沖縄旅行記2004

☆☆☆☆☆ 沖縄旅行記2004 1 ☆☆☆☆★ 2004.1.12

 *** 那覇市内編 ***

【序章】
 昨年の1月の3連休に沖縄を旅した際は時間がなくてずいぶんと
 まわりそこねた場所がありそれを補完する意味もこめて今回の
 沖縄の取材となりました。
 前回まわりそこねたところは、沖縄海洋博公園と平和祈念公園資料館
 とひめゆりの塔資料館でここを補完しさらに新しいところをまわれれば
 いいかなというところです。
 さらに今回は夕陽を見ながら食事をするサンセットクルーズと
 くじらを見るホエールウォッチングという2つの新しい試みを
 計画してみました。

 ※沖縄のあらまし
  県庁所在地のある沖縄島の那覇市を中心に、南部に糸満市、豊見城市、
  中部に沖縄市、宜野湾市、浦添市、具志川市、北部に名護市、本部町
   があり、さらに石垣島など大小多くの島が点在し総人口は130万人
  であり、気候の温暖さも手伝ってか日本一の長寿県でもある。
  さらに昨年沖縄初の軌道鉄道である都市モノレール「ゆいレール」が
  開通した。 

【1】1年ぶりの沖縄

 ほとんど同じ日程にて再度の沖縄ということで、いつも通りに新幹線と
 モノレールを乗り継いで羽田空港へ到着!
 今回はANA便を利用するのでANAの自動チェックイン機で航空券と
 搭乗券をゲット。(ちなみに今回も無料航空券(12000マイル)を利用)

 搭乗時刻まで少し間があるので、おそめの朝食をとるため空港内の
 レストランへ。まだ朝定食の時間だったので「山菜おかゆ御前」を
 注文すると待ち時間なしで「はい山菜御前で〜す。」
 「早い…」やはり空港という時間に忙しい人達を相手に商売している
 だけあるなと感心。
 さらにさらにお味の方も大変素晴らしく焼き魚と山菜粥とお味噌汁
 のすべてにまた感心。

 気を良くしたところで搭乗ゲートへ。
 ほんの少しだけ待って搭乗開始となりANA125便にて沖縄へ出発!
 
 座席は2階席で国際線ではファーストクラス等に用いられるVIP
 ゾーンだが国内線ではエコノミークラスとなっている。ただ左右に
 余裕があるので1階席よりもゆったりとしている感じがする。

 機材は747−400で569人乗り。おなじみの世界最大の
 ジャンボ機である。羽田→沖縄線は羽田→千歳、羽田→福岡に並ぶ
 収益率の良いドル箱路線で、この区間にこういったジャンボ機を
 投入するのは至極当然なのかな〜というところ。

 ただ今日は連休の最終日ということで空席が目立ち、客室乗務員から
 「好きな席に移っていいですよ〜。」と声をかけてもらい、窓際の
 席へと移動。中には一人で3席確保して横になって眠る人もちらほら
 …(笑)。

 あとは2時間半のフライト中ドリンクサービスや機内販売など
 至れり尽せりのサービス。またフライト時間が昼にかかるので
 300円でカップうどんのサービス。あとは500円でビールと
 おつまみのサービスもあり。

 そういえば高校の修学旅行で初めて飛行機に乗ったのもこの
 沖縄線のANA便で機内食のサンドイッチがおいしかったなぁ
 とふと思い出してしまう…。(懐かしい)

 14時30分。無事那覇空港に到着!窓ごしに自衛隊と海上保安庁の
 飛行機庫を見ると「ついたな〜。」としみじみ感じる。

【写真O2-OK01:那覇空港到着ロビー】

【2】那覇市内観光

 今回は無料航空券を利用したパッケージツアーである
 「ANAスカイホリデー」を利用しての旅であるが内容は下記
 のとおり。

 ・2泊分の宿泊代
 ・滞在中のレンタカー代(ニッポンレンタカー)
 ・全日空商事でのおみやげ割引券

 到着後、ニッポンレンタカーの札を持っている係員にスカイ
 ホリデー利用の旨を伝えると送迎バスへ案内してくれそのまま
 バンヤン営業所へ。約7分で到着してから手続きを行い
 めでたく車を手にする。

