タイ旅行記

 ★★★★★ タイ旅行記 ★★★★★ 1999.11.6〜10

【1】11/6(土) 安らかなる国 「タイ」へ

 ☆出発

 新幹線と京成スカイライナーを乗り継いで空港第2ビル駅へ到着。

 そのまま歩いて空港の3階出発ロビーへ、ここに来ると「これから出発する
 んだなあ」といつもわくわくするところ。

 まずはツアーの受け付けをするため、カウンターへ。今回はマップツアー
 インターナショナルという旅行代理店で申し込んだのですが、なんと
 参加者が25名とのことで、さっすがタイ!すごい人気だーって
 と思いました。

 そして、程なく受け付けがすんでいよいよ出発!
 まずは出国審査でパスポートと航空券を提示してスタンプをもらい
 コンコースへ。

 程なくタイ行きの飛行機「エアーインディア309便」へ搭乗開始!
 
 12時ちょうどに離陸、一路タイへ。
 
 ☆エアーインディア

 今回乗ったエアーインディアは、インドの航空会社で
 乗務員は機長を含めほとんどインド人で、スチュワーデスで日本人が一人
 だけ。
 なんか男性はチョビ髭をはやしたほんと「インド人」って感じの人
 (みんな同じに見える・・・)で、女性は太った丸顔のやっぱり
 「インド人」って感じでした。(笑)

 そして飛行機というと機内食ですが、これも航空会社によって様々で
 エアーインディアは、やっぱりちょっとインド風。
 
 とくにおつまみは米を炒ったようなもので、これは日本では見かけない
 おつまみでした。

 ☆バンコク国際空港(ドン・ムアン国際空港)

 約6時間の空の旅を経て、ついにタイへ到着!
 無事、入国審査を通ってついにタイへ。
 
 出口ではマップツアーインターナショナルのガイドさんが待っていてくれて
 ツアー参加者の名前を確認した後、全員そろってから、バスでホテルへ出発。
 
 そこで見たタイの第一印象は「大都会」。とにかくビルがたくさんあって
 夜景もきれいでした。
 そして高速道路を走ること約1時間で、バンコク市街のホテルへ到着。

 ガイドさんがホテルへチェックインしてくれて、カギをもらって荷物を
 部屋においてさっそく夜のバンコクの街へ。

 地図を片手に屋台の立ち並ぶ通りを歩くと、「コンバンワ、ヤスイヨ!」
 「タクシー、ノラナイ。ソコマデ。ヤスイヨ!」といった勧誘がすごくて
 さっそくタイ人のパワーを感じてしまいました。(笑)

 ちょっと歩いて屋台で夕食にしたのですが、これがおいしくてしかも安い!
 30バーツでラーメン1杯はだいたい日本円で90円くらい。
 
 ということでラーメン(麺は日本のカップラーメンと似ていた)とはるさめ
 スープを食べて60バーツ。それでお腹いっぱいでした。

 これで、第1日目はおしまい。あとはホテルに帰ってねました。

【2】11/7(日) 古都「アユタヤー」へ

 ☆タイのセントラルステーション

 タイ2日目の朝。
 ホテルでバイキングの朝食をしてから、すぐ近くのバンコクの中央駅
 「ファランポーン駅」へ。
 
 ここから汽車に乗って一路アユタヤーへ。

 15バーツ(約45円)で約2時間の旅程。
 タイには、特急・急行・快速・各駅停車の汽車(電車ではない・・・笑)
 があり、客車もクラス1〜3の等級に分かれています。
 そして、特急にはクラス1(高級)の客車が多く、各駅停車には
 クラス3(横イスだけ)の客車が多いといった感じになっており、
 それぞれ特急は特急料金、高級クラスはクラス料金が付加されます。

 その中で自分が乗ったのは一番料金の安い「各駅停車のクラス3」で
 した。このクラスだとけっこうタイの庶民も多くてよりタイの雰囲気も
 味わえた気がします。  

 さて目的地のアユタヤーは前にタイの首都だった街です。
 なのでけっこう遺跡がたくさんあって、観光スポットとしては有名です。

 汽車は窓全開ですごく気持ちいい風がふいて最高。アユタヤーには
 バスでも行けるのですが、汽車だと車窓の風景も楽しめて、
 なにより旅情がそそられる・・・とでも申しましょうか。(笑)

 ☆レンタサイクルで遺跡めぐり
 
 アユタヤー駅前で、自転車を借りて(1日30バーツ)遺跡巡りへ
 出発しました。
 
 このレンタサイクルは自転車なので歩きよりぜんぜん早いし、
 タクシーと違ってお金も安く、何より自由に行動できる
 のが素晴らしいと思いました。

 それで、地図を見ながら行ったのですが「う〜ん・・・迷った」
 ってことで、気づいたらアユタヤー郊外の
 「ワット・チャイ・ワッタナラーム」に到着。

 ここはもう崩れかけた遺跡で、歴史を感じられていい雰囲気。
 迷ったのがさいわいだったようです。(笑)

 その後、アユタヤーの有名な遺跡郡を巡り、
 「ワット・ロカヤスタ」「ワット・プラ・シー・サンペット」
 「ワット・プラ・マハタート」などを見ました。

 そして、最後にエレファント・キャンプに行ってゾウに乗りました。
 乗り心地は、ゾウが歩くたびに上下に揺れて、なんか遊園地の
 ゾウみたいでした。(笑)

 ある意味遊園地の象は本物を忠実に再現していると言える?!

