり
混雑ぎみ。
それでも自分の荷物を無事取って集合。
そして一歩外に出ると・・・・「暑い〜!」
そういえば今はニュージーランドは夏なんだよな・・・。
と妙な話ながら初めて夏を感じた次第。
ガイドさんも
「こんにちは〜!皆さん暑いですね。北島は南島と比べて気候がだいぶ
違います。もうすぐ冷房がきいてきますのでしばらく辛抱して下さいね。」
といった感じ。
最もまわりを見渡すと、確かにセーターを着込んでいる人やら自分自身も
フリースを着込んでいるし・・・。まさに北島と南島の違いを体で感じた瞬間。
※オークランド
ニュージーランド最大の都市で人口176万人。国全体の人口の3分の1強
がこの町に住んでいる計算になる。また車よりヨットが多いという大の港町。
別名は「シティ・オブ・セイルズ 帆の街」とも呼ばれる。
【2】ニュージーランドで初めて感じた都会
ほんとうに南島とは、雰囲気が異なり街の中心には高層ビル群。また道路を
走る車も多く信号もけっこうある。(南島にはほとんど信号がない)
ということで、南島であたかも過去にタイムトリップした如く大自然の中
にとりこまれた後、久しぶりに見る都会はまた新鮮な感じ。
そしてホテルへ直行する人たちを送り届けた後、市内観光へ。
「タマキドライブ」という海岸沿いの道を走ると、なんと海水浴場が!
ただガイドさんによると「みんなが入っているからということで大丈夫だろう
と思って私も入ったら、冷たくてとても入っていられませんでした。どうも
ニュージーランド人とは体の構造が違うようですね。」とのこと。
これだけ暑いオークランドでも水温はやはりけっこう低いようである。
【写真:AUCKLAND1→海水浴場】
そして、バスはやや小高い丘へ。
今日最初に訪れたのは「サーベージメモリアルパーク」。
遠くにオークランド中心街が見渡せるとても景色の良い公園で、何か石碑が
立っているのが特徴。そういえばニュージーランド人は大の庭園好き。
花壇もとてもきれい。
【写真:AUCKLAND2→サーベージメモリアルパークより街中心部】
【3】南極体験!
美しい公園を後にしてやってきたのは、
「ケリー・タールトン・アンダーウォーター・ワールド※」
※ケリー・タールトン・アンダーウォーター・ワールド
冒険家のケリー・タールトンが創った水族館で、海底トンネルや
南極体験、ペンギンなどが見られる
ここでしばし見学。まずは南極体験コーナーへ。トラムに乗って進んで
いくと、かつてスコット※が生活したという南極基地があってそこから
ブリザード体験。そしてペンギンコーナーへと続く。大小さまざまな
ペンギンがいて、どうやら眠っているペンギンもいてあまりにも微動だ
にしないので遠くから見ると「模型だろ。」と思って近くに行くと
「本物〜!!」ということでびっくり。
【写真:AUCKLAND3→ペンギン(本物)】
※ロバート・スコット(1868〜1912)
イギリス人で、初の南極点を目指した探検隊。1910年にクライストチャーチ
を出発し南極点を目指したがノルウェーのアムンゼン隊に先を越されて
しまう。それを知ってたいそう落胆して戻る途中猛吹雪にあい遭難死。
基地までわずか13キロの地点であった
その後、海底トンネルをぐるりとまわって地上へ。
あとはパーネルライズという急坂を登ってパーネル通り。そして
ホーリー・トリニティ教会を車窓から眺めて再び中心街へ。
【4】近代的なホテル
その後ルックJTBオークランドオフィスにて、オプショナルツアーの代金
を払い、後は免税店へ。ここでは記念品をもらってすぐ出る。そしてホテルへ。