 今回借りた車はホンダのキャパ。無論車種を選ぶことができない
 のでこれはニッポンレンタカーの都合によるが、出発してから
 「あれれ?!」 
 ハンドルとブレーキの挙動がおかしいし、ナビは英語でしゃべって
 るし…「おかしいよ〜」となってしまう。

 とりあえずナビの操作方法もよくわからないまま首里城へと
 向うが、曲がるところを間違えたあげくナビはバンヤン営業所
 に向かって案内してくれるので那覇市内で迷ってしまう。

 どうにかナビの操作方法を理解して行き先を首里城へ設定して
 15時半頃にようやく首里城到着!

 うまいところ民間の駐車場に車を停め、歩いてすぐの守礼の門の
 ところでレストランに入り遅い昼食。
 沖縄に来たということでソーキソバを食べることにする。

 「おいしい(^_^)」

 ということで、まず食にて沖縄を感じて大満足。

 お腹もふくれたところで、首里城見学へと出発!歩いて、
 南殿→本殿→北殿とまわり琉球の文化をかいま見る。

 そして、再び車に乗り込み次の目的地である那覇港へと向う。

 相変わらず挙動が怪しいもののナビも無事英語モードから
 日本語モードにすることができまずはいい感じ♪

【3】サンセットクルーズ

 那覇港に16:45分に到着し、今回の旅の新たな試み
 であるサンセットクルーズへ。

 しばし待ってから乗船開始!
 今回利用したサンセットクルーズはウエストマリン※の
 モビーディック号で、沖縄最大のレストランシップで
 あり、他にディナークルーズや、貸切の忘新年会や
 船上結婚式などもやっているとのこと。

 【写真O2-OK02:モビーディック号】

 ※ウエストマリンホームページ
  → http://www.westmarine.co.jp/

 乗り込むと、蝋燭のともるテーブルに案内されて着席。
 そして、まず飲み物を頼む。
 せっかく沖縄に来たのだから沖縄ブランドの「※オリオンビール」
 を飲むことにする。

 ※オリオンビール
  沖縄で生まれたビールブランド。さっぱりとした味で全国に
  ファンも多い。

  ページ → http://www.orionbeer.co.jp/

 【写真O2-OK03:オリオンビール】
 【写真O2-OK04:モビーディック号のレストランキャビン】

 さて、サンセットクルーズの食事にはいろいろなコースがある。
 
 ●オーストリッチ(ダチョウステーキのフルコース) ¥9,000
 ●ダイナスティー(スタンダードで上質な洋食フルコース) ¥8,500
 ●うみんちゅ(沖縄食材を使用した洋琉コース) ¥7,500
 ●スイートコーラル(あっさりヘルシーなコース料理) ¥6,500
 ●特上バーベキュー ¥8,500
 ●バーベキュー ¥6,500
 ●ファミリーバーベキュー(4名様迄) ¥20,000
 ●ジュニアコース(6〜12才迄対象) ¥3,500
 ●お子様ランチ(6才未満対象) ¥1,500

 今回はせっかく沖縄に来たんだからということで、「うみんちゅ」を選択!

 お品書きは・・・

 前菜   キャビアぞええびゼリー
 スープ  コーンクリームスープ
 魚    白身魚のしめじホイル焼き ミニパスタ付
 サラダ  沖縄野菜のシーザーサラダ
 肉    沖縄産牛のステーキ
 デザート 沖縄産メロンとオレンジにパンケーキのチョコレートソースかけ
 お茶   コーヒー

 【写真O2-OK05:キャビアぞええびゼリー】
 【写真O2-OK06:沖縄産牛のステーキ】

 お味の方はどれもこれもおいしくてGOOD!たださすがにフルコースは
 食べ過ぎ気味になってしまう感じ…。

 また食事と平行してディナーショーも開催されたが、こちらは
 マツモトカズト氏による弾き語り。ビートルズから沖縄民謡までの広い
 レパートリーを持つマツモト氏だが、まず最初に各テーブルにリクエスト
 カードを配りレパートリーの中からリクエストを募る。
 その後、断続的にお話を交えながらのとても素晴らしいショー。
 ちなみに最後にマツモト氏のCDを思わず買ってしまう程(^_^;)

 さらに当然の如くサンセットクルーズなので船は那覇港の中を回遊する。
 晴れていれば水平線に沈む夕陽が見れるが、あいにくの天気なので
 次回におあずけとなってしまう。(泣)
 
 以上のような内容で約2時間のサンセットクルーズだが、とても
 楽しくていい感じ。船というものが織り出す優雅な雰囲気が料理を
 おいしく、ショーも楽しくしてくれるのかなと思いつつクルーズ終了!