 そのあと、近くの食堂で食事して夕方アユタヤー駅へ。
 そこからまた汽車でバンコクへ帰りました。

【3】タイグルメ その@

 タイでは屋台などで食事していれば、ほんとうまくて安いのですが、
 せっかくだからグルメ!ってことで、アユタヤ帰りの夜に来た
 のがタイでは有名なシーフードレストランである
 「ソンブーン・シーフード本店」。

 ここでまたまた有名な料理「カニのカレーソース炒め」を
 食べたのですが、これがまた「バカうま!」
 カニにとろけるようなタマゴ入りのカレーソースがかかって
 いてほんとこの世のものとは思えないおいしさでした。
 (ちょっと誇張しすぎですかな?)

 それでも160バーツ(約480円)だからほんと安いです。

 とタイ1日目とタイ2日目はこんな感じでした。まずタイの
 歴史とグルメを少しかじったところです。


【4】11/8(日) ウォーキング・バンコク

 タイ3日目は、とにかく歩いてバンコクの街を楽しみました。

 まずホテルを出て、ラーマ4世通りから、パドゥン・クルン・カセーム運河
 沿いのクルン・カセーム通りをずっと歩いてラーマ5世騎馬像のある広場へ。

 ここから旧国会議事堂、ドゥシット動物園の横を通ってウィメンマーク宮殿へ。
 この宮殿は赤い屋根と黄色の壁がお洒落な博物館。
 
 また宮殿だけにやっぱり服装にもうるさくて、クツをぬいで襟を正して
 宮殿内を見学。
 そしてバラバラで見ることはできず、ある程度の人数が集まったところで
 英語を話すガイドさん付でまわったのですが、西洋人、中国人、日本人の
 まさにインターナショナルな組み合わせでちょっとびっくりでした。

 でも説明が英語なのでよくわからないぞ・・・ってことで、泣。
 でそれでも邸内の豪華な調度品の数々や展示物をじっくり楽しんで、
 「タイの王室はこんなところで生活していたんだー」と
 国王一家の生活をイメージしてました。

 そしてびっくりしたのは、日本の昭和天皇の写真が飾られていたこと。
 最初見たときは「あれっ?!見た顔だなあ・・。」と思って表札を見れば
 「裕仁天皇」・・・という訳でした。

 静かなたたずまいのウィメンマーク宮殿を後にして、またバンコクの街を
 歩いて訪れたのはバンランプー市場。

 ここはすごく活気があってびっくり。食べ物から着るものから骨董品まで
 なんでも売っていて、なんとインターネットカフェまでありました。

 そして、今度はサナーム・ルアンへ。そこからプラ・チャン通りを歩いて
 プラ・チャン船着き場から渡し船で対岸へ。

 そしてほど近くのシリラート病院内にある「法医学博物館」へ。
 ここは、ホルマリン漬の人間の標本が展示されていて日本人に人気のスポット
 だそう。
 ちょっと過激・・・と思いつつ見学しましたが、やっぱり日本人ばかり・・・
 さすがに写真を撮るというムードでないのでここの写真はありません(苦笑)

 その後、また渡し船でプラ・チャン船着き場に戻り、あとは王宮の横を通って
 ホテルまでウォーキング。

 さすがに疲れてトゥクトゥクを拾おうと思い、止めて値段の交渉
 をすると日本人だと思ってすごくふっかけられて、こちらが現地相場で
 「○○バーツ!」って言ったら逃げられてしまいました。(笑)

 でも歩いたおかげで道も覚えたしよかったと思います。。
 それで、ずっと歩いていたらチャイナタウンに。
 雰囲気は中国そのもので、「あれ〜?!ここはバンコクじゃなくて
 北京〜?!」といって趣にて。(笑)

 そして、この日は歩きつかれたので、ホテルに帰ってぐっすりでした。^^

【5】11/9(月) エメラルド寺院と暁の寺院、そして・・・

 もう最終日・・・。
 なんだかあっという間のタイなのですが、最も有名な寺院をまだ見ていない
 ってことで、朝からじっくり見ることにしました。
 
 ☆ワット・ポー

 まずホテルからタクシーで、ワットポーへ。
 ここで超有名な大寝釈迦仏を拝みました、圧倒される程の大きさにはただ感服。
 
 その後、黄金の本尊も拝んでワット・ポーを制覇です。^^

 ☆ワット・プラケオ

 ワット・ポーの次は、隣の「ワット・プラケオ(王宮)」へ。
 まず入り口の3つの黄金の塔に圧倒され、とにかくキラキラと輝いている
 ものすべてがきれいでほんとびっくりしました。