今回泊まるホテルは「リッジス・オークランド」。
昨年オープンしたばかりのホテルでまだガイドブックにものっていないが
内部はとても近代的。部屋は5階で、この旅行初めてのシングルルーム。
とはいえソファーがあってインターネットテレビ、ミニバー、デスクと
ゆとりある空間。あとは四方のうち二方が窓で、景観もなかなか。
ここでガイドさんとは「よい旅を。」を合言葉に分かれて、自由行動に。
【写真:AUCKLAND4→ホテルの部屋】
【5】スカイ・タワー
ホテルで休む間もなく、さっそくオークランドの街へ。
最初に向かったのは来た時から気になっていた「スカイ・タワー※」へ。
※スカイ・タワー
オークランドの新名所で、地上328mのランドマークタワー。
じつはリッジス・オークランドホテルから徒歩1分。
入口で最上階デッキまでの入場料18ドルを払ってエレベーターで
中間デッキへ。
このデッキには屋外展望台、メイン展望台、下部展望台の3つのデッキが
あり、レストランとカフェもあり、イメージとしては東京タワーの大展望台
にあたる感じ。
そしてそこから別のエレベーターでさらに上のスカイデッキへ。
360度パノラマはまさに絶景。
ということで360度ひととおり写真をとることに・・・。
【写真:AUCKLAND5→スカイデッキよりハーバーブリッジ】
【写真:AUCKLAND6→スカイデッキ内部】
【写真:AUCKLAND7→スカイデッキより港方向】
【写真:AUCKLAND8→スカイ・タワー夜景→部屋の窓から】
【写真:AUCKLAND9→スカイ・タワー上部→地上から】
【6】ニュージーランドのお土産
その後、いったんホテルに戻り荷物を置いて今度はショッピングタイム。
いちおうここまでお土産らしいものをゲットしていないので「そろそろ
買わなくては!」ということでまずは有名な大橋巨泉のお店「OKギフト
ショップ」へ。ひととおり見て向かい側にあるライバル店の「アオテア
ニュージーランド」へ。
結局、ここで絵ハガキとセーターなどを買い込むことに。
店を出ると暗くなっていて、時計を見ると21時。やはり南島より緯度が
低いので日没も30分程早いのだな・・・・と感心。
あとはホテルに戻り就寝。
クイーンズタウンから始まってオークランドまで、長いが充実した1日
となりました。
§§§ オークランド編 完 §§§
→§§§ ワイトモ・ロトルア編 §§§へつづく
☆☆☆★★ ニュージーランド旅行記7 ★★★★★ 2001.1.7〜8
§§§ ワイトモ・ロトルア編 §§§
【1】北島を巡る旅
ニュージーランド第6日目は、土ボタルで有名なワイトモと火山とマオリ族の
町ロトルアを巡る観光。
本日の観光はシーニックシーニックツアーズ社主催の「ワイトモ・ロトルア一
日観光」というオプショナルツアーで、テープによるガイド付というもの。
もともと、ワイトモとロトルアは一都市だけでの一日観光のツアーもあり
2箇所まわってしまうのはなんだかお得な感じ。最も時間の節約のため
食事もバスの中という徹底ぶりには、おそれいりました!というところ。
午前7時30分、ホテルにバスが迎えにきて出発。
バスに乗り込むと「やあ!また一緒やな。」と声がかかり見ればミルフォード・
サウンドで仲良くしてもらった三重の御夫妻。
奇遇・・・とはいえこのツアーバスは日本人専用ではないので、内訳は自分も
入れて日本人は4名、あとはカナダやアメリカ、ヨーロッパ、香港などからの
参加者でまさに多国籍ツアー。そこで一緒になるというのはちょっといい縁?!