 下船の際は、船長をはじめクルーの多くが見送ってくれて名残りおし
 く感じてしまうことこの上ない。
 
【4】夜の国際通りへ

 さて、那覇港を後にして本日泊まる宿へ。
 
 本日泊まるホテルは「かりゆしアーバンリゾート那覇※」

 ※かりゆしアーバンリゾート那覇

 かりゆしホテルグループの中のシティリゾートホテル。那覇中心街に
 ほど近い泊港沿いにある巨大ホテル。ホテル内におみやげ屋さんと
 コンビニまで備えている。

 ホームページ → http://www.kariyushi.co.jp/

 このホテルはショッピングデパート「とまりん」の上階部分にあるため
 ホテル自体の看板が小さくて通り過ぎてしまったが、無事戻ってチェックイン。
 車を立体駐車場に入れ、その駐車券をホテルのフロントに持っていくと
 駐車料が無料になるシステム。

 黄色の上着とマリンブルーのスラックスに水兵をイメージした帽子の
 フロントマンがさっそく部屋へと御案内!
 部屋は13Fの港を一望できるトリプルルームで広くて落ち着いた
 感じの部屋。まず荷物を置いて少し休む。

 【写真O2-OK07:かりゆしアーバンリゾート那覇の室内】

 その後雨の中傘をさしつつ国際通りの散策にでかける。
 途中ゆいレールの駅のそばを通り歩くこと15分ほどで国際通りに
 到着!

 雨なので思うように移動できないものの、まずはシーザー屋という
 おみやげ屋さんに入り、あれこれ見て回る。
  
 Tシャツ、帽子、ハンカチ、琉球ガラス、ちんすこう、泡盛と
 ひととりのものがそろっている。そんな中でサンゴのストラップと
 絵葉書をゲット!

 さらに歩いて今度は泡盛の蔵元へ入る。
 ここでは泡盛の試飲ができるが、40度と30度を試飲して
 くらくらする・・(〜_〜;)

 よくわからないが40度の方がピリリと輝いた感じの風味だが
 やはりお値段がよろしいようで…。

 そんな訳で40度の泡盛を1本(自分用)、30度を2本
 (おみやげ用)とし、他に中身は同じだがビンにブランドの
 ラベルが貼っていない量り売りの泡盛がありこれをゲット!

 泡盛は重いのでゆうパックで送ることとし、雨の中国際通りを
 後にする。

 あとはホテルに戻り就寝(-_-)zzz
 
      *** 沖縄旅行記2004 2 へ続く ***
☆☆☆☆☆ 沖縄旅行記2004 2 ☆☆☆★★ 2004.1.13

 *** 海と魚編 ***

【1】強風と荒波の沖縄

 沖縄第2日目は、失意の電話から始まる…。
 その電話とはホエールウォッチングを予約しておいたロコマンサービス
 よりのもので「本日は高波のため船が出せないのでツアーを中止致します。」
 というもの。
 じつは昨日も電話をもらい「明日の天候が危ういので今日いかがですか?」
 と誘ってもらったのだが、残念ながらその時はまだ羽田空港…。
 ひとまず気を取り直し「明日もいるので、明日に再予約お願いします。」
 ということにしておく。
 ただ天気予報では「沖縄地方に波浪注意報」が出ているので明日もきわどい
 ようである。
 
 そんな訳で予定の変更を余儀なくされるもののまずは朝食!ということで
 14Fの展望レストランへ。
 デニッシュパンなどのおいしいものがずらりと揃ったバイキング。
 そして窓からは那覇泊港や那覇中心街が見え、「沖縄も栄えているな〜。」
 と感心。さらに港には水中観光船の「マリンスター」が停泊しており
 「おおっあれに乗ろうか!」ということに…。
 食事の後、さっそくマリン観光開発に電話してみると「今日は荒波のため
 欠航となります…。」との返事(;_;)。

 【写真O2-OK08:那覇中心街】

 ふ〜ということで、今日は海をあきらめ一路北へ向って出発!