 ここはタイで最高級の格式を持つ寺院でいわば王室御用達。
 本尊のエメラルドブッタは現タイ王室の守護神でもあるという訳です。

 そして、その後、おみやげを買ったりするので一緒にまわっていた
 友達と分かれて行動することになりました。

 ☆ワット・アルン

 自分は対岸のワット・アルンへ。

 うーん・・・ここでちょっと失敗してしまい、水上バスに乗るつもりが、
 なぜか観光船をチャーターしてしまい600バーツ(約1,800円)
 もとられてしまいました。

 でもここまで来ておいてワット・アルンを見ずに帰るのは心残りだった
 ので今回は目をつぶるということで・・・・。(笑)
 
 それでワット・アルン(暁の寺)。こちらもなかなかのもの。
 これでタイの有名寺院はすべて抑えたということで、またチャーターした
 観光船で王宮りました。

 ☆タイの小物ショップ「クン・デン」

 その後、トゥクトゥクを拾いおみやげを買うためにサヤーム・スクエア
 にあるインドラ・リージェンドホテルのショッピングアーケードにある
 小物ショップ「クン・デン」へ。
 
 でもここではまり、どうも言い方が悪かったようで、トゥクトゥクの
 おじさんはぜんぜん違うところに・・・。

 結局、また説明してどうにか目的地にたどり着いたのですが、
 最初から素直に「インドラ・リージェントホテル」と言えば良かったのでした。

 「クン・デン」はキルトやシルクを使ったセンスのいい、小物
 (ポーチ、キンチャク、手提げ、リュックなど)を売っているお店で、
 なんだかどれもこれもすごくきれいで欲しくなってしまう程。
 とりあえず、手ごろなポーチを大量に買い込み、あとはキンチャクなど
 を数点。

 ☆トゥク・トゥク

 「クン・デン」で山のようにおみやげを買いこんで、ご機嫌で
 またトゥクトゥクをつかまえて次の目的地「ワット・トライミット」へ。

 でもここでアクシデント!なんと自分の乗っていたトゥクトゥクが
 横ななめ後から車に追突されてしまった・・・。
 「バキッ」という鈍い音がして、衝撃はたいしたことなかったのですが
 ドロよけがグニャグニャになってしまうという惨事。
 
 運転手の若いおにいさんが、ぶつけられた時はちょこっとその部分を
 確認して、再び何事もなかったように走り出したのですが、
 目的地に着いてから泣きそうな顔に・・・。
 やっぱり自分の車はすごく大事にしているんだろうし、なんだか
 気の毒でした。
 (という訳で持っていたドリンクをトゥクトゥクのお兄さんに
  プレゼントしておきました・・・)

 ☆ワット・トライミット

 タイでの最後の観光は、「ワット・トライミット」。

 ここは、チャイナタウンの中にあり、ちょっと変わった由来があって
 見てみたかったもの。

 その由来というのは、廃寺に打ち捨てられていたみにくい漆喰の仏像
 があったが、やがてワット・トライミットの本尊として迎えられる
 ことに。
 しかし、このみにくい仏像は図体のわりに重量があり、とりあえず外に
 運んだもののつり下げたクレーン車が壊れてしまう・・・・。
 その場で作業員は移送をあきらめて家に帰ってしまい、仏像はおりから
 の雨の中に一晩されされることになる。どこまでも見捨てられる
 かわいそうな仏像・・・。しかし翌朝、作業員が再び移送を開始しよう
 と近づいてみると、雨ではがれた漆喰の中から黄金色の光がにじみ
 出ているのに気づいて仰天。そこで初めて人々はその内部に美しい
 仏像がかくされていることを知った・・・。
 
 この黄金仏は「何事も見かけだけで判断するのはよくない」という
 無言のお説教までしてくれる偉い本尊。

 という訳であやかりたいと拝んできました。^^

 ☆タイグルメA フカヒレとツバメの巣♪

 ワット・トライミット参詣のあと、チャイナタウンへ行き
 フカヒレのお店「南星燕翅樓」へ。
 
 ここで、フカヒレスープと燕の巣を食べてグルメ第2の野望を
 果たしました♪

 フカヒレスープはフカヒレたっぷりでおいしいし、ツバメの巣もあまくて
 最高。
 正直なところ、フカヒレというものをここまで大量に食べたのは初めてで
 さらに燕の巣は生まれて初めて食べたのでした。

 とにかくおいしくて大満足の後、チャイナタウンをぬけてホテルへ戻りました。

 ☆最後の食事

 そんなこんなで夜になって、ホテルへ帰ると友達が先に帰っていたので
 一緒に夕食をすることに。

 ホテルの近くの屋台に近いようなお店で、トムヤムクン、チャーハン
 、ヤキソバを食べました。それにしてもタイはゴハンがおいしい!

 こんな大衆食堂で、お皿やハシにヒビが入っているような店でも
 中身は一流の味と変わらないというのがなんともびっくりでした。

 ☆帰国

 20時30分。
 ホテルにガイドさんが迎えにきて、ドン・ムアン空港へ。
 無事、エアー・インディアにチェックインして帰国の途につき
 翌朝、新東京国際空港に到着して楽しかったタイの旅が終わりました。

               *** タイ旅行記 完 ***

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