という感じ。
本日のガイドさんは若い白人女性で、ガイドというより客室乗務員的な
仕事を担当していて、主だったガイドは運転手さんがという感じ。
そして、気になっていた「テープでのガイド」というのは、座席にヘッドホン
がついていてチャンネルでガイドの言語が変わるという代物。
最初、ガイドさんがチャンネル8に設定してくれたものの聞こえてきたのは
「中国語!」 いやはや、どうやら前に座っていた日本人4人は見事、中国人
として認知されたということ。
そしてチャンネルをまわしてようやく日本語チャンネル5を発見。
【2】モーニングティー
出発してしばらくして、モーニングティーとケーキのサービス。
これはもう完全に航空機を意識したもので、ガイドさんが「Tea or Coffee?」
とまわってきてしばしティータイム。ちょうど朝食をとる暇がなかったので
ちょうど良い感じ。
あとこのバスはトイレも装備していて、まさに長距離ツアー用。
ちょっと変わったツアーに「これもまたよし!」といったところ。
【3】土ボタルの里 ワイトモ
オークランドから約2時間半ほどで第一の目的地「ワイトモ」に到着。
さっそく土ボタル※が生息するグロウワーム鍾乳洞へ。
※土ボタル
発光昆虫の幼虫で、エサを引き寄せるために光を発する。
洞窟の天井からぶら下がる形で空洞のチューブ状の巣をつくり、
そこから20〜30本のエサ取糸をぶらさげる。
光におびき寄せられた小虫がエサ取糸にかかると、土ボタルは
糸を引き上げてエサにありつく訳である。
洞窟に入って前半は徒歩で鍾乳洞を見学。1グループに1人のガイドが
ついて説明。ただし英語のためよくわからず・・・。
「やれやれ、英語のヒアリングをもっと勉強しておけばよかったよ・・・」
というところ。
そして後半は船に乗って真っ暗な洞窟へ。しばらく進むと天井一面に青白い
無数の光が・・・。「これが土ボタルか!」 あまりの神秘的な美しさに
しばし呆然。
これは土ボタルを見ずしてニュージーランドは語れぬ・・というところ。
【4】ランチ
ワイトモを出発してから、しばらくしてランチタイム。これも機内食のノリ
で「チキンorベジタリアン?」とのこと。とりあえず菜食主義者ではないので
チキンを選択すると、出てきたのは小粋なランチ。
味はまずまずで、ベースの味付けは酢だと思われる。
【写真:Rotorua1→ランチ】
【5】マオリの町 ロトルア
ワイトモからかなり走って、ロトルア※に到着。
※ロトルア
北島の中核都市で人口64,500人の町。地熱地帯にかこまれ間欠泉が噴出す
など神秘的な町。また先住民族マオリ族の文化が浸透していることでも有名
まず、車窓からガバメントガーデン、ロトルア博物館、ポリネシアンスパ
を見学し、本日第2の目的地である「レインボースプリングス※」に到着。
※レインボースプリングス
園内の清流にマスが泳ぎ、シダのジャングルではカモ、白鳥など。そして
特別室にはキーウィと見所の多い自然公園
専属のガイドさんがついての45分で巡るツアーでひととおり見学。ただ
ガイドは英語。(日本語のガイドもあるらしい)
「わしらは日本語のガイドが欲しかったな〜。」とは三重の御夫妻の言。
【写真:Rotorua2→立派な角を持ったシカ】
と、ひととおり見て、隣接する次の目的地「レインボー・ファーム※」へ。
※レインボー・ファーム
巨大な観光牧場で、数々のファームショーが行われている。
中は舞台形式となっていて階段イスがあり、座席にはヘッドホンがついていて
これも言語翻訳ヘッドホンだと判明。
ただこれはテープではなく、いわゆる同時通訳方式。
最初に「日本語通訳は○○、中国語通訳は○○・・・・」といった感じで紹介
があり、なるほどさすがに観光牧場だけあって全世界の人が満足するような
システムになっているのかと感心。
★ショーは以下のような感じで進行
1.牧羊犬ショー
羊の囲い込みなどを見事に行う
→だが今日は調子が悪くうまくいかなかった・・・・
2.毛刈りショー
これはニュージーランドでは定番?!