【2】白波がうちつける断崖絶壁「万座毛」

 国道58号を北上して、浦添・宜野湾を通り、米軍基地のある嘉手納を
 過ぎ、本日最初の目的地である恩納村の「万座毛※」に到着!

 ※万座毛
  18世紀前半、この地を訪れた琉球王の尚敬王が「万人を座するに足る」
  と言ったのがこの名前の由来と言われている。琉球石灰岩の断崖絶壁と
  天然芝の広場が沖縄有数の景勝地として有名である。

 車を降りるとすごい風…。うかうかしているとふきとばされてしまう程
 でしかもけっこう寒い。
 (この時、北日本では台風なみに発達した低気圧が猛威をふるって千歳空港
  も閉鎖になっているときき納得)

 どうにかこうにか万座毛の先の方へ歩いていくと岩場にうちつける白波が
 すごい迫力!
 「こんな激しい波が万座毛の岩にこんな穴をあけたのかな〜…」と
 思いつつひとまわりする。
 ここは団体のツアーコースにも必ず入っている場所なので、後からすごい
 数の団体客がつめかけてきて追われるように出口へ。

 【写真O2-OK09:万座毛と荒波】

 そしてしばしおみやげ屋さんを散策して次の目的地へ向けて出発!

【3】海中展望塔

 次にやってきたのは台風がきていても見学できるという「海中展望塔※」
 
 ※海中展望塔
  ブセナリゾートエリアの中にある施設の1つ。360度パノラマの
  文字通り海中展望塔

 シャトルバスにて入り口まで行き、連絡通路にていざ展望塔へ。
 しかしこの連絡通路には屋根がなく両サイドの手すりも低め。
 そして海は荒れ狂っているので落ちないよう気をつけながら
 歩いてゆくと、係員がいてここでチケットを買う。
 
 そしていざ海中へ。螺旋状の階段をおりるとそこは海中3〜4メートル
 の世界。360度にいくつもの覗き窓がありぐるぐるとまわりながら
 見学。
 ここで夢中になって見ていたらあっという間に1時間が経過。
 水族館とは違って野生の魚だけに動きがじつにおもしろい。

 【写真O2-OK10:海中展望塔への連絡通路】
 【写真O2-OK11:海中展望塔内部】
 【写真O2-OK12:海中展望塔覗き窓から見た海中】

 帰路、海中展望塔の連絡通路から戻るちょっと手前でトビウオの
 群を発見!「おおっすごい!!」という訳でうまいことカメラに
 おさめる。このあたり一瞬のタイミングだったので運が良かった
 かもしれない。

 【写真O2-OK13:荒波にトビウオ】

 と、こんな荒波の中でも海を楽しめる海中展望塔は素晴らしいと
 思いつつ次の目的地へ向けて出発!

【4】沖縄海洋博公園「沖縄美ら海水族館」

 海中展望塔を後にして、しばらく走り名護を抜け本部町まで
 やってくると沖縄の手付かずの自然を見ることができるように
 なってくるのだが、そこを少し行くと巨大な「海洋博公園」
 がある。

 海洋博公園はその名の通り1975年に開催された海洋博覧会
 EXPO’75の跡地につくられた公園で、ここ最近新たな施設
 も増えて一大施設となっている。
 
 海洋博公園のホームページ →  http://www.ocean-park.go.jp/

 限られた時間の中で全部を見ることは不可能なので、今回は

    ちゅ うみ
 「沖縄美 ら海 水族館」を見学することにする。

 水族館のページ → http://www.kaiyouhaku.com

 まず入って驚かさせるのが手で海の生き物をさわれるコーナー。
 ここではヒトデやナマコ(?)などをじかにさわることが
 できる。ヒトデなどはおとなしいので思わずひっくりかえしたり
 してみるが、トゲトゲのついた生き物はさすがに躊躇…。
 
 【写真O2-OK14:海の生き物をさわれる水槽】

 そして次々にいろんな魚たちの水槽を見て、ハイビジョンの
 美ら海シアターを鑑賞。(最後にちょっとしたしかけあり)

 そして最大の水槽である黒潮の海(7500立方メートル)
 でジンベエザメと御対面!

 こんな巨大な水槽でもジンベエザメにかかるとちょっと
 狭そう?!しかもそんな巨大なジンベエザメが複数飼育されて
 いるのだからおどろき・・(世界初の試みだそう)

 悠々と泳ぐジンベエザメを見ているとちょっと雄大な気分
 になってしまいそう…。
 
 【写真O2-OK15:巨大なジンベエザメ(体長7M)】

【5】南部へ…

 海洋博公園を後にして、今度は一路南へ。
 本部半島の内陸ルートを通ったので、フルーツランドなどを
 横目に見つつ名護へ到着。そのまま沖縄自動車道に乗り、
 一挙に沖縄島大返し!

 16時頃、途中の伊芸SAにておそい昼食。
 ここで沖縄そばを食べ、ふと売店を見るとなんと200円の
 帽子発見!
 「2000円の間違いじゃないの?!」と店員さんにきくと
 「いえ200円です。」という訳で思わず買ってしまう。

 200円にしてはなかなか出来の良い帽子で気に入る(^_^)

 そして挙動の危うい車のタイヤの空気圧を調整。どうも
 空気が少なかったようで「レンタカーなのに整備不良とは
 !」と呆れ、さらにナビもディスクを読めなくなるトラブル
 が出る始末!
 「もう〜この車ボロボロじゃん!怒」というところ。

 タイヤに空気を入れてから快調にとばし、17時すぎに
 無事南部に到着。
 さっそく鍾乳洞を見るために沖縄ワールドに行くが
 なんと閉館…。
 (営業は18時30分までだが入場は17時までとのこと) 

 気を取り直して平和記念公園へ。慰霊碑を見たりして
 いるとあたりは薄暗くなってくる。

 そして4キロほど離れたひめゆりの塔も見ておこうということで
 移動するも着く頃には真っ暗。
 それでもひめゆりの塔自体はライトアップされていて夜でも
 参拝は可能。

 ということで、平和祈念公園資料館およびひめゆりの塔資料館
 は明日見ることにして今日のところは宿へ直行!

【6】静かなリゾートの夜

 今日泊まる宿は、「ザ・サザンリンクスリゾートホテル」。 

 ページ → http://www.southern-links.co.jp/enter.htm

 平和祈念公園からちょっと走ったところを高台に向って
 走ると到着!緑にかこまれた海沿いの静かなホテルで
 ゴルフ場併設のリゾートホテル。

 ここではベルボーイがおらず、正装した紳士のお出迎えで
 このあたりゴルフクラブ併設のリゾートらしい雰囲気。

 部屋もゆったりと広くて、バスルームもちょっとした
 セカンドルームなみ。また温調もちょうど良く快適。

 ここでしばらく休んで、夕食はホテル内のメインダイニング
 である「玻名城」にて。

 ちょっと奮発して、飲み物はロゼワインのハーブボトルに
 本日のコース「洋風」、「寿司」コースに、一品料理
 タイの唐揚げ。
 ちょっと値段は張ったがどれもこれもおいしくて満足。
 ホテルの食事というとけっこう当たりはずれがあるもの
 だが、「ゴルフ場の飯はうまい」という法則※に見事に
 あてはまっているのかな〜と感じる。

 ※ゴルフ場の飯はうまいという法則
  ゴルフをするのは舌の肥えた裕福な層が多いので、必然と
  クオリティが高くなるということ。さらに口コミによる評判でも
  飯のうまいまずいはコースの出来よりもウエイトが大きくなる
  ことが多いのでゴルフ場は飯をうまくするために真剣になる
  ということ。

 ということで沖縄二日目も充実した1日。
 
  快適に就寝となる(-_-)zzz

    *** 沖縄旅行記2004 3 へ続く ***
☆☆☆☆☆ 沖縄旅行記2004 3 ☆☆★★★ 2004.1.14

 *** フルーツと平和祈念編 ***

【1】南国のフルーツ

 さて沖縄3日目は、1日目と2日目で遣り残したをやっていくことに。
 ただ、残念ながらホエールウォッチングは今日も荒波のため中止(;_;)
 という訳で次回にお預け…。