見事な毛刈りさばきであっという間に羊は丸裸に・・・。
【写真:Rotorua3→毛刈り】
3.子羊・子山羊の授乳体験
ミルクの入ったビンを渡されて、授乳体験。これはショーの中では是非
やってみたいもの。
【写真:Rotorua4→授乳】
4.生クリームやバター作り体験
なにやら機械のようなもので製造する。けっこう重労働?!
その後、いろいろな種類の羊たちがいる厩舎を見て「おお〜一言に羊といって
もいろいろなのだな。」と感心。
【写真:Rotorua5→メリノ種】
【写真:Rotorua6→ロムニ種】
【6】間欠泉がふきだすファカレワレワ
レイボー・ファームの次にやってきたのは、ロトルアの象徴的とも言える地熱
地帯にある「ファカレワレワ※」
※ファカレワレワ
ポフツカイザーと呼ばれる国内最大級の間欠泉があり1日に8回、約30m
まで吹き上がる
ここで、マオリ族※の文化をしばし見学。
※マオリ族
ニュージーランドの全人口の約8%を占めるポリネシア系先住民族。
その言語が、日本語と同様にローマ字できれいに表せることから
日本人と同じルーツではないかという説もある
園内に入ると、専属のガイドがついてマオリ独特のあいさつ方法で歓迎。
これは事前にツアーガイドより片言の日本語で「鼻と鼻」と言われていて
「どういうこと〜?!」とわからずにいたところ、それがマオリ独特の
あいさつ方法であったことが判明。
つまりはおたがいの鼻と鼻をくっつけて「こんにちは!」という訳で
日本人にはちょっと照れくさいあいさつかな〜というところ。
あとは、その専属のガイドさんとともに園内をひととおりまわることに。
マオリの祭壇のような建物や、伝統工芸品の製作風景。
そしてガイドさん自らが何かの葉の繊維をうまく取り出す実演など
盛りだくさん。なんだかこれは東南アジアに来た気分。
そのあといよいよ間欠泉地帯へ。
入るなり硫黄の匂いがたちこめて、地下より脈々と湧き出る温泉やら
間断なく吹き上がる間欠泉に「これはすごい!」と感心。
風向きによっては、間欠泉のしぶきが降ってきて「冷たい・・・。」
てなことに。
【写真:Rotorua7,8,9→間欠泉】
しばし地熱地帯の間欠泉を楽しんだ後、ガイドさんの見送りの中、マオリと
地熱の町ロトルアより一路オークランドを目指して出発。
【7】ニュージーランド最後の夜
オークランド到着の少し前に、軽い夕食が配られて今度は
「マフィンorケーキ?」ということで、モーニングティーとランチと
さらに軽い夕食までつくとはこのツアーはなかなかお得だな〜と感心。
そして、あとは1日観光ツアーの定番とも言える「降りる場所」の確認が
行われ、オークランド到着後に各ホテルでそれぞれが解散。
2つのツアーを御一緒した三重の老夫妻ともここでお別れ。
「今後の活躍を期待しとるでー!」というありがたいお言葉を賜り恐縮。
あとはホテルに戻り、最後の夜は再びショッピングタイムに。
免税店で「キーウィワイン」「キーウィティー」「ビーフジャーキー」など
を買い入れ、あとは大橋巨泉の「OKギフトショップ」と老舗のお土産専門店
「アオテアニュージーランド」にてちょっとかわいいシープスキンの
ティッシュケースなどをゲット。
最後に豪華なディナーを!と思いきや、買い物に手間取って遅くなり店が
しまってしまったので、ホテルに戻りミニバーを開いてカシューナッツを
つまみにニュージーランドビールで長いようで短かった旅行を振り返りつつ
最後の夜を楽しむことに。
【8】帰国
翌日、9時30分にガイドさんが迎えに来てホテルを出発。
オークランド空港到着後、「AIR NEW ZEALAND NZ99 TOKYO」 と書かれた
カウンターでチェックインして荷物を預け、あとは出国税(10ニュージー
ランドドル)を払いそのまま出国ゲートへ。