 気をとりなおして朝日を見ながらの朝食。こちらはオーソドックスな
 バイキングだが、雰囲気はリゾートそのもの。

 午前8時にホテルを出発して、玉城城跡を見ようということででかけるも
 迷ってしまう…。時間をロスできないのでここはあきらめ沖縄ワールドへ。
 
 さっそく鍾乳洞の玉泉洞を見学。
 さすがに東洋一だけあってその迫力は素晴らしい。入ってすぐは暑いが
 だんだんと涼しくなるのは不思議だが。
 そして最後に沖縄一長いエスカレーターで地上に出る。これは上野駅の
 地下四階の新幹線ホームから地上に出るエスカレーターにも匹敵するかも?!

 鍾乳洞を出て果樹園があり、そこを抜けるとフルーツコーナー!
 沖縄と言えばやはりフルーツということで、売店にてフルーツの詰め合わせと
 ヤシの実ジュースを飲むことにする。

 ヤシの実ジュースの感想は…「甘すぎすさっぱりとおいしい(^_^)」
 フルーツの感想は「フレッシュな感じでみずみずしい(^_^)」

 さらにヤシの実の果肉も食べさせてくれるが、こちらはわさび醤油につけて
 食べるとイカさしのようでまたおいしい(^_^)。

 よく○○漂流記のような話では無人島に着いた人たちがこのヤシの実を
 とって生き延びたという話があるが、なるほどな〜というところ。

 【写真O2-OK16:ヤシの実ジュース】
 【写真O2-OK17:フルーツ詰め合わせ】
 【写真O2-OK18:ヤシの実の果肉】

 こうして沖縄ワールドを後にして、次なる目的地に向けて移動開始。

【2】沖縄県平和祈念資料館

 次にやってきたのは「沖縄県平和祈念資料館※」

 ※沖縄県平和祈念資料館
  太平洋戦争で最大規模の戦闘が行われた沖縄の想像を絶する惨状を
  後世に伝えるべく沖縄県が1975年に設立。その後も沖縄で戦死した
  人達の氏名を刻んだ石碑の建立や新資料館の建設など平和祈念のための
  シンボルとなっている

 ページ→ http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/

【写真O2-OK19:沖縄県平和祈念資料館から石碑】

 昨年と昨日の来訪もあわせると3度目にしてようやくこの資料館の中に
 入れる訳でやや緊張。
 中は下記のようになっている。

 第1展示室 沖縄戦への道
 第2展示室 住民の見た沖縄戦・鉄の暴風
 第3展示室 住民の見た沖縄戦・地獄の戦場
 第4展示室 住民の見た沖縄戦・証言
 第5展示室 太平洋の要石

 特に感じ入るのは第4展示室の証言。この展示室は住民の声を本に
 したものがたくさんあって、それを見ると沖縄戦がどんなものだった
 のかが手にとるようにわかる。

 本当は全部の冊子を読みたいところだが、時間の都合上抜き取りに
 なってしまうので、ここはまた再訪してゆっくり時間をとろうと
 感じる。

 さて、資料館を出るとここにきてようやく沖縄らしい日差しを
 感じる。「やっぱり南国だなぁ〜。」というところ。

【3】ひめゆり平和祈念資料館

 さて、次なる目的地は「ひめゆり平和祈念資料館※」

 ※ひめゆり平和祈念資料館
  沖縄戦における女子中等学校生徒たちの献身的な看護とその後
  の悲劇を後世に伝えるべく建立された資料館。
  ひめゆりの塔の奥にある。

 【写真O2-OK20:ひめゆり平和祈念資料館】

  ページ → http://www.himeyuri.or.jp/index.html

 ここも3度目の正直で入場!中は下記のよう。

 第一展示室 沖縄戦前夜
 第二展示室 南風原陸軍病院
 第三展示室 南部撤退と喜屋武半島
 第四展示室 鎮魂
 第五展示室 回想
 特別展示室 ひめゆりの青春

 ここでも第四展示室の証言の本(29冊ある)が印象的。
 
 さてここでちょっとしたマメ知識。
 資料館のパンフレットにのっていたのだが、「ひめゆり」の
 語源について。

 普通に考えると花の「ひめゆり」を連想してしまうが、じつは
 沖縄県女子師範学校と沖縄県立第一高等女学校のそれぞれの
 校友会誌の名前である「乙姫」と「白百合」が合体して
 「姫百合」となり、ひらがなで「ひめゆり」と使うようになった
 のは戦後のことだそう。

【4】喜屋武岬

 ひめゆりの塔を後にしてこの沖縄旅行の最後の目的地である
 「喜屋武岬(きゃんみさき)※」へ。

 ※喜屋武岬
  沖縄本島最南端に位置する岬で、高さ50mの断崖絶壁。沖縄戦で
  米軍に追い詰められた多くの島民や日本兵が逃げ場を失いこの岬から
  身を投げたという悲劇の岬である。
 
 また喜屋武岬には平和の塔※も併設されている。

 ※平和の塔
  昭和27年10月に将兵及び沖縄戦の犠牲になった住民の遺骨1万柱を
  奉納して築かれた塔。現在のモニュメント式の塔は昭和44年に
  造られた2代目のもの。 

 ここも昨年あと少しのところで迷って行きそびれた場所で
 是非行きたいところである。
 車一台やっと通れる道を通って海岸の方へ進んでゆくと今度は
 無事到着!(^_^)

 「おおっ恐ろしい〜…。」断崖絶壁の岬から下を見ると足が
 すくむが、60年前に追い詰められてここから身を投げた人の気持ち
 を思うとなんとも悲しいかな…。

 【写真O2-OK21〜23:喜屋武岬】

【5】空港でのひととき

 喜屋武岬を後にして一路那覇へと向う。
 車を返すためニッポンレンタカーのバンヤン営業所へ行き、ここで
 ボロボロの車について一言苦言をと思ったが、担当者はそそくさと
 逃げてしまったのでまあここは大人になろうかということで
 おとなしく空港行きのバスに乗り込む。
 (ナビの案内音声はちゃんと英語に戻しておいた…(-_-メ)

 そして那覇空港の展望レストランにて昼食。
 ここで離陸する飛行機をみながら「沖縄の旅も無事終わりだな。」と
 感じつつゆっくりと食事をしていると隣の団体から「今日は北海道
 の空港はすべて閉鎖だから羽田まで行って様子を見よう。」と
 話しているのがきこえてくる。どうやら旭川まで帰りたいらしいが
 この大荒れの天気で帰れなくなってしまったようである。
 こういった時、空の乗り物は弱いなぁ〜と感じる瞬間である。

 昼食のあと、おみやげを買いに行く。那覇空港のおみやげ屋のスペース
 は巨大で充実しているのでどこで買うか迷うほどだが、定番の
 「ちんすこうショコラ」「沖縄そば」などを買い入れる。

【6】再び寒い北国へ

 無事セキュリティゲートを通過して16時30分発のANA130便
 に乗り込むとあとは一路北への空の旅。

 ちょうど空の上で日が暮れる格好だが、空の上の日暮れというのは
 西から東へのフライト時特有のもので不思議な感じ。
 
 機材は最新鋭のボーイング777−300で525人乗りのジャンボ機。
 この飛行機は世界で最も長い機体なのでとりまわしに気を使うのだそう。
 
 約2時間の空の旅の後羽田におりると「寒い〜(;_;)」
 暖かい沖縄から帰ってきただけに寒さがこたえる感じ。

 あとはモノレールと新幹線を乗り継いで無事家に到着!
 
【7】まとめ

 今回の沖縄旅行は昨年に引き続いてのものでしたが、またもや
 見切れずに終わってしまいました。具体的にはホエールウォッチングや
 沖縄島北部と東海岸の探索は次回に持ち越しです。
 また海洋博公園ももっとゆっくり見たいし、資料館の類も同様です。
 
 いずれにしてもあっという間の3日間という感じでした。
 本当は1週間ぐらいあれば1つ1つに時間をかけてゆっくり見れる
 と思うのですが、それはそれ今後の課題としておきましょう。
 
 それでは長い間読んでいただきありがとうございました。m(__)m
 
              *** 沖縄旅行記2004 完 ***


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