ガイドさんは「私はここまでしか入れませんから。」というところまで
見送ってくれて、あとはそのまま出国審査をパスして免税品店コーナーへ。
いくつかの大きな店とカフェがあり、残った小銭でちょっとしたものを買い
あとは昨日オークランド市内の免税品店で買った荷物を窓口で受け取って
搭乗口へ。
【写真:AIR NEW ZEALAND→これから乗る旅客機】
11時30分に搭乗開始し、12時15分に無事離陸。
約11時間の空の旅の後、19時10分。無事新東京国際空港へ到着。
帰国審査、税関を無事通り抜けて再び往路と同じルート、京成線特急と
新幹線を使い23時に自宅到着。ホームを出ると、白銀の世界の
お出迎えということで・・・「やんぬるかな・・・、現実」ということで
長かったニュージーランド旅行も終焉となりました。
【9】ニュージーランド旅行を終えて
今回のニュージーランド旅行を終えて感じたなどをま とめると・・。
1.訪問地
今回はニュージーランドの主要都市である、クライストチャーチ、
クイーンズタウン、オークランド、そして主要観光地である
マウントクック、ミルフォードサウンドをすべてまわるという
欲張りな、そしてハードな旅行であったにもかかわらず、その
ひとつひとつが非常に見ごたえがあり、毎日23時すぎまで
目いっぱいなのに疲れないという、まさに夢中になれた旅。
2日ごとに宿泊地が変わったのも新鮮で、あたかも1回の旅行で3回分
楽しめたような充実感は今までで最高という感がありました。
2.出会い
過去の旅行「中国、タイ、カナダ、英国」では全日程中、オプショナルツ
アーを半分、フリーを半分というふうにしてきたのですが、フリーだとどうも
時間が無駄になる傾向があるので、今回はすべてのフリータイムに
オプショナルツアーを詰め込んでみたところ、それが多くのガイドさんや
他の旅行者たちとの出会いを生み、一人旅の楽しさと大勢での楽しさを
双方満足さられ、「ああ、あそこでこんなガイドさんがいてこんな人たち
と一緒にまわったな」というとても良い思い出になりました。
3.日程
ニュージーランド旅行をまとめると以下のようになります
1/1 日本出発 お世話になったガイド人数
1/2 クライストチャーチ市内観光・キーウィ見学と夜景ツアー
3
1/3 トランツアルパインツアー
1
1/4 マウントクック(タスマン氷河遊覧飛行)、サザンクロスライン走破
2
1/5 ミルフォードサウンド1日観光
1
1/6 クイーンズタウン半日散策、オークランド市内観光
3
1/7 ワイトモ・ロトルア1日観光
2
1/8 帰国
1
旅を通じて計13名のガイドさんにお世話になったということで、今回は
まさにガイドツアーと言っても過言ではないけれど、どのガイドさんも
一生懸命やってくれて旅は大成功。とにかく感謝!
4.参考
今回のニュージーランド旅行は以下の基本ツアーを利用し、そこに
オプショナルツアーを付加したものです。
★基本ツアー
ルックJTBニュージーランド
スタイル クライストチャーチ・クイーンズタウン・オークランド8
クライストチャーチ、オークランド市内観光付
☆オプショナルツアー
キーウィ見学と夜景ツアー
トランツアルパインツアー
タスマン氷河遊覧飛行
ミルフォードサウンド1日観光
ワイトモ・ロトルア1日観光
5.最後に
8日という短い期間とはいえニュージーランドという南の果ての地を
かいま見れ、その大自然のスケールの大きさと、まだまだ世界には
自分の知らないところがたくさんあるのだなということを改めて実感
させられた貴重な旅となりました
☆☆☆ ニュージーランド旅行記 完 ☆☆☆
長い間読んでいただきありがとうございました!
今後の皆様の旅の資料としてご活用いただければ幸いであります。